武士の献立のレビュー・感想・評価
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冒頭に美味しそうなお粥が出てくるんだけど、この作品全体も言うなれば...
冒頭に美味しそうなお粥が出てくるんだけど、この作品全体も言うなればお粥のようなあっさりした味わい。 藩政改革のため命を落とす若者たち、包丁侍と揶揄される安信の心の苦悩、春に対する思い、土佐守の心境の変化など、人間ドラマに深みが感じられない。 さらにメインであるはずのお料理や食材に関してもなんかあっさり。 ただ、加賀の情緒や着物の美しさなど楽しめる部分はある。激しく心動かされることはないが、怒りを感じるほどの駄作でもない。
包丁侍なんていたんですね。
包丁侍なんていたんですね。知らなかった。 食はやはり昔から大事な文化ということ。 上戸彩さんの夫に尽くす健気さに感動しました。義母と義父もいい人で良かったです。 なんか最近、時代劇が面白いと感じるのですが歳のせい?
中途半端なノンフィクション作品
加賀藩の、賄い方を務める武士の一家を主題にした映画です。 中途半端なノンフィクション作品に共通する欠点が、この映画でも露呈します。 事件に脈略がないのです。 加賀前田家では、たしかに6代藩主の急逝のあと、前田騒動という大騒動が起きています。 その歴史的なエピソードに主人公を絡めようとして、ストーリーはムチャクチャ苦労しています。 「改革のために立ち上がろう、おー」みたいなノリなんですが、改革って何? それで藩は良くなるの? みたいな雑念が観ている側に沸騰します。 要するに、抽象的すぎるわけですね。 具体的な改革の実例を一つでも出してくれていれば、なるほど……と観ている側も得心できるわけですが。 包丁侍になる気がなかった若者が、年上女房の教育によって立派な包丁侍になりました、というだけでは10分も持たないので、時間を伸ばすためにいろんなエピソードに手を突っ込んだって感じです。 こうなってくると、ストーリーには期待できないわけですが、そんななか、上戸彩の唇が異常に膨らんでいて、こりゃヒアルロン酸の美容注射をしたんだな、と、こちらも雑念ばっかり湧いてきます。 それと、お姫様の「成海璃子」って、かわいいんですけど、ほんとヘタクソですね。セリフ棒読み。呆れました。 成海璃子はほぼ同じ役柄で「利休にたずねよ」にも出ていますが、「利休」のほうでは賢明にも、彼女にはセリフらしいセリフが与えられていません。 ってわけで、ちょっと残念なお話でした。
加賀料理の美しさ!
素材を活かしながら丁寧に作られる 日本料理はやはり素晴らしい! 出戻りの春をもらってくれたのは、 包丁侍の次男坊、舟木安信。 家の跡取りなのに、 包丁の腕はからっきし! しかし、優れた味覚と腕をもつ 春の指南により、 メキメキと上達していく。 安信は、武士としての葛藤と闘いながら、 春の健気なサポートもあり、 少しずつ、自らの役名に向き合い、 春に対しても、少しずつ心を許していく。 料理の美しさもさることながら、 安信や春の周りの人間関係と 心の変化を丁寧に描いている。
【「包丁侍」を知った作品。夫が”つまらないと思っている”仕事をしている様を見て、聡明な妻が考え、実行した事。】
聡明な妻がやる気のない旦那を上手く上手く操縦して、一人前の男にするという古典的なストーリーだが、それが面白い。 夫婦で新たな金沢料理の食材を探す、日本海側の旅の姿も良かった。 <2013年12月14日 劇場にて鑑賞>
時計を何度も確認
だらだらと進むストーリーに時計をチラチラ観ながら、見せ場は何処だと探した。残念ながら無かった。新鮮そうな、美味しそうな食材も料理も無く、お腹が空くお料理ムービーとして期待するとガッカリする。だからといってストーリーも人間模様にも感情移入できず時間をかけた割には薄味のヒューマンドラマといった感じ。上戸さんの可愛さと、最後の最後にやっと夫婦で少しイチャイチャしてたのが幸せそうで良かったかな?主題歌にビックリした。異世界の空気で興ざめしてしまった。
コメディかと思っていた
コメディかと思っていたら、割とマジだった。 最近映画を観てて、テンポが良いと淡々としているは全く違うなと思う。 残念ながらこの作品は、時間あっと言う間に経過し大きな問題なはずなのに、さらっと解決してるみたいに見えて物語よ起伏がなく物凄く淡々としていた。 武士の献立と言う題名で締めに二人の残した献立は今も残っているというなら、もっと料理に特化したコメディ寄りの映画で良かったんじゃないかな?と個人的には思った。 最悪なのはエンディング曲と映画が全く合ってなかった事だと思う。
春の気の強さと安信の鶏も殺せない優しさが絶妙によかったです。 春が...
春の気の強さと安信の鶏も殺せない優しさが絶妙によかったです。 春が、自分の身分と、安信の内に思う気持ちを考えて、身をひくところがいいです。 物語と関係ないですが、心地よくエンディングを迎えたとおもったらエンディング曲がまったく、作品とあってなくがっかり。余韻に浸れなかった。
料理の話に焦点が当たっていない
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:75点|音楽:75点 ) 主人公の春がかなりあっさりと嫁ぎ先に溶け込んでしまうのに驚く。彼女は身寄りのない町人の分際で誇り高き加賀100万石の武家の家に嫁ぎ、男尊女卑の時代に夫の顔を潰すような言動をする。それを夫も家庭も簡単に受け入れてしまう。本当ならばこの部分に大きな葛藤があり、いかに夫や家から信頼を得るかという話が重要になるべきではないか。 そして料理の話にあまり重点は置かれず、お家騒動の話がとってつけたように話の中心で展開される。料理の話だけじゃ盛り上がらないから強引に大きな出来事を持ち込みました、という印象を受けた。その分、夫婦の関係がどう変化したか、料理をいかに習得したか、そんな話が中途半端になってしまっている。結末も安直だった。
内容は良かったが、、、曲が
内容は面白かった。キャストも申し分無し。 上戸彩、余貴美子、西田敏行も良かったが、最もキャスティングで良かったのは、への字に口を結んだ高良健吾が『次男坊、刀に未練を残す、仕事にも結婚にも乗り気じゃない、そこから包丁侍に成長』という設定にピッタリだった。 内容も面白く良い映画、良いラストだなーと満足していたところに流れてくるCHARAのわけわかんないエンディング曲。当然ながらあのウィスパーボイスに洋楽かと思えるほどの発音で、歌詞もまったく聞き取れないので、この映画に向けた書下ろしというが何故CHARAを選んだ??と思わずにいられない。CHARAは好きなので、プロデューサーに悪意を感じる。誰も得しない選択。どんな利権が絡んだの?と下衆な妄想も浮かび作品の良さに反して後味最悪。 せめて映像が暗転してテロップだけにしてくれれば、被害に合う人も少なくなるのだが。エンディングテーマがカットかれるテレビ放映で見た人の方が評価が良さそう。
日本の丁寧な料理
日本の加賀の丁寧なお料理たち。 とてもおいしそうで、すぐにでも食べに行きたいと思う料理の数々… 江戸時代のお料理の話だけだと思ってたから、恋模様とか武士の想いとか詰まってて、良かった。 もっと、その時代のことを、知りたいと思った!
予想通りの展開ですね
「武士の・・・」シリーズもの? 家計簿の方が重かった(良かった)気がします。 予想通りの展開に安心して観れる映画でした。 他の方のレビューにもありましたが、もう少し料理にフォーカスして欲しかった!!
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