トゥ・ザ・ワンダー

劇場公開日:

トゥ・ザ・ワンダー

解説

「天国の日々」「ツリー・オブ・ライフ」の巨匠テレンス・マリックが、フランスとアメリカを舞台に、男女の愛の移ろいを美しい映像とともに描きだしていくドラマ。フランスにやってきた作家志望のニールは、モン・サン=ミシェルで出会ったシングルマザーのマリーナと恋に落ちる。10代で結婚し、娘をもうけたものの、夫に捨てられ絶望の淵にいたマリーナは、ニールとの出会いで心が救われる。2人はアメリカへわたり、オクラホマ州の小さな町で暮らしはじめるが、時とともに情熱は失われ、ニールは幼なじみのジェーンに心惹かれはじめる。ニールとの関係に苦悩するマリーナは、町の人々に慕わるクインターナ牧師に悩みを打ち明けるが……。「アルゴ」で監督としての評価を確たるものにしたベン・アフレックが俳優として主演を飾り、オルガ・キュリレンコ、レイチェル・マクアダムス、ハビエル・バルデムと共演する。撮影は「ニュー・ワールド」「ツリー・オブ・ライフ」に続きマリックと3度目のタッグとなる名匠エマニュエル・ルベツキ。

2012年製作/112分/G/アメリカ
原題または英題:To the Wonder
配給:ロングライド
劇場公開日:2013年8月9日

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映画レビュー

4.0世界観

2022年4月3日
Androidアプリから投稿

知的

難しい

幸せ

この映画は結構凄いものに思えた。
ストーリーの細かいところまでは分かりにくく、ボソボソした詩的な語りが最後まで続くので、独特の雰囲気と共に何やら圧迫感を感じ、籠もった感は受ける。
でも、ひとつの世界観をそのまま映画にした、という視点でみると、けっこう凄い作品かなと思える。
映画って、こんな事もできるんだな、と興味深く感じた。

この映画の、光が織りなす様々な光景は、息を呑むほどきれい。留まっているのではなく、移ろう瞬間的な美しさ。私達は、こんな感動的な瞬間を感じることが多かれ少なかれある。

この美しい瞬間の積み重ねの流れの合間に、男女の現実的なストーリーが挟まれてくる。このストーリーは、光溢れる映像のように美しく、とはいかず、泥臭く、生臭い。そのギャップに違和感を感じる。でも、そのギャプこそが、この映画の面白さであり、この作品の世界観かもしれないと思う。

わたしたちは、幸福感で世界が光り輝いるとさえ思えるような時もあれば、自分や相手の身勝手さに下を向き、暗く陰鬱な日々や荒々しい日々を過ごすこともある。
人間のしていることは所詮そういったことの繰り返しなのだろう。
光はいつも注がれているのに、いつもフラフラし、光に近いたり離れたりしてするのが、人間の性なのだろう。

後半には、神を待ち焦がれる神父の辛さが語られている。神父は人間の苦しみへの救いの手を求める。これも人間の側の思わくであって、すぐそこにある世界とのすれ違いだ。

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あま・おと

1.0劇として

2019年4月11日
iPhoneアプリから投稿

人間の垢まで儚げに映すものだから堪能出来ない。
多少の破綻で覆る世界でも無いのだから、もう一段降りてきては如何ですか。

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たろっぺ

2.0まあ、、、

2016年8月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

テレンスマリックぽいというか、、、
美しい映像はわかるのだがいかんせんストーリーが不親切すぎる。長回しを多用するならその意図がわかるように話をわかりやすくしてほしい。

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minto

3.5深い

2015年9月20日
iPhoneアプリから投稿

ただただ深い映画でした。
説明的でなく
こちらにも考えさせばがら
淡々と進む…
愛のリアルを感じます。

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ホロッチ