ぼくたちの家族のレビュー・感想・評価
全79件中、1~20件目を表示
緩く甘い。そして長塚の下手演。
緩く甘い。
家族たる実は浅い人間関係に一定程度は予め執着する人だけで構成された家族の再生譚。
進む程に患者が陽気に成る奇病を設定として映画の明るさを維持する無理は買おう。
長塚の下手演不機嫌のウザさが幾度も感情移入を拒んで幕。
石井裕也はここ数年で漸く良く成った。
母親が認知症になって大変だと思っていたら事態はもっと深刻だった。 ...
母親が認知症になって大変だと思っていたら事態はもっと深刻だった。
父親は全然頼りにならない、弟はまだ大学生、自分はこれから子どもが生まれ、金に余裕はない、さらに両親に多額の借金があることが発覚。
長男のストレスは計り知れない。
それを癒してくれたキャバ嬢のアリスちゃんが隠れた功労者か(笑)
母親が「悪性リンパ腫」と診断されて喜ぶのもおかしな話だが、少なくとも希望の光が見えたということでハッピーエンドかな。
変に深刻過ぎる気がする
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主人公は学生の頃ウツになった経験があり、弟はまだ学生。
父親は事業をやっているみたいやがダメ男で頼りにならなかった。
そんな折、母親が脳の病気で余命宣告される。
しかも記憶を失いがちで、主人公のことも忘れてしまう始末。
病院からは、死ぬの確定やから余生は家で過ごせとか言われた。
カルテ類をもらって兄弟で受け入れ先の病院を探し歩いて見つけ、
しかも治せる可能性があるということになり終了。
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あんまりこういうクサい家族ものって好きではない。
母親の病気もそこまで受け入れられないものなのか?
おれは論理的な弟の考えに近いと思った。
余命1週間なんていう宣告が実際にあるのかと思った。 本人には知らされないが 夫(長塚京三)、長男(妻夫木聡)、次男(池松壮亮)はそれぞれパニックになる。
動画配信で映画「ぼくたちの家族」を見た。
劇場公開日:2014年5月24日
2014年製作/117分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
妻夫木聡
原田美枝子
池松壮亮
長塚京三
黒川芽以
ユースケ・サンタマリア
鶴見辰吾
板谷由夏
市川実日子
母親・玲子(原田美枝子)は物忘れがひどくなり、
病院で検査を受けると、
末期の脳腫瘍で余命1週間と宣告される。
余命1週間なんていう宣告が実際にあるのかと思った。
本人には知らされないが
夫(長塚京三)、長男(妻夫木聡)、次男(池松壮亮)はそれぞれパニックになる。
その上、母親の隠れた借金300万円が見つかり、
夫が経営する会社の負債も数千万円有るという。
病院の治療費はどうするのか?
今後家族はどうなるのか?
その後家族はセカンドオピニオンを求めて奔走する。
多くの病院に断られ、
見放された家族だが、
再検査してくれる病院を見つけることができた。
そして、その病院で再検査した結果とは?
原田美枝子は「百花」(劇場公開2022年)でも同じような役柄を演じた。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
不器用な家族。バラバラになっていた家族が母親の病気によって1つにな...
不器用な家族。バラバラになっていた家族が母親の病気によって1つになっていく。
やっぱり人間、何か壁に当たった時にそれまで避けてきたものに気づくのかなぁと思ったり。
それでも家族それぞれが変わろうと動いていく姿がよかったし、長男役の目に光が差していないような暗かった妻夫木くんが除々に笑顔を見せるようになっていく姿が印象的で、その笑顔が全てなんだろうなって思った
絆の復活がうれしい
母の病気に際して、家族のきずなが戻る話で、困難な状況に立ち向かう力を感じた。
根底には、それぞれが愛情のある家族だからこそ、団結して立ち向かえる。
観終わった後、元気に生きている母を思い出した。
三人の男たち
母の病気をきっかけに兄弟親子の関係が徐々に深まっていく。兄の真面目さ 弟のいい加減さがある意味いい感じでお互いの良さを認めあう。助け合う 頼りなかった父も父なりにしっかりして男達三人が一つになっていく
母の愚痴や想いとか本音を聞いた息子達の母を助けたいという気持ちに感動です。それぞれの心情を上手く表していて家族の優しさ暖かさを感じた作品。
妻夫木がこれまでと全然違うキャラ。池松もいい。原田も可愛い。お父さ...
