劇場公開日 2015年6月20日

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「【ほぼ全編、怒涛のカーチェイス。台詞殆どなし。爆音のロック。マッドマックス、2015年に新たに降誕。ジョージ・ミラーワールド全開作。大画面から発せられる”圧”が物凄く、文句なしの傑作である。】」マッドマックス 怒りのデス・ロード NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0【ほぼ全編、怒涛のカーチェイス。台詞殆どなし。爆音のロック。マッドマックス、2015年に新たに降誕。ジョージ・ミラーワールド全開作。大画面から発せられる”圧”が物凄く、文句なしの傑作である。】

2019年12月27日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

怖い

興奮

 荒野にスーパーチャージャーV8インターセプターが停まっている。
 ドライヴァーはマックス・ロカダンスキー(トム・ハーディ)

 そして、彼の車のパーツを狙うウォー・ボーイズ達。

 ウォー・ボーイズを指揮するイモータン・ジョー(マスクのため、誰だか分からないが、ヒュー・キース=バーン)に捕らわれた「子産み女」5人。
ー名前も凄い・・・大丈夫か?、今を時めくライリー・キーオもいる。ー

 ウォー・ボーイズの片腕の大隊長、フュリオサ(シャーリーズ・セロン:短髪、怒りに燃えた瞳・・。)は、アマゾネス軍団の娘の気概を忘れず、「子産み女」から(途中、イモータンの怒りにふれ片腕を失うが)地位を築く。
ー究極の這い上がり、ど根性女である・・。ー
 彼女は、失った左腕には鋼鉄の義手を装着している。

 が、フュリオサはイモータン・ジョーへの積年の恨みもあり「子産み女」5人を連れ、脱走。

 ウォー・ボーイズの”直ぐにでもイモータン・ジョー様のために死にたい”白塗りスキンヘッド、ニュークス(ニコラス・ホルト:矢張り一瞬、誰だか分からず・・)はニュークス・カーで狂ったように追う。
ーニコラス・ホルト、”大怪演”である・・。ー

 その他、ドラム・ワゴン 別名”爆走爆音ステージ”上でバンジー・ジャンプ用のロープに吊るされた盲目のギタリストは火炎放射機能付きのダブルネックギターで”ぴょんぴょん跳ねながら”ディストーションサウンドを掻き鳴らすし、ドラマーたちは太鼓を叩きまくる。

<シンプル・イズ・ベストなストーリーにぐいぐい引き込まれる。
 ジョージ・ミラーワールド(監督・脚本・製作)に完全に気持ち良くノックアウトされた作品。
 間違いなく後年に残る、傑作である。>

<2015年6月27日 劇場にて爆音で鑑賞>

NOBU
かせさんさんのコメント
2024年5月21日

あのギタリスト、考えた天才にアカデミー賞あげたいです。

かせさん
ibtさんのコメント
2024年1月31日

NOBUさん、こんばんは。
この作品最高でしたね。
ご存じとは思いますが、マックスが辿り着く。これ本当に最高です。
いつも荒野に投げ出されましたから。でも、また自ら荒野に戻ってしまう。お気に入りは渓谷シーンですね。BGMはブラザーアーム。
このシーン、爆音だとBGM音が小さいんですよね。IMAX版は大音量。
フュリオサ楽しみですね。

ibt