劇場公開日 2024年11月22日

インターステラーのレビュー・感想・評価

全598件中、1~20件目を表示

4.0愛の探求

2024年4月19日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

訳が悪いのかよくわかりませんが、会話のテンポや掛け合いが私の感覚に合わず、ノーランはこんな感じなのかと思ってしまいました。省略の描写も割と大胆で、この展開の早さというか、ジャンプは驚いた。私の理解はとても遅かった。

けれどラスト40分は凄かった。むしろ本作はこの40分だけでいい。これだけでノーランの天才さがよく分かる。そして思い描くイメージの凄まじさよ。

5次元世界では時間が物理的に存在する。
時間が時計で示されているものだけではなく、伸び縮みや複数存在することは、例えばハイデガーやレヴィナスを囓っていたり、体感的にも経験できることではありますが、ノーランはガルガンチュアにおける次元であのようにイメージしていると分かってとても興味深い。

ただそれを主人公の私的領域や家族愛に収束させるのは、ハリウッドのご都合主義や大衆娯楽に傾倒させたきらいがある。それがシネフィルや評論家に嫌われている原因なのかと勝手に邪推するが、別の次元の話なんだから別に楽しめばいいとも思ってしまう。

愛を「人間の発明」として、「観察可能な“力”」とアン・ハサウェイに語らせるノーラン。けれどこれも勝手な邪推だが、ノーランは人間のことを信用していないと思う。他人はもちろん、主観としての〈私〉も自分自身も。徹底的な懐疑。だからカメラや科学、編集といった「技術」に中心的な信用を置きつつ、でも完全には信用できていない。データや数字も嘘をつく。

アメリア
「愛には特別な意味がある(…)私たちには感知できない高次元につながる(…)愛は私たちに感知できる(…)時間も空間も超える(…)愛が未知の力でも信じていいと思う」

ノーランにとって、映画とは愛の探求なのかもしれない。映画も虚構だし、愛も虚構かもしれない。けれどその虚構の果てで私たちは感知できない高次元に繋がり、未知の力を感受できるかもしれない。それを信じて映画で体現したり、つくっているのだと思う。

少なくともノーラン映画をみた私はその力の一端を感受したように思える。アメリアのセリフを重要だと感じて、書き写す私ももしかしたらノーラン同様人間不信であるから、より感受できたのかもしれない。

時間の芸術とも言われる映画。アカデミー賞で監督賞を獲ったら、シネフィルや評論家に受け入れ始めるのかは定かではないが、ショットに流れる時間やショットの連係、イメージの生成を最も徹底的に考えているのはノーランだと思うし、やっぱり凄い。というか評論家は「理論にしばられすぎ」。もっと多くの人にみられ、面白いと言われることは素朴に価値を認めていいと思っている。

「重力」「親子の別れ」「人間不信」「トラウマ」「老いること」。重要なキーワードはみつけたような気がするからもっと探求していこうと思う。

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まぬままおま

4.0IMAXフルサイズで初上映。水の惑星の広大さやワームホールの迫力が大幅にアップ

2020年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

今回の再上映で初めて、日本でのIMAXフルサイズ(画面比率1.43:1)上映が実現。公開当時、海外まで見にいった人からの「フルサイズで見ると別の映画」という感想を目にしていたので楽しみにしていました。
地球での、トウモロコシ畑を車で突っ切りながらドローンを追いかけるシーンからフルサイズの絵力におおっと驚かされて、宇宙に行ってからは確かに公開時に見たときとは別物だと感じられる大スケールの映像が連発。画面の半分ぐらいが灰色の水で覆われた、水の惑星の途方もない異世界感や、ワームホールを使ってのワープなど、フルサイズの画面&大音響ならではの凄みがあって、鑑賞後は宇宙旅行に行ったようなグッタリ感を味あうことができました。
父娘の愛を縦軸にした大風呂敷の物語をSF的な仕掛けで見事にまとめあげ、ラストでエピローグ的に描かれるエモーショナルなシーンに不思議な感動がこみあげてくる作品です。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.5何回観ても心に響く、感動的な映画

2024年11月20日
スマートフォンから投稿

泣ける

時間や重力の不思議、家族への愛など、深いテーマが描かれていて、考えさせられる映画です。俳優の演技力が高く、特に主役のマシュー・マコノヒーが素晴らしいです。感動的なシーンでは、観るたびに主人公と一緒に泣いてしまいます。映像が綺麗で、広い宇宙を見るのも迫力があって、リアルに感じさせるような気分になります。SF映画が好きな方には、ぜひおすすめしたい作品です。

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Kakki

一度見たら忘れられない映画だと思います

2024年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

映像は文句なしに美しく、特にブラックホールや惑星のシーンは一度観たら忘れられません。音楽も緊張感と感動を引き立て、没入感がすごいです。宇宙の広がりを感じるシーンは鳥肌ものです。

ただ、話の内容が少し難しく感じる部分もあります。宇宙の理論や時間のずれなど、科学的な要素が多いので、混乱したところもありました。最後まで集中して観るのが大変なところもあるため、5点満点中の4点にしました。でも、映像や音楽、ストーリーの壮大さは一度観る価値ありです。

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たけしずむ

5.0映画館で観たい!絶対観たい!

