GODZILLA ゴジラのレビュー・感想・評価
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大迫力のラストバトル
怪獣同士のバトルは迫力があったけれど、夜間の時間帯での戦闘だったので、何が起こっているのか分からないシーンが多かった。
最後の大乱闘怪獣プロレスは俄然テンションが上がった。
ゴジラ
ハリウッド版派手で楽しい。
様々な作品のゴジラの形状の中で一番好きです。
カッコいい。
原作の好きな人も楽しめると思います。
広島の事を日付で気づく外国人が印象的でした。
2作目公開中なのでこの機会にぜひ。
ネバダ州にも核実験場がある
富士山の麓らしきところにある原子力発電所事故。ジョーは妻のサンドラ(ジュリエット・ビノシュ)とともに原発で働いていたが、フィリピン地震の影響で日本にも振動(地震?)が起き、いきなりのメルトダウン。妻を失い、失意のまま15年が過ぎた。息子のフォード(ジョンソン)は米軍の爆発処理担当だったが父が日本で逮捕されたと報せが入り、急きょ日本に向かうことになったのだ。「立入禁止になっているのは怪しい。何か政府は隠しているハズだ!」という信念のもと、息子も巻き込んで再度侵入するジョーであった・・・
原発跡地で捕えられていたのは巨大な怪獣ムートー(どことなくギャオスに似ている)。放射線を食べて成長するというムートーは突如目覚め、殺そうとしたスタッフであったがまんまと逃げられてしまう。羽根の生えたムートーはオスであり、フィリピンに冬眠状態のまま残されていたのがメス。メスのムートーは核廃棄処理施設のあるネバダ州に移されていたのだった。その雌雄が産卵のため大都会サンフランシスコに向かい、一方、ゴジラもまたサンフランシスコへと向かうのだった・・・
エメリッヒ版GODZILLAが最悪だったため、どうなることかと思ったが、東宝ゴジラをかなりリスペクトしていたのがわかり、大満足。1954年初代ゴジラのテーマでもある反核もここでは活かされているようだったし、3.11東北大地震や9.11NYテロを想起させる映像も満載。さらに社会派メッセージとして政府や軍の中での隠蔽体質をも告発しているかのようだった。また、ここでのゴジラは完全なる悪玉ではなく、巨悪なムートーを退治する善玉怪獣だったのだ。
圧巻は船の下を潜り抜けるゴジラの雄姿やムートーとの戦いシーン。特に回し蹴りによってオスをやっつけたり、マウス・トゥ・マウスで火を吹くゴジラ、軍による一斉発砲を受けても人間を殺そうとしない平和的なゴジラ。あくまでも「ゴジラに戦わせましょう」と、広島原爆で亡くした父への思いも感じさせ、核兵器によらない退治にこだわる謙さん。ムートーのパルス攻撃により飛行機が墜落し、ITテクも使えないためマニュアル操作できる核ミサイルのスイッチを押してしまったアメリカ軍。しかし、そのミサイルはムートーの大好物。これで一緒に子育てしようね!とムートー夫妻の微笑ましい光景。最終的には陸から離れたところで爆破させたみたいですけど、やっぱり核の扱いはまだまだ甘い。それと、気になるのがムートーの卵たちの絵がどうしてもエメリッヒ版を思い出してしまう・・・
画面も雰囲気も暗い
15年前、日本で母を失ったフォードは父が何かの研究に没頭し逮捕されたことを聞き日本へと向かうが…。
モンスターバース1作目。最新作前に再鑑賞。絶望的な雰囲気が続き画面全体も雰囲気も暗い。あくまでも人間たちの戦いにフォーカスされていたイメージでした。
洋物ゴジラ(良い意味で)
98年のゴジラ映画がトカゲパニックだったからあまり期待していなかったがしっかりとゴジラ映画の体を成してたので高評価。
子供の頃に感動した元祖ゴジラは名作とはいえどうしても特撮(CG含む)の技術の進んだ今見返すと映像の粗が見えてしまう。
その点、今作の映像美は流石の一言。
不満点と言えば怪獣同士の格闘が夜だったので基本暗くて見辛い。
また、ゴジラの例の必殺技が火炎放射器的な感じで迫力に欠ける印象。
もっと極太ビームを期待してたのでその点マイナス。
ゴジラ、2度目のハリウッド挑戦。初代へのリスペクトを感じる正統派怪獣映画。
日本が世界に誇る怪獣映画『ゴジラ』(1954)の、ハリウッドによるリブート作品。
