愛さえあれば

劇場公開日:

愛さえあれば

解説

「未来を生きる君たちへ」「アフター・ウェディング」「ある愛の風景」など人間ドラマの秀作で知られるデンマークのスサンネ・ビア監督が、南イタリアを舞台に描く大人のラブロマンス。デンマークに住むイギリス人のフィリップは、妻の死から立ち直れず、ひたすら仕事に打ち込む孤独な日々を送っていた。一方、美容師のイーダは乳がんの治療が落ち着いた矢先に夫の浮気が発覚し、心に深い傷を負う。2人はそれぞれの息子と娘の結婚式が開かれる南イタリアのソレントで偶然出会い、徐々にひかれあっていく。フィリップ役は「007」シリーズでおなじみのピアース・ブロスナン。

2012年製作/116分/PG12/デンマーク
原題または英題:Den skaldede frisor
配給:ロングライド
劇場公開日:2013年5月17日

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映画レビュー

4.0レモンがつなぐ、イタリアとデンマークの幸せな出会い(スザンネ•ビア

2013年5月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

そういえば、数日前に観たのは「たとえば檸檬」だった。今日の本篇前の予告は「ローマでアモーレ」。レモンもイタリアも映画世界ではおなじみ。そんな素材をデンマークの俊英が掛け合わせ、ありそうでない、不思議な肌ざわりの物語を紡ぎ出した。
取り繕いの関係をやめて一人になり、孤独を受け入れる。スザンネ•ビア監督が、「しあわせな孤独」以来繰り返し描いてきたテーマだ。今回の舞台は結婚式。取り繕いの際たるものであり、結婚式に集まる家族のドタバタや軋轢を描いた作品は枚挙にいとまがない。同監督の「アフター•ウェディング」、近作では「アナザー•ハッピー•ディ ふぞろいな家族たち」、他にも「メランコリア」「レイチェルの結婚」「モンスーン•ウェディング」…。そんな中、本作が新鮮で成功しているのは、みるみるうちに輝いていくヒロインと、ビア監督作品の森に彷徨いこんできたピアース•ブロスナンの存在によるところが大きい。特にブロスナンは、尊大さと繊細さのさじ加減が絶妙。ぎすぎすしがちな物語に、あたたかみを添えてくれる。
一方、彼らを取り巻く人々は、相変わらずちょっとイタい。それでいて、愛おしい。何て身勝手でイヤな奴!つくづく困り者…と、ウンザリしたりあきれたりしながらも、「…とはいえ、自分も人のことは言えないか…」と、ドキリ、チクリと心が痛む。ビア監督作品の住人は、決して遠い存在ではない。むしろ、はっとするくらい近い。イヤな奴を演ってしまう彼•彼女にも事情はあるのかも、たまたま、そういう瞬間であり巡り合わせなのかも、そして、日常で出会う人々もまた…などと思いは広がり、気持ちが心地よくほぐれた。
それにしても、ヒロインが夫に作り続けていた「レモンプリン」はどんな味わいなのだろう? デンマークではおなじみのデザートなのだろうか。機会があったら、試してみたい。

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cma

3.5南イタリアを舞台に描く大人のラブロマンス。

2019年9月8日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

南イタリアを舞台に描く大人のラブロマンス。

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てかる

3.0素敵すぎるシチュエーション

2014年5月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

あんなに素敵な場所なら、誰でも恋におちるでしょう…
ピアース ブロスナンも、素敵に歳をとった
かっこいいおじさまに…
大人の美しいラブストーリーではありますが、あり得ない!
映画は、夢を見させてくれて本当にいいものです。

この映画、ブルーが効果的に使用されていて、映像はとても綺麗でした。

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koro

3.5監督は一流。話は三流。

2014年1月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

幸せ

ようは、夫に裏切られた中年女性と、長く恋愛をしていないナイスミドルな中年男性の、リゾートで巻き起こるチョットしたラブロマンスである。
こんな映画でも小説でも、大量に使われているであろう設定で、まさかスザンネ・ビアが映画を撮るとは……。

個人的な感想としては、なんだかんだ、スザンネの作品だと思った。
表情に重点をおいたカメラワークも効果的だったし、台詞も多すぎず少なすぎず、この監督の良いところはちゃんと押さえられていた。

前作でアカデミー賞の外国映画とったし、監督自身もチョットした冒険だったのかもしれないっすね。

ちなみに、この映画を私の母親に見せた所、大絶賛だった。
年齢的にも重なる部分があるのだろーか?

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れーい