2024年11月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

アマゾンプライムで何度も、おすすめに出て来る。もう何度も観ているのに!

素直な私は、またまたまたまた観ました。何度観てもいいね。

ただ、映画館で見逃したのが残念でしかたがありません。

IMAXで再上映されるとのこと、でも、うちの田舎では無理だ…残念だ!

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うさぎさん

4.0ディラン・トマスの詩

sさん
2024年9月14日
スマートフォンから投稿

怖い

興奮

下手なホラーよりこわい
ディラン・トマスの詩が何年も耳に残る

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s

4.0マット・デイモンが悪いやつなのはとりあえずわかった。

2024年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

興奮

今回観るのは三回目だったが、一回だけでなく、何度も観ることで面白さが増していく映画だとあらためて感じた。

一回目→なんかすごい話…、マット・デイモンが悪いやつなのはわかった。
二回目→少しわかってきたが「特異点」って何だ?マット・デイモンが可哀想な人なのはよくわかった。
三回目→壮大なSF映画だが親子の愛を描いていたのね。マット・デイモンは愛に飢えていたのかもしれない。

こんな感じで理解が進んだ。
観る度に面白くなっていく。

あとハンス・ジマーのスコアが素晴らしい。あの曲を聞くたびに「あ、インターステラーだ…」となり、宇宙の壮大さや未知への恐怖、相対性理論を想起し、普遍的な愛と果てしない闇への絶望が一度に襲ってくる。むしろ怖い。
音楽だけに限らず、この映画は何か怖い。それも果てしなく。
でも、それがこの上なく良いのだ。

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タブロー

4.5「未来」を見せる物語

2024年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

興奮

知的

宇宙はどうなっているのだろうか。人類はどのように生き延びるのだろうか。
誰もが一度は考え、想像したはず。
この映画はその答えを教えてくれるわけではないが、「未来」を見せてくれる。

序盤の設定の雑さ、展開の突飛さ、ヒューマンドラマの取ってつけた感は正直否めない。
実際あまりに雑で、30分のところで一度離脱した。
しかし見終わった今でこそ、この映画にとってそれらがあまり重要ではなかったことに気づく。
この映画を観劇するのに必要なのは劇中同様、可能性を信じる力と忍耐力なのかもしれない。
エンドロールが流れた時、確実にいろんな感情が湧き起こる。
(感動なのか、息苦しさなのか、人によってここは分かれそうだなと思った)

現状に満足している人にはあまり響かないかもしれないが、
そうでない人には「未来」を感じさせる、深い余韻の残る作品になりそう。

想像と現実の融合、ノーラン監督はその絶妙なバランス感覚が優れた人だと改めて思わされた映画だった。

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みう

3.0愛とロマンは紙一重

2024年8月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

交互に表現される「宇宙へのロマン」と「家族への愛」。
それぞれの違いを感じるとより面白い。

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なむはぜ

5.0ノーラン作品はやはり最高

2024年7月28日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

久々に見て、号泣しました。
この独特な世界観、難しさもノーラン作品。
ですが、家族愛は非常にシンプルで伝わりやすい作品です。
そこだけでも見る価値はあります。

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ツヅミボシ

3.5面白いのだが

2024年7月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

時空をねじるいつものノーランとも言える。マット・デイモン、宇宙で生死の境を彷徨い過ぎである。

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ouosou

5.0感じたことの無い感動

2024年7月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

宇宙という壮大な大海原に、更なる大地を求めて飛び出すちっぽけな人間という対比がずっとずっと息苦しくて息苦しくて、それが心地よくもあった。
終わったあと何か分からない涙が止まらなくて、自分でびっくりしてしまった。酷く揺り動かされた感情が行き場を失って、ただただ涙として溢れる。人生で初めての体験でした。

こんな壮大な物語に愛で答えを出す、宇宙にとっては取るに足らない小さな使命を持った小さな人間が大いなる愛によって突き動かされ大海原を漂う、理論と情緒の大波にただただ心が動かされました。

