7500(2014)のレビュー・感想・評価
全21件中、1~20件目を表示
駄作は再起のきっかけ…?
自身の代表作のハリウッド・リメイク版でハリウッド・デビューも果たした清水崇。
ハリウッド進出初のオリジナル作品となった2014年の監督作。
近年再び調子を取り戻した感のある清水崇だが、う~む…。こりゃ暫くの不調も分かる…。
ロサンゼルス発東京行きの旅客機、7500便。
それぞれ事情を抱える乗客たち、乗務員たち。
乱気流で機体が激しく揺れる。
その直後、乗客の一人が吐血し、悶え死する。
乗客の不審死や行方不明が続く。
旅客機内で何が起きているのか…?
超常現象か、清水印の呪いか、新型ウィルスなどの現実的恐怖か…?
散々期待を煽っといて、こりゃ酷い。
話はつまらない。
チープなB級ホラーの域を出ていない。
誰一人感情移入出来ないバカ登場人物たち。
暗い画面が多くて苛々させる。
そのくせこけおどし的な大音量やショック演出に辟易。
それでもオチで驚かせてくれたら良かったんだけど…、まさかの某映画の劣化パクり。
死は命の一部。
一秒だって無駄に出来ない。
…なんて劇中で大層な事言ってるけど、本当にそう。
この映画を見るより有意義な時間の過ごし方があった筈。
Jホラー・マスターが聞いて呆れる。
でも、こんな失敗があって、今また何とか再起したと思えば…。
駄作は再起のきっかけ…?
なにもかもが中途半端に感じて
ホラー演出は必要だったか?
???となる部分はある。
終わってみれば、「なるほどね。」となるんだけど。
ただし、人が突然消える部分とかは、『呪怨』の伽椰子様まんまなんだよね。
これも、納得出来るんだけど、ジャパニーズホラー式演出が必要だったのかについては、ちょい疑問。
洋式的なやり方もあっだだろうに。
か、サスペンスかミステリー風でもよかったのかも。
オマケで付け加えれば、上映時間の割には、長く感じた。
テンポが悪いのかも。
これはひどい
意外と面白い
「呪怨」という過去の栄光にすがる哀れな駄作。
カッコいいのはポスターだけ。
ロサンゼルス→東京行きの飛行機にて巻き起こるパニック・ホラー映画。
離陸前に乗客の自己紹介時間もあり、作品に対する怪しい雲行きは序盤からありました😝
飛行機内で巻き起こるホラー話ですが、低予算作品というのが前半から丸出しでしたので、映像には期待せず。
「では内容で勝負してくれるのだろうな?」と思ったが、コテコテのアメリカ人設定&飛行機内のドラマで盛り上がる事が終始無かった。
売りであるホラー部分も緊迫感は無く、ラストのビックリネタも何処かで観たホラーネタ。
1番この作品をシラケさせたのは登場する三流俳優陣だろう。誰も印象に残らない。
TVドラマの様な映画を掴まされました。
プレシディオ恐るべしww
「オーバーロード」の様な意外に楽しめる映画もあるのに、こんな楽しめない映画もあるw
振り幅大きいっすよ!!
だけど、陰ながら応援しますよ。(大作以外を地方劇場へ運んでくれるのだから)
「シックス・センス」?
暇だったのでTSUTAYA TVで面白そうな作品を探していて偶然見つけて観始めたのだが、清水崇が監督を務めていたとはまったく知らず、エンドロールを見て初めて知った次第。
言われてみれば、確かに清水崇っぽい作品だ。テイストとしては、ナイト・シャマランの「シックス・センス」の相似形か。
最初は密室殺人ものかと思いつつ見ていたら、途中から何となく展開が予想とは違うあらぬ方向へ……正体不明の「白い手」が登場するに至って、これは完全なるホラー作品であると認識。登場人物がみな個性的で、誰が仕掛けた謎なのか気になって仕方がなかったのだが、もはやそんなことは問題ではなくなってしまった。
予想の斜め上を行く驚愕のラストに開いた口がふさがらない。賛否両論真っ二つにわかれる問題作なのではないか。監督が清水崇であることを踏まえれば納得の展開&ラストかもしれないが、シリアスな密室殺人ものを期待する人にとっては、とうてい納得できない展開だと思う。謎が謎として残ったまま。すべての謎が論理的に解明されるわけではないので、「いったいあれは何だったんだ」という釈然としない思いが残る。
まぁ〜こんなもんでしょう
こちらの予想をサクッと裏切る爽やかさすら感じる低予算航空スリラー
ロス発羽田行7500便。乱気流で機内が騒然となった後、機内に怪しい木箱を持ち込んでいたビジネスマンが吐血しながら急死。やむなく2階客室を閉鎖し遺体を安置するがその後も奇怪な現象が続発、疑心暗鬼となった乗客とCAが調査を始めると・・・。
スプラッタ描写満載のパニックホラーを期待していたわけですが、機内上映のディスプレイでTV『トワイライト・ゾーン』の"上空2万フィートの悪夢"を映す等様々な伏線を張り巡らせ、またショッキングな描写もほとんど見せないで焦燥感を高まらせた後に持ってくる展開がこちらの予想をさっくりと裏切る、もはや爽やかさすら感じるスリラー。まぁアノ映画と同じオチでは?と言われるとそれまでですが。
エンドクレジットが異常に短いことからも窺い知れる低予算な作品なるも、巧みな演出で飽きさせないのは清水崇監督の手腕かと。ただ最後のカットは正直蛇足だと思いました。
ホラー映画に求めるもの。
ホラー映画に何を求めるか。
これは人によって様々であろうが、僕は、パズルのピースがピタッとはまる瞬間を見せてほしい、ホラー映画こそ理詰めで作ってほしいと思っている。
清水崇がこれまで手がけてきたホラー、主に「呪怨」であるが、それなりに理詰めでつくってきたのではないかと思っている。説明的になっている部分も含めて観客に親切な映画であった。
で、本作だが、クレイグ・ローゼンバーグの脚本はよくできていた。ああ、あのときにすでに、という感覚がよく出ていた。しかし、理詰めであったかというとそこは疑問である。思わせぶりな描写が多数あって、それが伏線なのかなんなのかわからないままエンディングを迎えるという事態になっていた。
ホラー映画は単に怖がらせる、お化け屋敷的なものでいいのか。そこを考えさせられる一作になった。
全21件中、1~20件目を表示