マッドマックス 怒りのデス・ロードのレビュー・感想・評価
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【ほぼ全編、怒涛のカーチェイス。台詞殆どなし。爆音のロック。マッドマックス、2015年に新たに降誕。ジョージ・ミラーワールド全開作。大画面から発せられる”圧”が物凄く、文句なしの傑作である。】
荒野にスーパーチャージャーV8インターセプターが停まっている。 ドライヴァーはマックス・ロカダンスキー(トム・ハーディ) そして、彼の車のパーツを狙うウォー・ボーイズ達。 ウォー・ボーイズを指揮するイモータン・ジョー(マスクのため、誰だか分からないが、ヒュー・キース=バーン)に捕らわれた「子産み女」5人。 ー名前も凄い・・・大丈夫か?、今を時めくライリー・キーオもいる。ー ウォー・ボーイズの片腕の大隊長、フュリオサ(シャーリーズ・セロン:短髪、怒りに燃えた瞳・・。)は、アマゾネス軍団の娘の気概を忘れず、「子産み女」から(途中、イモータンの怒りにふれ片腕を失うが)地位を築く。 ー究極の這い上がり、ど根性女である・・。ー 彼女は、失った左腕には鋼鉄の義手を装着している。 が、フュリオサはイモータン・ジョーへの積年の恨みもあり「子産み女」5人を連れ、脱走。 ウォー・ボーイズの”直ぐにでもイモータン・ジョー様のために死にたい”白塗りスキンヘッド、ニュークス(ニコラス・ホルト:矢張り一瞬、誰だか分からず・・)はニュークス・カーで狂ったように追う。 ーニコラス・ホルト、”大怪演”である・・。ー その他、ドラム・ワゴン 別名”爆走爆音ステージ”上でバンジー・ジャンプ用のロープに吊るされた盲目のギタリストは火炎放射機能付きのダブルネックギターで”ぴょんぴょん跳ねながら”ディストーションサウンドを掻き鳴らすし、ドラマーたちは太鼓を叩きまくる。 <シンプル・イズ・ベストなストーリーにぐいぐい引き込まれる。 ジョージ・ミラーワールド(監督・脚本・製作)に完全に気持ち良くノックアウトされた作品。 間違いなく後年に残る、傑作である。> <2015年6月27日 劇場にて爆音で鑑賞>
疲労感
世界観もキャラもヒャッハーな世界なので、少し疲れますね(笑) アクションシーンの連発で、休む暇もなく次々と目まぐるしい場面が押し寄せて来るので、もう少し落ち着きたいですけどマッドマックスなのでこれでいいのかな(笑)。 思わず声が出てしまう映画でした。
ウォーボーイズあほすぎ
やり手の男が、生きた血液パックにされるが、支配者のやつが、逃げた美女たちを連れ戻すときに隙を見て縄を解いて美女たちの車を奪う。しかし美女たちの協力が必要となり、協力して美女リーダーの故郷に行こうとするが、そこはもう枯れ果てている。そこで引き返して支配者の権利ごと奪う。
ストーリーは大したことないが、カーアクションとか、世界観が凄い。
「金なんて尻拭く紙にもなりゃしねぇぜ!」時代
所謂、「北斗の拳」の原風景の舞台。 「マッドマックス」が無ければ「北斗の拳」は出来なかったらしい。 だから常に「ヒャッハー!」言ってる奴が画面に一人はいて、 とにかく忙しい映画。内容など考える暇が無い。 その映像と轟音と世界観に只圧倒される、だけの映画。 フュリオサのカッコ良さは誰しも認めるところ。 通勤途中のカフェの店主が坊主頭の女性で、 「フュリオサって呼んで良いですか?」て言ったら、キョトン?(嘘) でもマックスもカッコいいよ。序盤はやられっぱなしだけど。 最終的には「世紀末救世主」になるんだから。 そしてあのラストのアイコンタクト、ぐっときます。
圧倒的な世界観!!
