鑑定士と顔のない依頼人のレビュー・感想・評価
全140件中、1~20件目を表示
もやっとした
自分にだけ心開いてくれる美人な箱入りお嬢さんと恋に落ちる主人公、えらいナイスなタイミングでオヤジ狩り(?)も来るしうまいこと行き過ぎだな〜〜と思ってたら人生かけて集めた絵画がきれいさっぱりなくなってるシーンでびっくりして変な声出た。
ここから主人公を騙した人たち目線の話があるのかなーと思ったら特に何も説明なくて更にびっくりした。ホーム入り?した主人公と同じような顔でポカーンとしながら観てしまった。
まあでも冷静に思い返したら、詐欺行為で集めた絵画を自慢気に見せるような主人公だったし、ビリーとの会話でも冷たいこと言ってたし、恨まれた結果なのかな……。
でも騙す過程であんなに情緒不安定さを出す必要あったんだろうか。主人公がギブする可能性とか考えなかったのかしら……結構大きな賭けだなぁ。だからこそ一度引っかかればやみつきなのか……ロマンス詐欺は奥深いなぁ。
想像を下回るどんでん返し
思わせぶりな振りから、ラストどうなるのかと期待してみていたのだが、想像を上回るオチはなく、結局は詐欺師がロマンス詐欺で逆にやられたと言うだけの話だよね?
仕掛けは壮大だが、その資金はどうした?とか、なんでも作れるやつがこんな大それた詐欺みたいな危ない橋渡るんか?とか、そもそもロバートとの信頼関係はなんなのよ?!とか、詰めの甘さが気になって、騙された気持ちよさも特に感じなかった。
クレアの顔を初めて見たり、揺さぶられるジジイを見たりするあたりはおもしろかったけど、その辺がピーク。
人生にどんでん返しはお約束
ヴァージルとクレアの駆け引きにのまれた。
そんなバカなというロマンスストーリーが最後まで成立するのもこの監督とジェフリー・ラッシュの熱のこもった名演あってのことか?
自分もヴァージル目線で、最初のオートマターの前振りに捕まって、クレアの美貌に捕まって、暴漢から助けられたとこでクライマックス感を得ながら鑑賞。
途中、ヴァージルとクレアが結ばれて、秘密のコレクションの前で抱き合ったとき、クレアの顔を映さない演出に不穏な伏線を感じたが、最後のどんでん返しまで、監督の思惑通り思いっきり乗っかって、まさに呆然としながら映画は終了。
人生の奥行きを感じさせてくれるこんな映画、観ないわけにはいかないですよね?
まあ、そうなるでしょう...
レビューを読んでヴァージル可哀想という人がちらほらいてびっくり。
詐欺師だし周囲の人への態度も酷いし、いくら金持ちでもあんな若くて綺麗でピュアな女性が現れて都合よく恋に落ちるって、あのさぁ...となりながら観ていた。そして案の定の結末。
そりゃロマンス詐欺がなくならないわけだ。
タイトルなし(ネタバレ)
評価が高かったので鑑賞🎥
すごく面白かったけど、
途中からラストが読めてしまい、
それがとても残念でした。
最後愛を信じてるところが
とてもエモかったです。
アホゆえに最後まで気づかず見れた
他の方のレビューを見ると、早い段階で結末を察している方が多い印象でしたが、私はアホ故に最後でしっかりびっくりできました。
ヴァージルもクレアも対人関係が破滅的に下手くそで、少しのことですぐ喧嘩してすぐ謝ってを繰り返していました。
その不安定さがリアルに感じたというか、クレアが計算してあのような情緒の安定しない振る舞いをしていたなら、まあすごいなあと。
肖像画の部屋が空になっていた時の喪失感はすごかったです。
今までの人生を根こそぎ奪われたような、絶望的な気持ちになりました。
結末を踏まえて、もう一周観たいな〜と思います。
そりゃそうだ
この結末で当然だよね。
主人公の良いところ、共感できるとこなく主人公に都合良く(美女に振り回されたりはしたけど)進んで行くのでどっかで痛い目見るんだろうな…と。
出て来る絵画や顔のない依頼人が美しく、画はとても良かった。
バルボッサの俳優さん、すごいいい顔してるよね!
