GODZILLA ゴジラのレビュー・感想・評価
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咆哮を聞けて嬉しかった。だがそこまでだ。
肉とバターとボテトを食べて育ったゴジラ?がゴキブリを叩き潰すだけの映画。格闘シーンも微妙。倒し方も外人さんが好きそうなスプラッター、敵怪獣へのリスペクトもない。『楽しかったね』言うのはカップルのみである。ワクワク顔で入場したおっさんどもの顔は帰りには無表情になっていた。メーサー戦車みたいな兵器もなく、音楽も迫力重視で神秘性がない。哲学もない。単なるハリウッドモンスターだ。ゴジラを撮影するにはアメリカの精神は未熟すぎる。
(≧∇≦)〜〜〜!!!!
いや〜、面白かった〜!!!!
登場もなかなかな焦らせっぷりで、特に例のシーンなんて…、特にゴジラに詳しくない私でも脚バタつかせて喜びたかったほど!
(劇場なのでやらなかったけど)
ちょっと後ろ姿でマツコ・○ラックスさんを連想しました。
かわい〜\(//∇//)\
Godzillaの筈が
Godzillaを観に来た筈が平成ガメラでした。私は初めて映画館で観た映画が「ガメラ対ギャオス」というおっさんですが……雄はギャオスに見え、雌はレギオンに見え、怪獣のキャラ付けもレギオンっぽく感じられ、卵のくだりも平成ガメラ1作目を連想しました。別にそれが作品の評価を左右するものではありませんが、何というか微妙なモヤモヤ感(・ω・) 人間と怪獣の戦いが少ないのも残念でした。(スーパーX的な意味で)
もちろん映像は素晴らしいです。音響も。
今観終りました
あの日本が生んだゴジラが、
どんな映像になるか期待半分以下で観ましたが、
期待を裏切らずに、
あのゴジラが現れました。
確かに日本ゴジラ熱狂ファンからしたら、
一言も二言〜もあるでしょうが、
私は最後は拍手感激でした。
思わず、握り拳から、やったぁ‼︎です。
ゴジラの相手をギャオスと観えたのは、
私だけ?
最後に、3.11の震災を思い出す、
衝撃な映像が…しかし、あの震災を、
風化させてはいけなく、
少しでも早く復興を!と感じました。
あのゴジラの声(声と言うのか?適切な表現が、
分からなくてすみません)が、まだ耳から離れません。
これ以上望むものは無し。
この作品について言えるのは…ただ「観ろ!」
それ以上に私に語れることは無し、感無量の娯楽の王道。
ゴジラ映画に則りながら、ヒューマニズムやパニック要素を盛り込んだ食べ応えの妙。
そしてそれを文字通り目一杯楽しませてくれる、演出の妙。
新幹線使って今は亡きシアターNまで出掛け、後ろから座席をガンガン蹴られながら観た「モンスターズ」に痺れたあの日…
ギャレス・エドワーズ監督は、ワシらを裏切らなかった!涙
監督の才能に、脚本家の腕に、ただただ感謝で涙が止まらず…
重箱の隅はいくらでも突けるけれと。
素直にこれを楽しめない方は、楽しみは映画以外で見つける方が良い思う…
そんな大満足の一本。
音響パネーです。
先ほど見てきました!
正直
昔の特撮のゴジラを見ていないので
あっこのシーンだとかわかりませんでしたが
楽しめました!
もう街は壊れる壊れる
めっちゃくちゃ!
私的にパシフィックリム感がありました!
ゴジラブレスは暑いのか寒いのかわかりませんでしたが、
最強と呼ぶべきでしょう。
デカイ!ハカイ!キカクガイ!