ハリウッド版『ゴジラ』シリーズの第1作であり、有名怪獣が一堂に会するシェアード・ユニバース「モンスター・ヴァース」シリーズの第1作でもある。
太古の眠りから目覚めた怪獣ムートーと怪獣王ゴジラが激しい闘いを繰り広げる。
脚本に名を連ねるのは『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』の、映画監督フランク・ダラボン(ノンクレジット)。
主人公であるアメリカ海軍大尉フォード・ブロディを演じるのは『キック・アス』シリーズや『アンナ・カレーニナ』の、名優アーロン・テイラー=ジョンソン。
秘密機関「モナーク」に所属する生物学者、芹沢猪四郎博士を演じるのは『バットマン ビギンズ』『インセプション』の渡辺謙。
フォード大尉の父親である核物理学者、ジョー・ブロディを演じるのは『リトル・ミス・サンシャイン』やテレビドラマ『ブレイキング・バット』シリーズの、名優ブライアン・クランストン。
フォード大尉の妻、エル・ブロディを演じるのは『キル・ユア・ダーリン』『オールド・ボーイ』のエリザベス・オルセン。
芹沢博士の助手である古生物学者、ヴィヴィアン・グレアムを演じるのは『わたしを離さないで』『ブルージャスミン』の、名優サリー・ホーキンス。
15年前の原発事故で命を落とした、フォード大尉の母親サンドラ・ブロディを演じるのは『ポンヌフの恋人』『ショコラ』の、レジェンド女優ジュリエット・ビノシュ。
惨憺たる評価に終わったゴジラ初のハリウッド進出作品『GODZIRRA』(1998)。そのリベンジを果たすべく、再びゴジラがハリウッドに殴り込み!
OPではビキニ環礁の核実験とゴジラの背びれが映し出され、なにやらシリアスかつサスペンスフルな物語が始まりそうだとワクワクさせられる。
序盤のフィリピン、そして雀路羅市(外国人の考える日本の典型のような街)の展開では、なにが起こっているのか細部は分からないまでも、怪獣絡みのヤバいことが起こったことが伝わってくる。短い時間で伝えるべき内容を過不足なく語り切っており、話のつかみとして上手い。
導入部が終わり、主人公のフォード大尉登場。ゆく先々で怪獣被害にあう可哀想な人。
フォード大尉とその父親が、隔離地域となった雀路羅市に潜入するところが、個人的にこの映画で一番のお気に入り。ちょっとミステリータッチで映画に引き込まれる。
主人公登場時の描写により、この映画のテーマの一つが「家族愛」であることを示唆。
徹底して個を排除していた『シン・ゴジラ』とは対照的。こういう家族愛とかをテーマにしているのが、良くも悪くもいかにもハリウッドっぽい。
なんだかんだあって怪獣登場。渡辺謙との遭遇で、なし崩し的に作戦に参加する主人公。渡辺謙演じる芹沢猪四郎は、当然初代のキーパーソン芹沢大助と監督の本多猪四郎から名付けられたのだろう。ゴジラの存在を人類が認識したのが1954年であったりと、この映画における初代へのリスペクトにはすごく好感がもてます。
…ただ作中で芹沢博士がしたことといえば、眉間にしわ寄せながら「ゴジラとあの怪獣を戦わせるのじゃ!」と小学生みたいなことを言ったくらい。もうちょいなんか活躍せーや💦
中盤で満を持してゴジラ登場。昆虫型怪獣(ムートー)と比較にならないほど強そう。さらにハワイ上陸時の津波で島民がエライことに…。
雀路羅市の避難区域といい津波の描写といい、3.11からわずか3年しか経っていないにもかかわらずこれらを描写するところに、制作側のちゃんとしたゴジラ映画を作ろうという気持ちがこもっている。
とどのつまり『ゴジラ』シリーズにおける怪獣とは災害や戦争のメタファーなわけで、ここを疎かにしてしまうと途端に安っぽくなってしまう。そのあたりを理解しているとは、本作の監督ギャレス・エドワーズはなかなか話のわかる男のようだ…。
その後、実は怪獣にはオスメスの2匹が存在していることが発覚。より身体がでかいメスも復活して2匹揃ってアメリカを舞台にゴジラとプロレス。
最終的にはゴジラの必殺技、熱線放射でムートーを倒して映画終了。直接体内に熱線放射されるの痛そう。
結局いつもと同じ展開じゃねーか!なんて野暮なことは言わない。ゴジラの熱線はもはや様式美なんです。
ただ、最後の怪獣プロレスは終始画面が暗くて何が起こっているのかなんだかよくわからん。