妻夫木がこれまでと全然違うキャラ。池松もいい。原田も可愛い。お父さんも最低な感じがいい。
石井はいつもどうしようもない大変な状況の家族たちを描く。
あまり一人で抱え込むなよ、また引きこもっちゃうぞ。
池松、泣くとこがいい。脚本、よくできてる。
ハワイアンダンスの踊り方から何から。兄弟は敵対意識もあるから、実際に逆を行く。
石井は、逆境の只中で、人が立ち上がり、立ち向かい、敵対もするけど連帯し、といった、実際の体験を生きてきた人、それを信じてる人なのかもしれない、彼の映画を見るときにいつも与えられる希望。人間の力強さ。それを喜び合う仲間。
家族に乾杯
久々に2度目の鑑賞
原作未読
元々のタイトルは『砂上のファンファーレ』だったが映画化で同じタイトルに改題された
原作の母親は病気で亡くなっている
家族の物語
父親役に長塚京三
母親役に原田美枝子
長男浩介役に妻夫木聡
次男俊平役に池松壮亮
父と母は山梨の自宅に住んでいる
父は会社を経営しているがうまくいってない
自宅のローンや経営難などで多額の借金を抱えている
長男は元引きこもり
独立して東京で働いている
孕っている嫁・深雪(黒川芽衣)がいる
嫁は自分で自分を深雪という
次男は大学に行っていない大学生
3人の中では一番しっかりしている
母が余命一週間の脳腫瘍と診断された
病気の影響で認知症のような状態になる
諦めたくない家族は母のために奔走する
実は脳腫瘍ではなくリンパ腫だった
浩介の職場の上司役にユースケサンタマリア
俊平のバイト先のバーの常連客京子役に市川実日子
リンパ腫かどうか検査入院してくれる病院を紹介した医者役に鶴見慎吾
検査入院を受け入れた医者役に板谷由夏
インディーズ時代からポンコツな人々を描くことに関しては定評がある石井裕也監督
だけど彼に悲劇は似合わない
だからラストは一応ハッピーエンドになった
病院の待合室で母親が話をするわけだがそれを3人が聞いているシーンが印象的
茶番
ひどい映画を観させられた
人の生き死にをなんとなく涙誘う構成で軽く扱って
ご都合主義全開のハッピーエンドでちゃんちゃん
借金背負っても、大病抱えても、
いろんな問題抱えながらも
一生懸命生きて悩んでる人たちを馬鹿にしてる
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<あらすじ>
自営業を営む父
専業主婦の母
元引きこもりの長男、妻は身重3ヶ月
母に小遣いをせびる次男は大学を留年している
突然様子がおかしくなる母
脳に複数の大きな腫瘍があり手の施しようなし
初診で即入院、余命1週間の宣告
入院費の捻出以前に、
家には1500万の借金があり
自己破産すれば保証人の長男が全被りすることになる
最初の病院の医師はまともな説明もせず
冷たく突き放し、
もう治療は不可だからと病院から追い出そうとする
セカンドオピニオンで病院を回る兄弟
検査次第では治療の可能性があるかも、と
6軒目の医者が
ベッドの空きがありそうな病院を紹介してくれる
紹介先で無事病名が判明、治療できることになる
長男は外資系企業の内定を取ってきて
自己破産しても5年で返済できるという
義母が入院しても心配する様子なく悪態ついてた妻が
夫(長男)の必死さや頼もしさに感化されて
最終的には和解
手術後の母はまるで何もなかったように回復
終わり
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なんだこれ、は?
お金の話して現実味出すかと思えば、
転職決まったからそれでなんとかなる!て。
結局入院や治療にかかる費用は?