「もし怪獣が地球上に実在して人類の前に降臨したらそりゃこうなっちゃうよね。街とか国とか崩壊しちゃうよね。自然災害だからもう為す術ないよね。覚悟しようね」ってのが凝縮されちゃっとります。
まさしくこういうことなんですよ。怪獣映画すなわちディザスター映画というか。人類に残された選択は逃げ惑うだけという。怪獣がお散歩気分で街中を闊歩すればビル倒壊しまくって大惨事の轍が出来上がるという。やあやあ素晴らしいです。
しかし大は小を兼ねる(?)ものですから。そりゃあ局所的な部分がしっかり描かれてないと、ただ大掛かりな破壊描写をダラダラ見せられたって機微も妙味もへったくれもないですよね。だからストーリーの進行は必然的に人間ドラマが中心になるんですけれど、これがなかなか良いです。Z級の非常事態感がひしひし伝わって来ます。主人公のフォード大尉が成り行き上で世界各地に飛び(逃げ?)回っては、何故だか不幸にも怪獣の破壊現場にライヴで遭遇しちゃってね。そして米軍も怪獣を独自で追うんだけど作戦の殆どが裏目っちゃって。ナベケン扮する博士も役に立ってるのか立ってないんだか(有難いご高説を聞かせてはくれるんですけども)ただ現場に立ち会ってる感(存在感)が凄い。その人間達のテンパリ具合というかドラマパートが見事なんです。
で、冒頭からインサートする怪獣チラ見せの上手さだったり、やっとこゴジラの全体像を見せてくれた!!!!て部分からテレビ映像に切り替わっちゃう演出のヤラしさだったり、なかなかに思い切った破壊描写を全部出してこなくって軽いフラストレーションを観客に与えてきたりして。そこからですよね。そこから溜めに溜めたパワーを吐き出すが如くのクライマックス!デカイ!ハカイ!全てが規格外!カタストロフィ!アーンド、カタルシス!
でね、何でこんなに観せ方魅せ方が巧みなのかなあ、と、その理由というか、まあそれは色々あるんでしょうけども、一番大きいのは監督をギャレス・エドワーズにしたことだと思うんですよね。この人あれですよ、あの「モンスターズ/地球外生命体」を低予算で手掛けた監督さんなんですけど。あの映画観た方なら分かると思うんですが、随所にそれっぽい雰囲気出てたでしょ?チラ見せとか、怪獣のフォルムとかテレビ映像の手法とか。「ああ、なんかモンスターズぽいなあ」と思ったんですよね。それが良い方向に転がって行ったなと。
この人の才能は本物ですよね。続編も彼でキマリでしょう。キマってほしいなあ。
いやあ、デカイって、本当にいいものですよね。
最高!
あのゴジラのおたけびが強烈で、ちょっと怖く、最高!
伏せが笑えた。(^^)
コジラv.s.ムートーの戦いが凄く、終盤戦のゴジラの光線が炸裂するシーンがたまらなく、超最高‼︎
最高の出来ばえ。
ゴシラよ、良くやった!
最後、ゴジラは・・・。
最後の最後、観ていて体がしびれた。
映画館で観ないと価値半減!
ファン歴30年のオヤジです。
この映画は、ゴジラが登場し、吼えるシーンのために撮られていると言って過言ではないと思います。
そのカッコよさは、これまでの作品でも随一と言ってよいほどキマっています。
なので、大きな画面で、地鳴りの感じられるような音響で観ないと、その価値が半減してしまいます。
かつての本多猪四郎作品のように、一寸かったるいところまで真摯に作らなくてもとか、お約束のお色気が足りないとか言いたいことはいろいろあれど、あれだけカッコよく吼えてくれたら満足です。
大バトルは次回作に期待するとして、興味のある方は必ず、映画館での体感をオススメいたします!
ヘビー級の存在感に釘付け!
イグアナより断然、本家に近いデザインがまず嬉しい。
神々しさすら感じる凄まじい迫力を全身に纏う圧巻の存在感がたまらない。
日本の特撮オマージュと、
ハリウッドの歴史、クラシックモンスターの味わいに、
ガメラっぽさも足してパワフルに展開する怪獣映画である。
人間界に突如として現れた放射線をエネルギー源にする巨大生物が、
機械依存社会を沈黙させ、
核廃棄物が蓄積している放射能問題を浮き彫りにする。
未知なる脅威と畏怖を存分に見せつけ、
人間の傲慢を諌めるかのように咆哮をあげる勇姿に鳥肌。
2014年版『GODZILLA』、満足した!
スーパーヘビー級でカムバック!