それと主人公が色々頑張るんだけど、これ人類の雑な作戦の尻ぬぐいしてるだけじゃねーか。無理矢理主人公の見せ場作った感じがしてなんだかなー、とモヤモヤしてしまう。
また、本作に限ったことではないとはいえ、ゴジラを人類の脅威ではなくお助けアイテムみたいに描くのはあんまり好きじゃない。やっぱりゴジラにはいつまでもヒールでいてほしい。
正直言うと、せっかく往年の大俳優ゴジラを起用したのだから、もっと面白くできたはず!という気持ちはある。
しかし、流石ハリウッド制作なだけあって映像に迫力があり、途中ダレることもなく最後までハラハラドキドキしながら観ることが出来ました。
それに人類側の家族愛だけでなく、対比させるように怪獣の種族愛みたいなものを描いてたのはちょっと面白かったです。
両手をあげて傑作とは言いませんが、オーソドックスな怪獣映画とかて手堅く纏められており、これなら十分に合格点をあげられるのではないでしょうか。
ついに幕を開けたモンスター・ヴァース。次はあの米国が生んだ巨猿の登場だっ!🦍
ゴジラさん!!!!
すっかり日本でお呼びがかからなくなったゴジラさん。
久しぶりにハリウッドからオファーが!
またエメリッヒ版みたいな巨大生物パニックものかあ、と来てみると、意外や待遇が良い!
「いやー、今のところ隠してますが、今回はゴジラさんにバトルして欲しいんですよ!やっぱゴジラさんは闘ってナンボですよ!ボクたち、あの頃のゴジラさんが大好きなんですよ!つかんで投げれるし、打撃も大丈夫。ちょっと離れてシッポがあるし、必殺のアトミックブレス!今はCGもあるし、ギャグにせず、カッコいい絵にしますよ!相手はこっちで、いいヤツ用意してます!ちゃんとゴジラさん、引き立てます!ゴジラさんはラストサムライのつもりで演じてください!今後の展開も考えてます!ゴジラさんはキング・オブ・モンスターっすよ!」
んー、なんだ日本よりハリウッドの方がわかってんじゃん。
よっしゃ、いい仕事するぞ!
そんなゴジラを想像してみました。
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劇場にて鑑賞。シリーズのオマージュに満ち溢れた10年(米資本では16年)振りとなるリブート作。序盤、渡辺謙演じる“芹沢猪四郎”は円谷英二が東宝撮影時愛用していたと云われる帽子・眼鏡・ジャケット姿で登場し、ゴジラが発見されたのが'54年と説明する──コレは最初の『ゴジラ』が公開された年であり、本作がゴジラ60周年となる。なかなか登場しないそのゴジラは、後背の尾から嘗める様なアングルや真横から振り返り大見得を切りつつ咆哮する勇姿を始め全篇、描かれ方が千両役者のソレである。怪獣好きも納得の出来。70/100点。
・米国海兵隊は“芹沢”博士の制止を振り切った作戦が失敗するシナリオから参加を拒否したが、海軍は協力に応じた。“雀路羅市”と云う地名は兎も角、洋画でよくあるチンプンカンプンな日本の描かれ方も然程気にならなかった。
・ポストプロダクションとして本作のCGは960ショットに及び、その内、約50万のポリゴンで構成されたゴジラの3Dモデルは327ショットに登場した──仮にコレを一台のPCでレンダリングすると約445年かかると試算された。
・監督のG.エドワーズは本作を撮るきっかけとなった前作『モンスターズ/地球外生命体('10)』でもソレ迄、余り触れられなかったモンスターの繁殖や交尾を描いている。尚、製作サイドから続篇も監督する予定で、本作を含めた三部作になるとのアナウンスがあった。
・監督G.エドワーズによると、ゴジラのデザインは熊とコモドドラゴンにインスパイアされ、その頭部は熊、犬、鷲を参考にしたと云う。亦、製作側はゴジラのデザインだけでなく、シナリオもシリーズから逸脱していないか何度も東宝側のチエックを受けたソウだ。
・一方、“ムートー"Massive Unidentified Terrestrial Organism"”のデザインは『キングコング('33)』、『エイリアン('79)』、『ジュラシック・パーク('93)』、『スターシップ·トゥルーパーズ ('97)』にインスパイされたらしい。
・鑑賞日:2014年7月25日(金)
I believe he is "the power". ゴジラでけぇ!
