インターステラーのレビュー・感想・評価
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今思えばクリストファー・ノーラン監督作品は、いつも架空の世界。 嘘...
今思えばクリストファー・ノーラン監督作品は、いつも架空の世界。
嘘の世界をリアルに映画にする。
宇宙がないと知った今でも話の内容が素晴らしいので大好きな映画です。
娘を持つパパは号泣必死
さすが、クリストファー・ノーラン監督。
時間など全く気にならず、見終わったあとに3時間近くあったことに
気づいていつもながらに驚愕。
ざざざっくりストーリーを言うと、主人公のクーパーは地球を救うために
自分だけしか出来ない任務を追って地球を飛び出す。
家に残してきた子どもたちにまた必ず帰ってくると約束して・・・
宇宙・人類という壮大なテーマと、家族という最小のテーマをなんというか、
上手く見せているというか。一時的にだが、現在単身赴任で
家族と離れて暮らす私はいともたやすく主人公のクーパーに感情移入してしまった。
宇宙と地球との時間差により、出発した時点ではまた子どもだった息子娘が、
ビデオごとにだんだんと成長していくその姿にクーパーに負けず劣らず
声を出して号泣してしまった。私がもしクーパーだったとしたら、
他のメンバーがなんと言おうが人類の未来がかかっていようがいまいが
すぐに地球に引き返してしまうだろう。まぁそんな人間はロケットには
乗れないだろうが(笑)。とまぁそんな素晴らしい映画、
何故90点にしているかというと、ネタバレになるが私の好きな
マット・デイモンが良い役ではないから、などという非常に
個人的かつ感情的な理由であったりする。
ほら、映画の中でも90点(%)位の正直度がいいって言ってるでしょ?
とにかく、これは見ておくべき作品である。(特に娘をお持ちのパパにおすすめ!)
後半30分が特に良かったな
中盤まではめちゃ普通。
てか退屈かもしれないというレベルだが、後半30分で一気に面白くなった。普通はブラックホールに巻き込まれたあとや後日談はカットされがちだが、みんなが見たい展開が全て詰まっていた。
5次元体験したい。
パーフェクト
いやー、3時間近くの大作ですがあっという間に終わってました。
・人間模様クラスタの描き方が素敵。しかもいろいろと織り交ぜるもスッと入ってくる。
・映像が素晴らしい。どこでどうやって撮ったんだろう?と不思議になるくらい惑星の描写、多次元空間の中と外との関わりが分かりやすく仕上げてある。
・話の進め方が素晴らしい。すっ飛ばしているとこはもちろんあるわけなんだけど丁寧につないであるので断層がない。
・音がすごい。宇宙に飛び出すシーンだけでなく、風やら爆発やら何やらで身体が震えましたし、無音の使い方が絶妙でゼロ・グラビティみたい。ただ、ゼロ・グラビティの無音とは使い方が全然違う。表現できない自分が悔しい。
・不思議なんですが、映画の中に自分も中に入り込んだかのような錯覚を起こしました。なんか、いつも傍らにいるような、、、こんな感覚は初めてです。
ノーランの映画って、空間、時間を巧みに操るところに醍醐味がありますよね。そこが上手いし、彼じゃないとやりきれないんじゃないかなあ。これは中毒になる。
アマプラで予習済みだったのですが、タブレットとIMAXでは全く別物。なので、上映している今こそ堪能すべきです。
映像の魔術士ノーランの最高傑作
クリストファー・ノーラン原案監督。
脚本協力のジョナサン・ノーランは弟。
科学監修のキップ・ソーンは、映画公開の3年後に、「LIGO(レーザー干渉計重力波観測所)への貢献と重力波観測」でノーベル物理学賞に輝くという快挙も。
【ストーリー】
植物が枯死し生態系全体が死にゆく地球。
元宇宙飛行士のクーパー(マシュー・マコノヒー)は、自宅の、10歳の娘マーフの部屋で起こる説明のつかない異常な現象に悩まされていた。
学校では過去の歴史改変が行われ、アポロ計画すら無かったことにされており、科学に才能を見せていたマーフは周りと悶着を起こすようになっていた。
太陽光パネルを使った自動操縦のドローンが落ち、野球の試合は砂嵐で中止になり、作物の収穫は年々減少。
人類は疲弊し、諦観が空をふさぐ砂嵐のように社会を覆ってゆく。
だが、マーフが本棚から不規則に本が落下するのを、モールス信号に照らし合わせて意味を見いだしたのをヒントに、クーパーは一見無意味な砂の積もり方から数字を解読し、砂漠中央の政府施設にたどり着く。