今回のゴジラは、ローランドエメリッヒ監督によるハリウッド版1作目のようなジュラシックパークやエイリアンみたいではなく、ニューヨークの街を走りまくったりもせず、地下ではトカゲのように移動したりもせず、卵からかえって大量発生したりするよーな事もなく、僕らのイメージするゴジラとは程遠い設定は全てなくなり、噂通り日本のゴジラに近いものになっていました。
やっぱりゴジラは一匹でドッシリとかまえてほしいし、走ったりせず、のっしのっしと重く歩いて欲しい。僕はゴジラの熱狂的なファンというわけではないけど、ゴジラの存在感はそこが基本形だと個人的には改めてそう思いました。
今作ではその辺りがしっかりと演出されていたのは嬉しかったです。
ただここまで日本的にしてくれたのなら、あのお馴染みのテーマ曲は流して欲しかったなと。
しかしゴジラの対戦相手をちゃんと用意してくれたのは良かった。
プロレスファンの自分としてはそいつの名前が「ムートー」って所に
これって「グーレトムタ」からきてるのではとニヤついてしまいました!
このムートー2匹とのハンディキャップマッチの末、遂にゴジラの口から放たれた放射能ビームにはもう盛り上がらざるをえません!
そして「フルハウス」で赤ちゃんだったオルセン嬢が今作では立派に母親役を演じていたのも見所です!
夏休みにふさわしい楽しいお祭り映画でした。
かっこいい!
ゴジラがかっこいい。
やたらでかくなったけどバランスとれたかっこよさ。それに、あの、ためての雄叫びもなんともいえないかっこよさ、ここちよさ。
ムートーも意外にシャープでかっこよい。
ぶっ壊された街がまた見応え十分です。
怪獣が三つ巴になる理由はあんまり工夫がないけどわかりやすくていいと思う。なんだけど、ゴジラ映画のなにものでもない。
それが良いといえばいいんですけどね。
GODZILLA as 世界共通言語.
公開初日、朝イチ2Dにて鑑賞。
3DやIMAXよりも開始が早かったので。
結果として、2D、とても満足できました。
個人の思いとより大きなものの利益の対峙、そこで生じる葛藤、個々の選択する行動。
本も映像も素晴らしく良かった。
KAIJUにも感情が…?…という表現も上手い。
G×××××××やT××××××等に対し、逃げを打たない製作陣の姿勢も高評価。
GODZILLAが国境を越えて、世界の共通言語に、名実共になったなぁと感じました。
'田鸡粥'(中国語で…)が個人的にちょっとツボりました。
7月10日国際フォーラムにて行われた GODZIILA ジャパンプレミア に参加して来ました。
日本での実質的な最終作ゴジラファイナルウォーズから丸十年、待ちに待った新作。
以前にも一度、ハリウッドでゴジラが映画化したことはあります。そちらも是非観てみてください。また、今回の作品を見るにあたって、より本作を楽しむために初代ゴジラの視聴をオススメします。
私としては絶対に劇場で体験して欲しい映画だなぁと感じました。ゴジラが動く姿を目の当たりにして鳥肌が立ちました。間違いなく過去最高だったのではないかと思います。
また、個人的には今回の作品の一番の見所であるゴジラの咆哮も劇場の大音量で体験していただきたい。
内容に関しては少々盛り上がりに欠けますが目立った矛盾は特に感じられず、監督のゴジラに対する愛情や日本に対する印象、海外でのゴジラ像を改めて体感でき、また過去のゴジラシリーズ28作品の中からのオマージュも多々あったように私は感じました。
この映画をみていて思ったのはギャレス・エドワーズ監督はゴジラファンというだけでなく、ガメラなど日本の怪獣映画が大好きなのだなぁと感じました。
日本人として是非是非劇場に足を運んでいただきたい!!
ゴジラは神か?