後から尾を引く面白さ♪
ミステリーとしての面白さは普通だと思いますが、絵画の贋作と人の演技とが上手く比喩され心に響いた作品でした。
シーンすべてに意味があり完成度は非常に高いと思います。
ナイト&デイでは彼女は演技(贋作)ではなく本物の愛(絵画)だったと思い願うシーンは真っ白な壁よりもガツンときました。
あっと驚くミステリーでもありながら恋愛要素高めの映画だと思います。
あーあ
とんでも無い内容で最後の最後まで罠だってわからなくてめちゃくちゃ楽しく鑑賞できましたよ😵
つうか全員グルかよ🤯
主人公がちゃんとあの絵🖼️を見抜けて居たら気づいて居たはずなんだよなあ🥶
伏線がかなりあるんだけど初見で見破る事は不可能です!
更に言うとそもそもあの屋敷自体が全て偽物って😱
騙して集めた絵を結局全部奪われてゲームオーバー👋
2回目に見た時がめちゃくちゃ面白いやつやね🤓
これがソウならいつものあの曲がかかりながらネタバレ映像を見せてビックリみたいな感じなんだろうな🫣
「人の感情は贋作のように簡単に作り替えられる」
この映画を観て出会い系でワンナイトした女たちを思い出していた。つまらない夜もあったが、主人公が経験したような最高の一夜もあった。しかし、そんな夜に限って翌日LINEをするとブロックで音信不通。「また会いたい♪」何度その言葉に騙されただろう。あの時の笑顔は嘘だったんだね。そんな日々が続き俺は女をあまり信用できなくなっていた。しばらく彼女もいないし作ろうとも思えない。主人公に感情移入できて親近感が湧いた。
「人の感情は贋作のように簡単に作り替えられる」この言葉にグッときた。人は表情と心をバラバラにコントロール出来るから厄介な生き物。もう、みーんな嘘つきだと開き直った方が楽になるんじゃないかとも思う。かくいう俺も周りの顔気にして道化を演じてばかり。
最後のシーンが印象的。歯車のレストランで来るはずもない連れを待つのが切なすぎる。裏切られても主人公にとっては最初の恋人だから、信じ続けていくのだろう。ドウテイの心を踏みにじったクレア許すまじ。でも希望のシーンにも思えた。歯車と同じように、彼の人生はここから始まった気がしたから
まんまと騙され続ける。裏の裏の裏じゃない?!
『ジャンヌ・サマリーの肖像』が最初に出て来るが、モスクワの『プーシキン美術館所蔵』女性の肖像画として、最高に美しいと“僕は“思っている。更に、少女の肖像画は同じオーギュスト・ルノアールの『イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢の肖像』かなぁ。
と言うと、変態爺とだいたい言われる。エドガー・ドガの『14歳の小さな踊り子の肖像』とかね。まぁ、老人の妄想なんだろうね。一瞬にして、妄想と分かるものだよ。
しかし、
この映画は老人の妄想は、プラハの『ナイト&デイ』に彼を誘い。それでも、終始収まらないつう事だ。
僕の年にならないと分からない内容だと思う。僕には良い映画だったと思う。
プラハへ行く理由。
独断な追記
従って、あくまでも仮説
贋作の話がこの映画中で
語られる。
さて、ネタバレ的に
仮説を述べる。
以下、映画鑑賞後に
盗まれた肖像画は
『全て贋作』
と仮定すると。
ひぇ〜
ずっと気になっていたがなかなか見るきっかけがなく放置していた映画。海の上のピアニストにハマったことで、同じ監督の本作を見ることにした。
友達が小学生の頃映画館で見たらしいが、見終わったあとに「犯人誰?」って親に聞いたっていう話を聞いて、難しい話なのかぁと思ってたけど、特に難しい訳ではなかった。
ラストの展開が驚きなのだが、それまでの話も普通に面白かった。絵画にしか興味なくて、人間には酷い対応してたから、ああいう結末になったんだろうなぁ。
自業自得っちゃ自業自得だけど、めっちゃ可哀想😭
