劇場公開日 2014年5月24日

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ぼくたちの家族のレビュー・感想・評価

全80件中、41~60件目を表示

4.5こういう時こそ笑おうよ

2015年1月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

小さな会社を経営する父。
元引きこもりだった長男は企業勤務で妻が妊娠中。
ちゃらんぽらんな次男は大学留年。
東京郊外に暮らすごく普通の家族。
そんな家族の中心は、いつも明るい母。
所が最近、言動がおかしい。
病院で検査すると、脳腫瘍で余命一週間と宣告される…。

早見和真の実体験を元にした小説を、石井裕也監督が映画化。
話題作続くが、これまた手堅い手腕を遺憾なく発揮。

母の余命宣告をきっかけに、出るわ出るわの家族の問題。
父の会社は経営難、父母合わせて大借金。
家族はとっくに崩壊していた。
父は頼りにならず、長男と次男で何とかしなくてはいけない。
崖っぷちの状態で、母の再検査と受け入れてくれる病院を探す…。

話的にはよくある家族の崩壊〜再生物語だが、実にきめ細やかに描かれていて見入ってしまう。
病状が悪化した母は家族への本音を吐露。父や息子たちは耳が痛い…。
長男に至っては「あなた誰?」と忘れられ、さらには妻に尻に敷かれていている。
かなりシビアな面も。
このシビアさからの、感動への昇華が絶妙。母を救おうとする事で、バラバラだった家族がまた一つになっていく過程には、誰もが感情移入してしまう。
病院を探す次男に訪れる、ラッキーナンバー“8”とラッキーカラー“黄色”には結構ウルッとなった。
悪い事ばかり続く訳じゃない。

キャストは皆、名演!
妻夫木聡は、真面目だけが取り得だった長男が吹っ切れて、家族の為にがむしゃらに奔走する姿を見事に体現。
池松壮亮は、いい加減なように見えて、根はしっかりしている次男を好演し、ひときわ印象的。
長塚京三のダメ親父振りも巧みながら、原田美枝子が言うまでもなく巧い。病状が悪化し子供のように無垢になる様は可愛らしくもあり、宣告された時の叫びは悲痛。

誰もが、家族の一員。
誰にも、降りかかる出来事かもしれない。
長く共に過ごしていれば、そりゃあ問題も発生する。
そんな時、母の言葉が心に残る。
「こういう時こそ笑おうよ」

ごく普通の家族の物語こそ、万人が共感出来るドラマになる。
こういう家族モノが好きな自分にとっては大当たり!
後味も良し、自信を持ってオススメの、家族ドラマの良作!

(竹内力がプロデュースしている事にも驚き!)

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近大

4.0男は群れたら強いんだよ!

2015年1月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

素晴らしかった。テーマとか扱ってる題材は重く、暗くなってしまいそうだけど、すごく良いバランスでとても気持ち良い映画だった。
男たちは全員違う方向を向いて、てんでバラバラのように見えたけど、母親を通すととても素敵な家族が出来上がっていて、池松壮亮の涙にグッと来た。この家族全員を抱きしめてあげたくなった。
生きにくい世の中で人生には辛い事や悲しい事がたくさんあるけど、この映画のように暗くならずに、だからと言って現実逃避せずに必死に、だけどバランス良く人生を渡って行ければ良いな。
家族を支えるために全てを背負って、自分は壊れそうなのに頼り甲斐のある兄貴でいようとする妻夫木聡も、何も考えてなさそうでヘラヘラふらふらしていて、だけど一番母親と家族を思って行動する弟、池松壮亮も素晴らしかった。親父はこんな親父でも良いじゃん!今まで頑張って来たんだもん。と父親の立場だと思ってしまう。

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奥嶋ひろまさ

4.0主人公の清々しい「悪あがき」

2015年1月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

崖っぷちの主人公が、開き直ってがむしゃらに前に進む事で状況を打開して行く。「悪あがき」という台詞に凝縮された、主人公の前向きな行動が、暗くなりがちな展開を公転させている。
こうした展開は、『川の底からこんにちは』でも石井裕也監督は描いているが、本作ではさらに洗練された感がある。
もう一つ言えば、主人公兄弟を演じた妻夫木聡、池松壮亮の二人の演技がとても清々しく良い。ダメな父親を演じる長塚京三、記憶を失っていくほどに若々しさを表現した原田美枝子も良い。
昨年、同監督の『舟を編む』が各映画賞で絶賛されたが、個人的には本作の方が好きな作品である。

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CRAFT BOX

3.5

2014年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

家族の絆を深く感じとれた作品でした。
しんみりと柔らかい作品でした。
妻夫木聡さんの演技はいつも頭が下がります

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ATOM

3.0実力派揃い

2014年11月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

バラバラになった家族が再び元どおりになるのは簡単なことではないけれど、それでもやっぱり家族。
妻夫木聡の"何かを背負っている"感、そして池松壮亮の飄々とした役柄とは裏腹な圧倒的存在感。さすが。

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Natsumi

3.0よかった

Kさん
2014年8月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

親に対しての気持ちとか
今後どうしていくべきか
考えさせられました。

家族の問題にも目を背けずに
これからも向き合っていきたい
改めてそう感じました。

池松君がいい味だしていました(笑)

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K

3.5現代邦画の良心。

2014年7月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

幸せ

邦画若手監督の希望の星、石井裕也氏による、「老い」と「家族」の物語。

誰もに起こりうる、正答の無い問題を。
重軽のバランスを本当に上手く取りながら、
繊細で丁寧な物語を紡いだのは相変わらずさすが。
その分「家族」に縁の無い自分に、観ていて辛かったのは良作の証拠だと思う。
自分が長男だから、余計にね…