父と娘のストーリーではあるんだけどそうではなくて、でもやっぱり父と娘の愛の物語。当たり前ですが、何層にも深掘りすることができる映画はそうそうないでしょう。
人生の中で1番偉大な映画体験でした。

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キャビン

5.05次元世界恐るべし。。

2024年7月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

一般相対性理論を重力波の実証で補完したノーベル賞学者の監修の元描かれる想像を超えた世界観を人間の根幹である愛と共に描く感動作で引き込まれた。重力による時間の歪みによる時間経過等今の世界では想像出来ないが少しずつ量子学の整合性と共に解き明かされる未来が来るのだろうか?その未来の世界では今の世の中は当たり前の様に天動説を笑うのと同じ様に笑われる世の中なのだろう。。

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windfukuchan

3.0持ち上げられすぎ?

2024年7月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

SFと親子の絆を合わせたストーリーが水と油みたいで全然馴染んでないし、展開が早いからか感情移入もできない。映像や音はよかった。

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ta

2.0理系の知識を増強しての再視聴で頭の理解はどうにかできたが、感情と本能は無反応・拒絶状態

2024年6月16日
PCから投稿

うーん、タイトルで全て言い尽くしている感じだけど、ノーラン監督作品は「理系頭の高IQ 者御用達映画」ということなのかもしれないね。

よく出来た映画なのだろうが、文系頭でフィール「感情察知」が主体となるタイプにとっては、またもや「都合良すぎの壮大な虚構大作」としか感じられなかった。

また数年後にもっともっと理系知識をおつむに叩き込んでから再々視聴することにしましょう。そうすれば何もかもスカッと明晰に理解でき、感動できるかもしれないから。笑

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resuwisshu311

4.0新宿ミラノ座で鑑賞

2024年6月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ノーランのうまく説明出来ないが、何故か感動する作品その2。

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ムーラン

4.5物理学や量子力学がからっきしな自分には難しい内容ですが、それを省い...

2024年6月6日
Androidアプリから投稿

物理学や量子力学がからっきしな自分には難しい内容ですが、それを省いてもスケールや物語の壮大さ、宇宙の凄さや恐ろしさを画面越しで見れます。ただただ圧倒され魅せられました。

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個人的トップ映画100

4.5壮大なTHE SF映画!

2024年6月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

興奮

クリストファー・ノーラン監督による壮大なTHE SF映画!
大好きな映画の一つです!とっても面白かったです!

相対性理論や重量の話や5次元の話がテーマで少し難解ですが、
家族愛は普遍かつ不変で、科学では証明できない素敵なものだと感じる映画です。

何度も繰り返し見たくなる映画です。

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鈴木七緒

5.0ノーラン監督作品で、2024年6月でも1番好きだ。

2024年6月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:その他

興奮

知的

萌える

Amazonプライムで二回目を、吹替で観た。
何度でも観たくなる。
Amazonありがとう。

「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督によるオリジナル作品。
世界的な飢饉や地球環境の変化によって人類の滅亡が迫る近未来を舞台に、家族や人類の未来を守るため、未知の宇宙へと旅立っていく元エンジニアの男の姿を描く。

主演は、「ダラス・バイヤーズクラブ」でアカデミー主演男優賞を受賞したマシュー・マコノヒー。
共演にアン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ノーラン作品常連のマイケル・ケインほか。「ダークナイト」や「インセプション」同様に、ノーラン監督の実弟ジョナサン・ノーランが脚本に参加。
撮影は、「裏切りのサーカス」「her 世界でひとつの彼女」などを手がけて注目を集めているホイテ・バン・ホイテマが担当。
2020年9月には、クリストファー・ノーラン監督の「TENET テネット」公開にあわせたノーラン監督作のリバイバル上映企画「ノーラン夏祭り」の第4弾としてIMAX版で上映。

インターステラー
Interstellar
2014/アメリカ

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カール@山口三

5.0大期待で観にいきました

2024年5月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

萌える

大好きなノーランの作品であり
世間の評価も高かったので
否応無しに期待は高まり、そのテンションで観に行きましたが
期待を大きく上回り、これぞSF映画という感じでした。
重力や相対性理論など難解なテーマが中心にはなっていますが
質の高い映像と演出の説得力で、そこにはひっかからずに
最後までストレスフリーで観賞できました。
長い上映時間も、この内容を見せるのには必要最低限の時間だと思います。
自分が映画人ならば、嫉妬でしばらく映画を作れなくなりそうです。
個人的な感想ですが
10年に1本の傑作でなないかと思います。

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すかちん