作品の世界観が凄い!! 北斗の拳的な世界に不気味な悪役達とエッジの効いたマシーンに乾いた砂漠の世界! それらとは対比的な妻達(レイの妹アイリ的な)と凛として圧倒的な存在感のシャーリーズ・セロン!! もはや主役と言って良いじゃないか!? そしてやはりアクションも凄かった! あと命懸けで戦っとるのにエレキ弾きながらビョーン、ビョーンってなっとるのが面白過ぎた! 唯一主役のトム・ハーディが個人的にはイマイチだった。
マッドマックスってメルギブじゃないの? いやーこれ、北斗の拳の世界...
マッドマックスってメルギブじゃないの? いやーこれ、北斗の拳の世界ですよね。「あべし」とか言って死ぬのかと笑えてきました。 この単純アクション、大好きです。何にも考えずに楽しめます。 最大の功労者はもちろんシャーリーズ・セロン、何という存在感。 一歩間違えば超ゲテモノ映画、車でエレキ弾く奴とか何やねん(笑) 不思議な世界観の超快作。存分に楽しみましょう。
自宅にて鑑賞。オーストラリア産、主役をT.ハーディに変更した30年...
自宅にて鑑賞。オーストラリア産、主役をT.ハーディに変更した30年振りのシリーズ第四作、原題"Mad Max: Fury Road"。全篇、かなりイカレているが、作りはしっかり定石を踏んでおり、愉しめた。逃げて、追われて、反撃して、最後は去ると、至ってシンプルな物語乍ら、カタルシスはしっかり得られた。“イモータル・ジョー”の死様が思いの外苦しまずあっさりしておりやや不満が残るが、後の展開の為かと云い聴かせ納得。シリーズ物として敷居が低く、取っ附き易く観易い反面、深みが無いのが難点か。75/100点。
・120分の尺はシリーズ('79・'81・'85・'15)最長の上、“マックス・ロカタンスキー”と初めてフルネームでクレジットされており、アカデミーノミネートもシリーズ初となる。
・シリーズに初めて参加した監督の妻M.シクセルは、約480時間あったフィルムを3箇月を掛けて編集したという。亦、視覚効果スーパーバイザーのA.ジャクソンによると、2000以上のVFXショットがあったと云う。
・撮影は本篇の時系列通り行われ、クレジットを除くと113分、撮影に120日掛かったので、1日が本篇1分に等しいとは監督の弁。亦、T.ハーディを使い少なくともあと二作はシリーズを続けるとアナウンスされている。
・鑑賞日:2016年1月25日(月)
この暴力的な映像を見て凄いと思う人の気が知れない
マッド・マックスシリーズはメル・ギブソンシリーズは全て見たが このシリーズは初めて。 しかし、どうも何かが変わったのかメル・ギブソンシリーズと根本的に何かが違う。敢えてそうしたのか、それとも変えたかったのかわからないがメル・ギブソンシリーズを見てきた人がこれを良しとするとは思えない。ただ暴力と破壊に明け暮れるようなシーンばかりで主人公のやり方も気に入らない。筋が通ってない。 大体誰なんだ?この主人公は。無理な設定で暴力を訴えるようなシーンばかりでうんざりする。 楽しいと思えるシーンもない、映像の作り方も今までとまるで違う。 要するにこれはマッド・マックスシリーズではなく全く別の映画で タイトルにマッド・マックスをつけるのは止めたほうがいい。 あまりに違いにがっかりした。
個人的に、原点にして頂点。
綿密に練られたストーリーとか、緻密に描かれた登場人物の心理描写とか、そんなもの無くても、傑作は作り出せる!ということを見せつけられた作品ですね。
冒頭いきなり説明なしにマッドマックスの世界に放り込まれる(笑)マックスは謎の幻覚幻聴に悩まされてるし、(なんと、この幻覚幻聴が物語に関わって来ることはありません(笑))ぶっ飛んだ世界観やキャラクターについて、細かい説明はほとんどなし。正直、ただれた体のイモータン・ジョー、体が成長していない異形のコーパス、見るからに不健康そうなウォー・ボーイズ、母乳を出すためだけに生かされる女性たち、目を背けたくなるようなキャラクターたちばかり(笑)
ただ、ウォー・タンクが砦を出発したところから、もはやそんなことはどうでもよくなります。世界観、迫力の映像に心臓を鷲掴みにされて、最後まで掴み揺さぶられ続けたような感じです。短いインターバルをはさみながら最後まで、トップギアで走り切った作品!Blu-rayの特典映像でもこだわりとして語られていたが、極力CGを排したホンモノの映像が生み出す迫力や臨場感って、心の芯に突き刺さるんだと感激しました!