そんな長男役の妻夫木氏の力を再確認出来たのも嬉しい一本。

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レビューも書かない阿呆からのフォローは迷惑千万、好きこそモノのヘタレなれ

4.0身につまされました。

2014年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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ウッキィ

4.0感動しました

2014年6月24日
スマートフォンから投稿

泣ける

事実、ありそうな事で、ドキドキと見入ってしまいました… 兄の責任感の強さと 弟のひたむきさ… こんな家族もありかな…

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an

4.0いろいろ思い出した。

2014年6月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

母親が重い病にかかり、家族が結束する。
我が家にもあったことなので、身につまされながら観ていた。

我が家は、僕が長男だが、劇中の浩介ほど僕はしっかりしていなく、流れに身を任せるしかない状態であった。その分ふたりの妹が頑張ってくれた。

母というのは家族の要である。家のことをいちばんよく知っている。家族のことがいちばんよくわかっている。
その母に倒れられたら、家族は立ち往生である。

映画では、母の治療をあきらめた病院に対して、自分たちで、セカンドオピニオンを求めて病院をまわり始める。

セカンドオピニオン。
耳がいたい話である。

石井裕也監督。若き巨匠の域である。

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mg599

5.0ポジティブになれる映画。

2014年6月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

池松壮亮くん目当てで観に行きました。
6/7に新宿ピカデリーであった舞台挨拶にも行きました。

2回観たのですが、1回目に観た時よりも2回目に観た時の方が涙が出た。
最初がとてもネガティブな分、どんどんポジティブになっていける映画だったから、涙有り、ハッピーエンド、気持ちがほっこりするような映画だと思った。
家族って大切だなって思える映画だった。

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せぶん

4.0綺麗事だけじゃない、これが〝家族”。

2014年6月17日
PCから投稿

泣ける

悲しい

難しい

【賛否両論チェック】
賛:母親の病気が発端となり、様々な現実を突きつけられていく様子がリアル。それでも、どこかで相手のことを思いやれる家族の愛に、また感動。
否:展開はややご都合主義か。BGMなんかも少なめなので、興味がないと眠くなるかも。

 こうした家族の再生の物語は結構ありますが、この作品では、決して綺麗事だけでは語れない「金銭」の問題も、真正面から描かれています。そんな中、一見ひょうひょうとしている俊平が、実は1番母のことを心配していたりとか、どこかでちゃんとつながっている家族の愛が、また感動を誘います。
 展開はややご都合主義的な感も否めませんが、現代の日本には避けて通れない問題がしっかりと描かれている作品ですので、家族を愛する全ての皆さんに、是非観ていただきたい映画です。

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映画コーディネーター・門倉カド

3.5しみじみ見ちゃった

2014年6月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

突然、母に一週間の余命宣告。えっと思うけど、よく考えると何処にもありそうな、いつ身近に起きてもおかしくない話。そんな中、夫婦、親子、兄弟、嫁、それぞれの立場や関係がどうなるか、どう変わるか。
ブッキーが、そういうありふれた日常を静かに演じている。

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こばりん

5.0ここ1番かも

2014年6月6日
iPhoneアプリから投稿

泣ける

笑える

家族それぞれの個性がすごく面白かった
いいとこも悪いとこも愛しくなる
クスッと笑えて感動して、テンポもよかった
池松くんが演じる弟が可愛かった
ストーリーはツッコミどころもなくはないが、すごく好きな作品!

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fffm

4.0見事にやられました・・・

2014年6月5日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

次男を演じる 池松君が大好きで観たこの作品

やられました。
私も2人の息子を持つ母親
私も同じく4人家族

家族持ちには たまらない映画ですよ、これは
共感しまくって ハンカチが手放せませんでした。

みなさん 演技もとても良かったです

兄弟の長男 次男の性格が見事に描かれてました

池松くんの演技も素晴らしかった
今 テレビで放映中の「MOZU」での殺し屋とガラリと違う演技に
感激しています
池松君 これからも 楽しみです

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ともちん

4.5おやたちの負債。

2014年6月4日
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鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

難しい

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ハチコ

5.0映画館であんなに涙が溢れたのは

2014年6月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

映画館で1人で鑑賞。
普段、感動作だと呼ばれる映画を見ても、心にぐっとくることはあるものの、涙をこぼしたことは記憶の限りでは、1度もない。
そんなに冷めた自分でさえ、この映画では気持ちが溢れて涙がボロボロこぼれた。

たぶん自分の境遇と少しだけ似ていて、映画に対して共感が深まったからなんだとおもう。
うちも映画の中の家族と同じく男2人兄弟の4人家族。自分の場合は、地元の山梨に出来の悪い兄がいる。昔から親には迷惑をかけっぱなしだった。しかも、兄弟そろって未だに結婚もしていない。幸いにも、うちの両親はまだ元気で暮らしているので、早く親に孫の顔を見せてあげたいという思いが、なんだかこの映画を見てさらに深まった。

術後に、父親と兄弟で「良かった」と安心するシーンにとても感動した。それ以外にも、いい場面がたくさんあった。生涯で好きな映画の一つとなった。

この映画を親に対して、特に母にすすめるのは抵抗あるが、兄貴にはすすめてみたい。彼が何かを感じとってくれたらと。
あまり普段会話しないから、どうやって話そうか考えてみる。

ただ、この映画、山梨ではまだ上映していないようですね。今後人気が出て上映されるようになることを期待します。

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ぴぴnew

3.5池松>妻夫木

2014年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

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突貫小僧

5.0石井裕也監督 スゴすぎ!

2014年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

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shinematsuyama

5.0難病ものの紋切型ではない。ひねくれ者も必見。

2014年6月1日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

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だいず