そもそも保険だって入ってるだろうに、なにあれ。
バラバラだった家族が
一つになりました感出してるけど、
苦労するの長男だけだもんそりゃあねえ…
脳に大きい腫瘍できてて
一切の麻痺も障害も出ずに
術後あんなぴんぴんしてるのとかも
本当なら奇跡的だろうに、あまりに非現実的すぎて
最初の病院の医者はまじで胸糞悪いし、
病院紹介してくれた医者も
紹介できるつてあるのに
最初は満床だからって追い返そうとするし、
手術してくれた医者も
ちゃんと病状やリスクの説明してない様子で
なんかカッコつけてるし。
実際医者は感じ悪い人も多いし、
患者に知識がないと思って
点数稼ぎの処置しかしないような人も全然居るけど、
あの描き方はちゃんと仕事をしてくれている
多くの医療関係者に失礼すぎないか、と思った。
市川実日子をあんなちょい役で使うのも
なにのために?必要だった?すぎた
本当に気分悪くなる映画だった
【平穏だと思っていた家族が抱えていた様々な問題。喪失から再生していく家族の姿の強い絆を描く。沁みます。】
[若菜家の人々]
小さな会社を経営する克明(長塚京三)と玲子(原田美枝子)は東京郊外の一軒家に住んでいる。
長男、浩介(妻夫木聡)は大手電機メーカーに勤め、妻の深雪(黒川芽衣)は妊娠中。
次男、俊平(池松壮亮:この人は悪気なく、ふらふらしている人を演じさせたらピカイチである)は大学生だが、留年決定・・。
ー次男を覗いてまずは平穏な一家族であろう。ー
が、物忘れがひどいとこぼしていた母の様子がおかしくなる。(観ていて、心がざわつく。)
痴呆症状を見せる母は、過去も含めて家族に対する不満を言い始める。うろたえる男達・・。
次々に発覚する父と母の多額の借金。父は会社の借金と家のローンで6500万もの借金を。母もサラ金から300万。うろたえる息子達。
-この辺り、観ていて辛い、とともに私の親族は大丈夫か、と心配になるー
が、ここからの”ダメだった”男たちの奮闘ぶりに救われる。涙する。家族はそんなに簡単に”繋がり”を断ち切ってはいけないのだ!、と観ながら心の中で呟く。俊平の明るさに救われる・・。
<石井裕也監督が、身近に起こりうる親の痴呆、借金問題を題材にして、家族の強い繋がりを描いた秀作>
<2014年5月25日 劇場にて鑑賞>
安定の石井作品
“ごく普通の家庭”なんてどこにも無いんだと痛感した家族でした。
父は社長だけど経営は火の車で、長男に借金の保証人になってもらう始末。
長男は真面目でもうすぐ子供も産まれるが、
嫁のご機嫌ばかり気にする小心者。
次男は大学を留年し、偶に母に金を無心するボンクラ。
そんな母も、浪費癖で山の様なカードローンを抱える。
家はかなり立派で、車も一応高級車、なのだが、
母の病気で全ての綻びが露わになっていく。
家は豪邸に近いが、場所は山梨の住宅街。
母の本音で、「東京を離れるのが嫌だった」からして、
ガマンしてヤッテンダヨ!、やだ見です。
家の高級車も、外装は傷だらけ、ランプは切れてる。
父はしょっちゅう車のカタログを眺めてる。
現実感の無い男の馬鹿さ加減、やだ見です。
長男は家族の一大事に、俺がやらねば!と気合十分だが、
母の治療費を嫁に相談→産まれてくる子供のお金だ!。
話をすり替えられる夫婦あるある、やだ見です。
次男は散々金の無心を母にしといて、
莫大な母のローンが出てきたら父を責めるという責任転嫁、
やだ見のオンパレードです。
母の明るさだけで保っていた家庭はその明るさを失い、
残された男たちは、露わになった事実に戸惑いながらも、
もがきながら母の復帰の算段をつけていく。
それが滑稽でもあり、感動でもあります。
次男が朝のTVで今日の運勢見てからの1日の行動とか、
男3人で肩寄せ合って泣いてるシーンが正にそうでした。
ラストも希望の持てる終わり方。
次男の池松壮亮がいつもより台詞が多くて良かった。
観終わって、石井裕也作品だと分かり、
やっぱりこの人は外さない事が確認できた映画でした。
繊細に家族の絆を描くお手本のような映画
同い年の石井裕也監督の良くも悪くもこなれた感じは、羨望と嫉妬を覚えるね。『舟を編む』でも見せてくれた人間同士の繊細な心の交流に心が温かくなる。
気丈に振る舞う母、頼りない父、真面目な兄に、チャラいけど優しい弟、すごくユーモラスがあり見ていて微笑ましい家族。特に個人的には、池松壮亮の母に対する接し方や気持ちには目頭が熱くなった。
全体を通して単調ななかで、でも日常ってそうやって過ぎていくよなと思いながら感情移入できる素敵な作品。
観る値打ちのある映画
重い話かなあ、と思わせる序盤。なのに、ラストカットがあのようになろうとは、予想だにできなかった。家族の男、一人一人がかっこ悪く、かっこいい。原田美枝子は天使に見えた。「笑おうよ」
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