あんまり勘は鋭くない方なので、主要人物のほとんど全員に裏切られたことにびっくりしたから楽しめた。
白いドレスの女‼️
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督作だけに、初老の鑑定士の美術品への熱い想い、依頼人の女性との淡いラブロマンスが展開するのかと思ったら、とんでもなかった‼️この作品は現代版の「白いドレスの女」‼️あぁ、恐ろしい‼️ヒロインは「ブレードランナー2049」で最強の女レプリカントを演じたシルヴィア・フークス‼️ナットクのキャスティングです‼️
引き込まれるのですが、、、
いきなりネタバレですけど、最後に鑑定士がだまされるのがわかるというか、なんというか。
おじいちゃんが若い女にだまされなきゃいいけどねーって途中で思ってたらその通りになっちゃって、最後の最後でおじいちゃんが「そんなのわかってたよー」って大逆転するのかと思いきや、それもなく終わってしまったのが残念だね。
映画内でわいた疑問点
・目隠しして入った隠し部屋に入る時の暗証番号は一緒に生活してて聞いちゃったの?
・機械いじりの男、恋仲になる女、オークションで協力していた画家、ヴィラの管理人、機械いじりの男の恋人全てが、画家の私怨を晴らすために2年も働いていたのか?
・機械いじりの男の店に主人公はなぜ最初から行けたんだ?
贋作の中にも本作がある
がテーマであることは明白ですが、恋仲の男女が贋作(騙されてるからね)だとしたら、本物の愛があるというのをラストシーンで表しているのでしょうか?よく分からんですな。
ハッピーエンドではないが。
原題の英語訳は Best Offerだが、この邦題は良かったと思う。主役俳優の演技力が素晴らしく、感情移入してしまった。オチは(1人の関係者を除いては)薄々読めていたが、それでもハッピーエンドを期待してしまった。ハッピーエンドではないがバッドエンドでもないと僕は思う。ラストでナイト&デイで彼女を待っている時は女性の肖像画に囲まれていた時よりも幸せではないのか?何故修理屋はあんなに大掛かりな仕掛けを行う時間も資金力もあるのか?主人公が暴漢に襲われた時に彼女に電話しなければ(或いはする力が残っていなければ)どうするつもりだったのか?とか色々つっこみたくなる所もなくはないが、素晴らしい、実にヨーロッパらしい映画だった。旅行で何度か行ったのでウィーン、プラハの景色は懐かしかった。
鳥肌
もう10年も経つのか。映画館で鑑賞した際はあまりの衝撃に鳥肌が立ったのを覚えている。モリコーネの音楽が素晴らしくて、ストーリーと大音響が相まって恐怖すら感じた。
2回目の鑑賞で、色々わかった上で観るとまた面白い。今回は自宅で心に余裕を持って観られたし、伏線も楽しめた。
でもやはりあの隠し部屋の白い壁を見た時の衝撃は2回目でも充分なものがあった。またヴァージルの表情が上手い。演出の間も完璧だと思う。
色々な見方が出来ると思うけど、私にとってはバッドエンドかなあ。胸が痛い。
ただ音楽も含め忘れれない印象的な作品なので高評価。
ミステリというより後味悪い系
「ミステリ好きにおすすめ」とあったから観たものの…9割までは恋愛映画。え??どこがミステリなんだ??と思いながらも…親子ほども年の離れた娘に夢中で恋患う主人公が面白くて見てしまう。何故か主人公に好意を持ち始めるクレアも不思議で気になる。どんでん返しは本当に終盤も終盤。あの白い壁を見た時の衝撃を想像すると、血の気が引く感じはしました。クレアは最後まで謎でしたね。回想のベッドシーンを何度も印象的に見せるのは、クレアの愛は本物だったと思わせます。しかし、全てを失った孤独な主人公。他人事ではない感じがして、暗い気持ちになりました。。。
全140件中、1~20件目を表示