ハリウッドでの二度目の映画化、いわゆる「ギャレゴジ」です。全編を通してけっこう人目線なのでゴジラやムートーの大きさは伝わりますが、その分戦ってる姿が少なめなのが残念!いや、「実際人間目線で見たらこうなるだろうなぁ。よく考えてあるなぁ」って思うんですけどね、「観たいのは怪獣同士のガチンコ勝負なんじゃー!」っと思ってしまう自分も同時にいるんですよね。特にホノルルのシーンとか、ここで切れるんかい!ってツッコミ入れたくもなりますよ、そりゃ。出し惜しみし過ぎです。
監督のギャレス・エドワーズがゴジラ好きってのは伝わってきました。多分なんですけど昭和後期の正義の味方ゴジラが好きそう。本作のゴジラの大きくたくましい事といったら。で、ゴジラと自分が考えた怪獣を戦わせたかったみたいな。ムートー、あのカクカクした所が微妙にカッコ悪い。あの手足は使い勝手が悪そう。物掴めないじゃん。ゴジラを引っ掻けてましたけど。それでも卵が燃やされてたのはちょっと可哀想でした。あんなん孵ったら大惨事でしょうけど。
そういえば「キック・アス」で有名になったアーロン・テイラー・ジョンソンが出てましたね。ずいぶん立派になっちゃってねぇ(←親戚目線)。そして、本作のエリザベス・オルセンは何だか可愛い。ここで夫婦役やった後にアベンジャーズの兄妹役はお互い笑えたのではないでしょうか?
何はともあれレジェンダリーで復活したゴジラ。日本のゴジラは「シンゴジ」の後はまたしばらく動きがなさそうですし、「モンスター・ユニバース」としてこれからもガンガンやってもらいたいもんです。
再鑑賞履歴
2021/5/15
「ホントだったら今週「ゴジラvsコング」公開だったのになぁ」記念。
平和の象徴でありますように
デヴィッド・ストラザーン/ジュリエット・ビノシュ/ブライアン・クランストン/エリザベス・オルセン他、
良い役者を揃えましたね。
『広島』 この作品が平和の象徴でありますように。
2014.8.3
きちんと「怪獣」な新ハリウッド版!
モンスター・ヴァース第1作。
通常スクリーンで鑑賞(字幕)。
ノベライズは未読です。
当時、「ゴジラ・ファイナル・ウォーズ」から10年ぶりに公開されるゴジラ映画として大変楽しみにしていました。
2014年はゴジラ誕生60周年の記念すべき年にも関わらず、日本純正の新作が公開されないことが寂しかったです。
2年後に待望の日本製である「シン・ゴジラ」が公開されたことで、その雪辱は晴らされたと勝手に思っています(笑)。
今回のハリウッド版ゴジラ、「怪獣」として描かれていたことが嬉しい。さすがギャレス・エドワーズ監督、分かってらっしゃる。幼い頃から怪獣映画を観て育っただけのことはある。
怪獣を台風などの自然災害と同じように捉え、それが引き起こすパニックをリアルに描き出していた点はディザスター・ムービーのようで、ゴジラ映画としては斬新な描写でした。
ゴジラの全身が露わになった瞬間感激に体が震えました。10年ぶりに再会したゴジラは問答無用でカッコ良かった。咆哮に全身が包まれた瞬間、止めどない涙が溢れました。
ですが、デザインに少々不満な点が。正面から見るとそうでもないですが、横から見るとブヨブヨだなと思いました。まるで「アメイジング・スパイダーマン」のリザードみたい。
ゴジラと2体のムートーのサンフランシスコでの最終決戦はVFXを駆使した映像が大迫力でした。ミニチュア特撮では出せない臨場感があったことを認めざるを得ません。
演出意図かCG予算の関係か、怪獣の出し惜しみに焦らされました。それがいざ本格的な登場時の高揚に繋がっていると考えると心憎いですが、それにしてもくどかったです。
ここで若干の苦言を。1954年に行われた核実験はゴジラを倒すためのものだったと云う設定に落胆しました。ゴジラは戦争や核兵器への怒りから生まれた存在なのに…
このように改悪して、己の行いを正当化するのは違うのではないか。自国批判に抵抗があるのは理解出来ますが、ゴジラの根本を定義する内容なだけに、踏襲して欲しかったです。
[余談]
ジャンジラと云う地名はどこから発想したのか、由来が分かりません。と言いつつ日本リスペクトは素直に嬉しい。違和感もありましたが、ハリウッド映画のよくある変な日本描写に比べたら、かなり実際に近い描き方でした。
[以降の鑑賞記録]
2014/08/10:OSシネマズミント神戸(吹替)
2015/02/25:DVD(字幕)
2015/09/25:金曜ロードSHOW!