登場する乗り物がとにかくMAD!ウォー・タンクのデカさもさることながら、太鼓縦並べしたトレーラー、その対面にはぶら下がってギターかき鳴らすやつが。トゲトゲの車が出てきたり、高跳び棒付きの車だったり、とにかくインパクトありすぎる車両が目白押し!
ヤマアラシとのチェイスでの爆発・吹っ飛びの迫力!砂嵐でのいつなにに巻き込まれるか恐怖。マックスとヒュリオサの格闘シーンもなかなかよかったし、ロックライダーズとのチェイスシーンでの銃撃もなにげにカッコいい。
そして、復路。今まででもエンジン全開だったのに、ここからさらにギアを上げてきます(笑) この最後の30分、オーバーヒート寸前のド迫力映像がずっと続きます。時々入る引きの映像もいいですね。「こんなに大量の奴らから追われてるの!?」ってなります。この30分は、個人的にニュークスが主役でした。ポイントポイントで重要でいい仕事してます。そして、最後の決意をした男の「俺を見ろ」シビれました。ったく、こんなMADな作品で泣かせるんじゃないよ(笑)
僕の趣味∶映画鑑賞は、この作品からスタートしたんですけど、この作品を越えるおもしろい作品にはまだ出会っていないです。そういう意味では、僕にとって、原点にして頂点な作品です。
完成された世界観
シリーズ初見です。 衣装、メカ、そして映像の色彩、舞台設定。ブレがなく観ていて没入できる世界観が素晴らしかった! 爆発の炎の赤の美しいこと。荒廃した世界なのに美しい画が多い。 アクションシーンやデスロードを爆走するジョー一味は派手で製作側の趣味全開なのも良かった。 「なぜパワーショベルが!?」とか「あのギタリストは何!?」と思わせながらそれを勢いではね除ける力強さも良い。クレイジー(誉め言葉)だぜ。 あくまで個人的な好みとしては、グロいシーンやストーリーがちょっと辛かった…。 スプレンディドの最期や妊娠した女の子たちの境遇が同性立場で観ると哀しくて、ジョー(男性たち)への生理的嫌悪が先に立ってしまい、物語を楽しみきれなくなってしまったのもある(この作品の肝はそこではないとわかってはいるものの…)。 フュリオサがあんなに男性的な強さを獲得せざるをえなかった過去や境遇もツラい。 女性たちがバリバリ戦ってカッコいいんだけどその背後に男性的な支配が見え隠れする構図が辛かったな。 主人公・マックスも辛い目にあって復讐と逃亡をしていたけど、私は終始女性たちに感情移入してしまっていたなあと観終わってから気づいた。 そういった意味でも面白い作品ではあった。
思い入れが強くてレビューカンスト。
時を忘れて映画館で見たのはこの映画が初めてだった。ストーリーは単純だ。だからこそ、個々人の感情が浮き出る。多面的に見ることができるというものでなく、ストーリーを取っ払ったことでそれぞれにアクセスすることができるような気がする。何回でも見ることができる。映像は視線の操作が非常に上手く、音響も臨場感がある。効果音とBGMに繋がりがもたせてあるところも昨今の非BGM主義に対する1つの答えだと思う。
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