ストーリーは
1999年、フィリピンの原生林生い茂る森の中に深い洞窟が見つかり、中に巨大な生物の化石が発見された。セリザワ博士とグラハム助手は、現地に飛んで調査するが、その化石に何か生物の繭が寄生していることを発見した。繭の一つはすでに孵っていて巨大な生物が原生林をなぎ倒しながら海に這い出て行った痕跡がある。同じころ、日本のジャンジラ市にある原子力発電所が何者かによって襲われて大地震が起き、原子炉が破壊され、多量の放射線が放出される。被害を抑えるため発電所は原子炉の中に調査に入っていた3人の技術者を、原子炉の中に残したまま防護塀を閉じなければならなかった。犠牲になった3人の技術者の一人は、同じ技術専門家のジョー ブリデイの妻サンドラだった。ジョーは、妻を失い傷心のまま息子のフォードを連れて本国に帰る。
15年経った。子供だったフォードは、結婚して子供を持ち、アメリカ海軍に勤務している。妻はサンフランシスコの救急病院に勤める看護士だ。ある日、日本警察から電話が入り、父親のジョーが、放射能汚染で立ち入り禁止区域になった元の原子力発電所に潜入して逮捕されたという。フォードは父親の身柄を引き取りに、日本のジャンジラ市に向かう。ジョーは15年前に妻を失った原子炉破壊事故が、地震によって起きたという結論に疑いをもっていて、現地に潜入しては調査を続けていたのだった。ジョーに言われて、フォードも一緒に、もとの家のあった封鎖地域に潜入してみると、意外にも放射能汚染地域とは名ばかりで放射能はなく、空気はきれいだった。しかし二人は 警察に逮捕される。日本警察は何かを隠している。
二人が連行された原子力研究所では、セリザワ博士が、フィリピンから持って帰った巨大な繭が捕獲されていた。繭は強力な電磁波を発しているが、繭から巨大な昆虫のような生物が孵り、研究所は破壊される。それを見て、ジョーは15年前に原発を破壊し、妻の命を奪ったのは、この生物だったということを知る。しかし、このムートーと呼ばれる怪獣が暴れまわり、建物を破壊したときにジョーは、他の多数の人々と共に命を失う。原発を襲った大地震は自然災害ではなく、この怪獣が起こしたものだったのだ。ムートーは、海を渡り、ハワイを破壊して暴れまわり、米国西海岸に向かう。フォードは、父と母の命を奪ったムートーと対決するために海軍に戻る。そのあとを、宿敵ゴジラがムートーを追う。
セリザワ博士によると、2億7千年前の古生代では地球は放射能に覆われていて、放射能をエネルギー源とする怪獣ゴジラが生息していた。しかし放射能濃度が低下したため、ゴジラは地底に深く潜み、多くは死滅していった。しかし第二次世界大戦を契機に人々が 核開発を始め、繰り返し核実験を行ったために、ゴジラが目覚めて地上に姿を現すようになった。ゴジラにはムートーという寄生生物がいて、ゴジラの体に卵を産み付けて繁殖する。ムートーのエネルギーも放射能だ。いま、このムートーの雄と雌が繁殖のためにアメリカネバダ州の放射性廃棄物処理場に向かっている。彼らの進路となったハワイ、カルフォルニアの街々は破壊され被害は大きく広がるばかりだ。
フォード達、海軍特別班は、ムートーの巣を探し出して爆破し、無数の卵を破壊する。怒ったムートーが米軍を襲い、あわや軍隊は壊滅か、、、という時にムートーを倒すために追ってきていたゴジラが雄と雌のムートーを倒し、自分は海底へと戻っていった。ゴジラが人々を救ったのか。ゴジラは神か。というお話。
映画が始まる前に、米軍による太平洋上で1959年代から盛んに行われた核実験の写真が次々と映し出される。広島、長崎のきのこ雲も出てくる。放射能被害も出てくる。日本製オリジナルのゴジラでは、米国が繰り返し海洋核実験を繰り返すので海底に生息していた生物が突然変異で巨大化し、人間社会に復讐するために文明社会を破壊しにやってくるのかと思っていた。それだったら米国の核開発や、日本への爆弾投下、強引な日本への原発の売り込みなどに批判的で、被害国日本としては、きわめて政治的な反核というメッセージを含んだ映画になったはずだ。でも実際はそうでなくて、ゴジラはもとは古代ジュラ紀から白亜紀にかけて生息した巨大生物だったが、ゴジラは海底で眠っていたのに、人間の核開発にともなって起こされて出現する、というお話だった。アメリカは、眠っていた子を起こしただけだったという責任逃れのストーリーになっている。