そこは解体されたと発表されていたアメリカ航空宇宙局——NASAの極秘施設だった。
かつての宇宙計画の仲間たちと再会し、その施設の存在意義を問うクーパー。
計画責任者のブランド教授(マイケル・ケイン)は言う。
「これは、人類救済ミッションのための施設なんだ。クーパー、ぜひ君を我々の計画のパイロットとして迎えたい」
作戦名はラザロ計画。
それは人類の移住先を探す、深宇宙への旅。
悩んだ末にクーパーは彼らへの参加を決断する。
それが許せないマーフは、最後の瞬間までクーパーと顔を合わせないと強情を張る。
車が発進すると家を飛び出して追いかけ「行かないでパパ」と泣いて叫ぶが、その言葉はクーパーには届かなかった。
ミッションクルーはブランド教授の娘で物理学者のアメリア(アン・ハサウェイ)、ロミリー、そしてドイル。
計画は土星近傍のワームホールから始まり、別の銀河のブラックホール、ガルガンチュア周回軌道で行われる。
最初のミッションに選ばれた水惑星はブラックホールのすぐ外縁にあり、高重力による時空の歪みで時間の流れが遅い。
しぶるクーパーを説き伏せて往還機レインジャー号で水惑星に降りたつが、先遣の往還機は破壊され、高重力の潮汐力による超巨大津波が彼らにも迫っていた。
水惑星のデータを持ち帰ろうとするアメリアを汎用作業ロボットCASEが救いあげたが、ドイルが水流にさらわれてしまう。
たった数時間の作戦だったが、二人が母船エンデュランスにもどると、23年が過ぎていた。
悄然としながらも、クーパーは返事ができない間のビデオレターで、息子の結婚と父と初孫の死、そしてブランド教授の裏切りを知る。
重力場理論の第一人者ブランドは、ただ自己言及するだけの数式で皆を欺瞞し、地球を滅ぶに任せていたのだ。
物理学者として彼に従事したマーフ(エミリー・ブラント)はその式の無意味さを理解し、アメリアとクーパーもその片棒を担いでいたのだと、自分たちだけこの滅びゆく星から逃げたのだと映像の中で泣きながら責める。
ショックを受けたクーパーがアメリアに詰め寄ると、ラザロ計画には隠された別の目的があったとあかす。
それは凍結受精卵による、別天地での人類再生計画。
彼らは協議の末ラザロ計画の立案者、天才物理学者のワン(マット・デイモン)のいる氷の惑星に進路をとる。
ここでなら人類が移住しても大丈夫と自信満々の態度を見せたワンだが、それもまた大きなウソだった。
孤独に打ちのめされ、生存本能に狂ったワンは、クーパーを襲い、彼ら後発隊の全滅とエンデュランスの強奪を目論む——!
ぼくらのこだわり映画野郎ノーランが、現役物理学者キップ・ソーンの監修のもと創り上げた、最新のブラックホール理論に基づく時間SF。
光り輝く膠着円盤(土星の輪)と、重力レンズ効果で輪郭外縁部にあちら側の光を纏うダイナミックな超巨大ブラックホールの威容は、その後のブラックホールのイメージを一新してしまいました。
生フィルム大好きのノーランですから、なるべくCGを排除し、スクリーンに星々を映してセットやミニチュアでシーンを撮影、スターウォーズの宇宙船や戦艦をもしのぐ存在感のある航宙船の撮影に成功しています。
一番のハイライトは爆発して異常回転を始めたエンデュランスと、レインジャーⅡとのハイリスクなドッキングシーン。
あの背景もスクリーン投影したもので、注意して見るとノーランの演出意図が分かります。
CGじゃあの重量感は出せない。
さてSF面での考証も練られていて、相対性理論における時間速度の変動(ウラシマ効果)や、ワームホールが球形である理由の説明、なによりも膠着円盤を真横から見た超巨大ブラックホールのダイナミックさは、その後メディアのブラックホール像を、あらかたこのノーラン型にしてしまうほどのインパクト。
アメリアの言う愛は物理的に観測できるエネルギーっていうのは、みんな一度は考えたであろう、原子が電磁力で引きあい、惑星が重力で引きあうなら、人と人が惹かれあうのは性愛にとどまらない愛なのではという話ですね。
このあたりの階層構造は、手塚治虫の『火の鳥』なんかでも語られてます。
事象の地平線の中、4次元空間テセラクト内の不可思議さやクーパーによる過去のマーフへの涙を誘うメッセージ。
そして、人類を救うマーフの重力理論の完成。
まあ盛りだくさんです。
一応用語の解説などをしておきますと、「事象の地平線」とは重力が強すぎて、脱出速度が光速を超えちゃって真っ暗になる球面です。
その向こうはあらゆる物理的存在が脱出できない、未知の領域。
イベント・ホライズンと英語にすると、もいっちょテンション上がりますね、かっこいい!
