劇場公開日 2014年5月24日

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「【平穏だと思っていた家族が抱えていた様々な問題。喪失から再生していく家族の姿の強い絆を描く。沁みます。】」ぼくたちの家族 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【平穏だと思っていた家族が抱えていた様々な問題。喪失から再生していく家族の姿の強い絆を描く。沁みます。】

2020年1月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

 [若菜家の人々]
 小さな会社を経営する克明(長塚京三)と玲子(原田美枝子)は東京郊外の一軒家に住んでいる。

 長男、浩介(妻夫木聡)は大手電機メーカーに勤め、妻の深雪(黒川芽衣)は妊娠中。

 次男、俊平(池松壮亮:この人は悪気なく、ふらふらしている人を演じさせたらピカイチである)は大学生だが、留年決定・・。

 ー次男を覗いてまずは平穏な一家族であろう。ー

 が、物忘れがひどいとこぼしていた母の様子がおかしくなる。(観ていて、心がざわつく。)

 痴呆症状を見せる母は、過去も含めて家族に対する不満を言い始める。うろたえる男達・・。

 次々に発覚する父と母の多額の借金。父は会社の借金と家のローンで6500万もの借金を。母もサラ金から300万。うろたえる息子達。

 -この辺り、観ていて辛い、とともに私の親族は大丈夫か、と心配になるー

 が、ここからの”ダメだった”男たちの奮闘ぶりに救われる。涙する。家族はそんなに簡単に”繋がり”を断ち切ってはいけないのだ!、と観ながら心の中で呟く。俊平の明るさに救われる・・。

<石井裕也監督が、身近に起こりうる親の痴呆、借金問題を題材にして、家族の強い繋がりを描いた秀作>

<2014年5月25日 劇場にて鑑賞>

NOBU