2016/06/15:Blu-ray(字幕)
2016/07/29:金曜ロードSHOW!
2019/05/28:Blu-ray(字幕)
2020/05/02:WOWOWシネマ(字幕)
2020/06/20:土曜プレミアム
2021/05/11:Amazon Prime Video(字幕)
2021/05/18:Ultra HD Blu-ray(字幕)
2021/06/26:テレビ大阪「シネマスペシャル」
※修正(2024/01/01)
実にアメリカらしいゴジラ
ゴジラの迫力は大満足です
焦らしが長すぎるとか、暗い場面しかないとか不満点は多少ありますが、それを含んでも十分すぎるほど大迫力のアメリカらしいゴジラを描いてくれました。
これに関しては感謝しかありません。
ゴジラのシーンだけでお金を払う価値はあります。
が、逆に言えばゴジラが出るシーン以外に関して金を払う価値はミジンコほどもありません。
要らない要素のオンパレードなのです。
まず主人公の存在価値は毛ほどもありません。
現場を引っ掻き回すだけでなんの助けにも進展もなく、ひたすら無能を晒すだけ。
人間がゴジラにあたふたしても無駄だということを表したいのかもしれませんが、ストーリー的にも明らかに必要のない行動しかしてません。
子供を助けるシーンとか……要りますか?
どうしてこうハリウッドは家族愛とか恋愛とかヒーローを作りたがるのか……本当に謎です。
芹沢博士も明らかに要らないですよね?
怪獣のスペシャリストかと思えば、なんか思慮深そうに黙っているだけ。
起こる事象に対してなんかアワアワしてるだけ
無能オブ無能。LIF言いたいだけちゃうんかと。
ムートーのデザインもあまり好きではないです。
これはアメリカ人と日本人の感性が違うだけかもしれないけど、どうしてアメリカ人は「怪獣」じゃなくて「モンスター」、「クリーチャー」を作り出すのか。
ムートーに限らず、コングに出てきたスカルクローラーとかもろクリーチャーですし。
怪獣は恐ろしさ、カッコよさ、強さ、そして可能であれば愛嬌が欲しい。
一目見れば「あ! こいつは○○○だ!!」ってわかる特徴的なデザインでなくてはならない。
ムートーのデザインって生物的すぎて特徴がそんなに無い……。
画面が暗いせいもあるけど、見た後「敵怪獣ってどんなデザインだったっけ……?」ってなりました。
どう考えても主人公の父親を主役に据えた方がおもしろい作品になったと思いますね。
怪獣に対する執念とか怨念とか、絶対ストーリーにうまく混ざったはずです。
ゴジラが平成ガメラみたいな役割になってるのは、まぁ良いです。
続編でも言ってますが、このゴジラは怪獣ではなく「キングオブモンスター」らしいので。
108mのギャレス版ゴジラVS雄雌2体のムートー
フィリピンでムートーのサナギと削られた山々→ホノルル→ラスベガス→オークランド。地震大国で震源地が分からないなんてことある?原子力を養分にして背ビレのパルスが点滅するの懐かし格好いい。花火の軌道に合わせて照らされるゴジラのスケールの大きさを表現するのいいね。ラストのムートーの顎を力ずくに開いて放射能熱線をダイレクト放射はえげつないビジュアルも含めてテンション上がった。海からやって来て海に還っていく守護神としてのゴジラに日本版リスペクトを感じた。
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