ワームホールはブラックホールのちょっとひん曲がったやつとでも思っておいてください。
超重力で2点の空間をくっつけて、あっちとこっちを出入りできるようになってます。どこでもドア的便利さ。
ワームってあるし、穴の空いた絵本のはらぺこあおむしみたいなもんですうそです実は自分もよく分かってませんごめんなさい。
エルゴ球面とかペンローズ過程とかは、おりゃーってブラックホールに物ぶつけたらすんげーパワーで原子核まですり潰されてエネルギーに変わっちゃう、ぐらいの意味です、多分。
なぜ重力が時空を超越できるかというと、事象の地平線の内側にある「特異点」は相対論の公式に無限大が入っちゃうので、平常宇宙の因果自体が無意味化して、時間も空間と同様の存在になる、みたいな話だったかと。
この辺はまだまだなんの実証もされていない、いわゆる机上の空論(理論物理学)です。
なんとでも理屈がつく。
時空理論のスキマをつくのに便利なので、ブラックホールを使ったタイムマシンは、SFではメジャーなガジェットなんです。
まあ水爆作ったジョン・ホイーラーの弟子で、重力波の研究でノーベル物理学賞に輝いたキップ・ソーン物理学監修だから、質問すればこっちをケムに巻く気持ちのいいウソ(サイエンスなフィクション)を采配(sci-fi)してくれるはず!
説明丸投げで申し訳ないですが、専門家でもないのでご容赦ください。
マーフの重力理論がどう人類を救ったのか、そのあたりも詳しく描かれてないから、ちょっとわかりません。
でも彼女の名前がついた茶筒型スペースコロニーは、ガンダムでもスタンダードになっていたガジェットでしたし、ちょっと上がりました。うそですウヒョオオオ!ってなりました!
とにかく宇宙のクーパーと地球のマーフの冒険、そして彼らのロマンスの行く末までをダイナミックに描いた、ノーランらしいSF。
劇場でぬおーすごいと圧倒され、すぐにBlu-ray購入して、一気に2回見るほど気に入ってしまいました。
これを書き終えたら、また見ます。
角材組んだようなお供ロボのTARSとCASE、彼らがかわいくて欲しくなったあなたはもうインターステラリスト。今決めました。
自分のペンネームですが、実はとあるSF小説の主人公CASEから取ってます。
この映画のCASEも、そうだったらいいな。
そしたら1人じゃなくて、TARSとお膝抱えてならんで一緒にこの映画みる。
ユーモアレベルは、そうですね、60%で。
時間と重力
ゼログラビティと同じくらいよく作り込まれてます。
時間や重力など映像で表現するのが難しいところを分かりやすく映像にしてくれています。時間の流れは重力によって異なるのが考えさせられました。
時空を超えた人間ドラマ
家族に付き合って3回目の鑑賞。リアルな世界観に冒頭から引き込まれる。俺たち(の国)スゲーだろ!作品とは違い、人の弱さも物語に深みを増す。説明不足やヒントを散りばめるのでもなく、観る毎に理解が深まって楽しめる稀有な作品。このアン・ハサウェイも好き!
なんでもブラックホールで解決しすぎ&展開が読めすぎる
何でもかんでもブラックホールの謎理論で解決という流れがそもそもキツかった。
本棚が落ちる場面など、初見からメッセージだと分かる分かりやすすぎる伏線があるのはまあ良いんですが、最終的に伏線回収で”ブラックホールはすべてを解決する”みたいな解決だったので一気に興味薄れました。
近年の名作といわれるのが、こんなもんかというのが正直な感想。
映像は綺麗だし、最後の締めも非常に納得感のあるものでしたが、
特別印象にも残らないかなと思います。
自分が科学知識について勉強熱心なせいで、深く入り込めませんでしたね。
自分が見終わった感想は、特に現代科学に興味ない人はこんなもので感動できるのかーというものだけでした。
逆にSF・科学=魔法みたいな捉え方ができる方は結構楽しめるのではないかと。
マッドデイモンの行動が謎
話の展開の切り替えが多くて、そして驚きが多くて、飽きずに最後まで見れる!
面白かった〜
ロボの走る姿の変形とか、そもそももっといい形があっただろうと思いつつ可愛いからよかった。
こんなに泣けるSF映画は初めて
2時間40分という尺ですが、見ていくうちに話にのめり込んで、後半は目が離せなくなります。
もうね、ノーラン大好き。正直、泣ける作品って思ってなくてノーラン特有の難しいストーリーをどう理解しようかってことを考えてたんだけどもちろんストーリーは難しいし、え?ってなることもあったけど愛っていう難しく考えなくてもいいテーマを組み合わせたことで大まかな話を理解出来ずとも素晴らしい映画なんだこれはって思わせてくれました。映像もとても綺麗だし。
自分は分からない単語が出てきたらすかさずwikiで調べてついていけるようにしてました。そうすると意味わからんって思っても何となくついていけると思います。
2年前にダークナイト見てノーラン監督知ってこの作品を知りました。でも2時間40分という長尺はどうしても手が出せないなと思ってました。あの頃の自分に5次元からメッセージを送りたいですね。
総合芸術としての映画の力
観る前は、どうせノーランでしょ?とか思ってて申し訳ないです。
不整合なんてどーでも良くなる程のテーマ、設定、プロット、脚本、外部参照、内部参照、キャスティング、演出、演技、撮影、美術、音楽、そして腕力。
総合芸術である映画の醍醐味を堪能できます。
テーマや設定に主眼を置く人、SFに拘りがあり過ぎる人の中には不整合をスルーできずに微妙な評価を下す方も居そうなきがするけど、映画の本質ってそれだけではないという事を強く再認識させてくれる作品です。
ノーランらしく、分かり易い外部参照が片手じゃ数え切れないくらいあってその話だけで朝まで飲めそうな勢いなんだけど、本作は特に内部参照が素晴らしい。
何気ない会話でさえ後々効いてくるし、それが一々気が利いてる。そう、良い『再帰性』。
美術もヤバくて謎事象の表現は現時点では200点だと思います。
アレ見て触発されたり悔しがったりしてる人多いだろうなー。
クリストファー・ノーランって、設定・画づくり(美術、撮影、空気感)とかはサイコーなのに、脚本とアクションシーンの撮り方がアレで勿体ないってイメージだったけど(ダークナイト・ライジングとかメメントとかプレステージとか)、既往作品のバランスの悪さも好きになってしまうかもしれません。
今作で巨匠の域に到達したと言っても過言ではありません。
映画が終わってしまうのが寂しくて何だかよくわかんない涙が出て来たのは久しぶりでした。
個人的にはノーラン作品の最高傑作
古典的だけど王道のSF。
壮大なテーマ、巧みなストーリー、人間描写、そしてエンディングも含めて、個人的には最も好きなSF作品です。
ハミルトンのインターステラータイアップのカーキフィールド、買いたかったけど手が出なかった…でもそれくらい思い入れのある作品です。
もう少しだけ現実味があれば…
『彼ら』の存在?や超絶な重量場、そして無理な時間の概念を描く事に違和感ありまくり。このストーリーや映像をSFだノーランの世界だと言えばそれまでだけど、もう少しだけ現実味ががあればなど思う。
2回目の鑑賞だったけど、やはり面白いとは思えなかった。TENETでは許せた不思議な時間の話、インターステラーでしっくりこないのは何故なのかなぁ…
大作ぢゃん!
いままで知らないでスルーしてたけど
TikTokでワンシーン見て軽い気持ちで本作を見てみた!w
めちゃくちゃ面白い!切ない!泣ける!感動する!最高すぎる!!!
アンハサウェイ!最後!待ってるんかーい!!!って感動した!!
そして
科学!物理!なんかよくわかってないけど理科!すごい!!!
カメ止めのような読後感
友人が一番好きな映画と聞いてみてみました。
しかし、私にはあわなかったようで、何度か挑戦したものの毎度途中(他の惑星行ったところ)で飽きてしまうんですが、やっと見れたので記録として残します。
2時間50分のうち、2時間20分で起承転結の転がおこる。2時間35分から結。
ながい…。そこにいたるまでがながい……。
・この世界はこうです
・登場人物はこういうことで悩んでいます
・解決方法を見つけました
・その解決方法は犠牲が伴います
・解決方法を試します
・少しづつ犠牲の範囲が広がってきました
・解決方法だと思っていたものに問題があります
・絶対絶命
からの転(2時間20分)。
つまり、2時間20分までずっとこの世界と登場人物の説明。そして、わりとセリフ映画。
丁寧といっていいのか、説明が長いというのか。
本当に、中途半端に雑多な知識があるせいで「え?ワームホールってこんなんだっけ?」とか「ブラックホールって、粒子が分解するのでは?」とか。「星は明るいけど、光源どこ?」とか、めちゃくちゃどうでもいいところで思考が止まってしまったのも残念。
多分、映画館でみたら「こういうもの」って思うんだろうけど、家だと雑念が多すぎる〜〜〜。
ただ、転からの回収があまりにも綺麗。
たたみかけが美しい。もう一回みたくなる作品!
「ハァハァ…ながい…ながい…」って思っていたところで、急激な音楽の変化。テンポの変化。彩度・色味・暗い展開からのハッピーエンドへの助走。キャラクターへの愛。
いや〜〜〜〜〜すごかった。
カメラワークも面白かった〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私にとってカメラを止めるなみたいな感じでした。
{??」で始まり「??」で終わった。
1回で理解ができる人は頭の回転が速いんだと思う。
もしくはもともと宇宙に興味があったのかなあ。
1回見たけど、「え、これは何?何してるシーン?」という疑問が多すぎて、「???」のまま見進め、そのうち見せ場があるんだろうと見続けるんだけど、「???」のまま変わらず。
アクションというよりはヒューマンドラマなのかな?
3時間という長い時間で、途中気がそれてしまう。
何も考えずボーっと映画見るタイプの人には向かないのかもしれない。
考察サイトを読んでからもう一回見ないと自分には理解できないなと思った。
面白いと聞いていたので、理解できたらうれしいと思うんだけど、3時間をまた見るのか~と思うと腰が重く感じてしまう作品だった。
崇高と卑屈を内包する人間の行動原理のような何か
異常な気候変動によって全世界的な食糧危機にある近未来、人類の存亡を賭けて、他の惑星への移住計画が秘密裏に進行していた。メガホンを取ったのはCGを排した映画製作を手がけるクリストファー・ノーラン。
科学的裏付けを持った“創造性”、極限までIMAX撮影にこだわった息を飲む“映像美”、ロボットの声優にまで演技派を配した“俳優陣”、大学で相対性理論を学びながら執筆された“脚本”、至るところに貼られた伏線を次々と回収しながら、複層的なストーリーを見事にクライマックスまで導く。
世界トップクラスの頭脳を結集してもなお、解明されていることのほうが少ない宇宙。人類の救済という崇高な理想を抱く物理学者やエンジニアが、一瞬で死を迎え得る漆黒の闇に囲まれ、圧倒的な孤独に苛まれた時、感情、卑屈さ、生存本能、恐怖が渾然一体となった先に、人類代表としての“自分”の行動原理に何を見るのか。プランAとプランBが生々しく物語る。
このレビュー執筆時点(2020年4月上旬)、全世界は新型ウイルスの侵食を許し、多数の感染者と死者を出し、震撼している。医療体制は崩壊寸前で、経済は戦後最も停滞し、外出禁止を余儀なくされた影響で世界からネオンが消え、個々人のちょっとした距離すら離れるようにと指導が入る。マスクと消毒液を買い求めドラッグストアには朝から長蛇の列ができ、ニュース番組は朝から晩までウイルスの感染者数を報じ続け、未曾有の局面でもなお、政策ではなく政局論争が跋扈する。
場面設定は全く異なるがしかし、何かが、崇高と卑屈を内包する人間の行動原理のような何かが、どうにもだぶって見える気がしてならない。
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