暴れ回って放射能が欲しいだけなのに、原発を襲ったり、核廃棄物処理場をめちゃめちゃしたり、米軍から核弾を盗んで核弾頭を丸呑みするムートーは 人間に敵でもゴジラの敵でもある。これに向かっていく勇気あるフォード(アーロン テイラー)が不死身で戦う。アメリカの安全は俺が守るとでも言わんばかりに捨身の攻撃だ。フォードの妻も破壊されたビルの下敷きになったり、火傷を負った人々の救助に当たる。幼い息子などサッサと学童疎開のバスに乗せて先生にまかせてバイバイ。職業意識の強い軍人を父に、看護士の母をもった子供は可哀想だ。
この映画ではフォードの一家が主人公なので渡辺謙の影は限りなく薄かった。核弾頭を打ち込もうとする米軍と激論を交わしたり、ゴジラをもっと擁護して欲しかったけど。英語の台詞を最小限に絞られていたので活躍する場面がなかった。やはりこの俳優さんは、丁髷に着物姿で馬に乗っている姿が’サマになる。映画の最後で名前が出て来たので、宝田明も出演しているはずだが、どこで出て来たのかわからなかった。ゴジラは日本製なので、日本に敬意を表して日本人俳優を使ったようだが、映画の中で、お飾りみたいな存在で、残念。ジャンジラ市という、限りなく中国名に近い名前も、どうにかジャラジャラ整理して欲しい。
今回のゴジラでは、2匹のムートーにやられて、死んだと思ったゴジラが、むっくり起き上がって人間どもに興味を持たず、すたすたと海に消えていくところなど、思わずゴジラが大好きになってしまう。ゴジラはやっぱり英雄だ。大きくて力持ち。日本、ハワイ、カルフォルニア、ラスベガスと沢山の都市を破壊してくれるが、それはムートーの息の根を止めるため。放っておいたら沢山の原発が襲われて放射線が漏れ地球に死が蔓延することになる。人間の敵ムートーを倒してくれてゴジラ、ありがとう。ゴジラ、おまえ可愛いぞ。ミニチアのフィギュアが欲しくなった
とても良かった
久し振りに観ていて疲れてしまいました。結構テンポが早くてポンポン進んでいきます。
時々懐かしいなあと思うような古い演出が使われてました。
ちょっと説明不足感があり、ムートーが蘇ったのかゴジラが復活したのかよくわからないまま進んでってしまい私は混乱しました 。
全体ではとても面白い映画だったと思います。これは3Dで観るべき。
アメコミヒーロー物系ファンには楽しい作品だと思うけれど、オールドファンにはTVの1時間ドラマのテイストだったかな?
先週7月10日有楽町で行なわれたジャパンプレミアで本作を観賞出来た幸運に感謝したい!
何しろ会場では、この作品の監督ギャレス・エドワーズ氏の登壇が有る為、監督自身の口から、本作品に対する熱い思いを語って頂いた、そのメッセージを直に聞けた事は幸運だった。
渡邉謙さんは会場では早速ジョークを飛ばし、ノリの良いファンサービスを展開していたが、そのノリに今一つ乗りきれずに、巧く切り返さないエドワーズ監督の姿を観ると如何にも、60年前のゴジラ映画や初期の頃に制作された昭和のゴジラ映画オタクと言う彼の雰囲気が伝わる微笑ましい時間だった。
エドワーズ監督は、如何にアメリカで興行的にヒットしても、産みの親で有る日本で作品がヒットしなければ、本当に成功したとは言えないと語っていた。もう既に興行成績として良い成果を出しているにも関わらず、何と謙虚な人物だろうと感動!
作品が始まると、広い会場内ではゴジラが登場するシーンで拍手が巻き起こる!
映画制作者がいるプレミアの現場でこう言う拍手が巻き起こる瞬間を体験するのは本当に気持ちが良いものだ。
映画と観客が一つになる瞬間のようであり、映画ファンの私には最高の瞬間です!
ヒーロー物作品で、ヒーローが登場するシーンで拍手や、歓声が漏れるのは何とも本当に嬉しい瞬間だ。
「スーパーマン」でも何でも登場すると思わず声を挙げたい衝動にかられる私だが、中々シャイな日本人は映画館でハメを外して映画を観ないので、残念でもある。その点最近のマサラ映画は楽しそうで、良い傾向だよね!
話が本作から外れてしまったので本題の本作に話を戻すと、ジュリエット・ビノシュに久し振りにお目もじ出来ると言う事で楽しみにしていたら、出番あっと言う間に終わってしまったのが残念!
そして約2時間を越える作品ファーストシーンは良かったのだけれども徐々にテンポが落ちて、歯切れが悪く単調になって行くので、私は不覚にも居眠り発覚!
映画を一緒に観ていた連れが20分程寝ていたよと言うので、「何故気付いているなら、起こさないのか?」と友人に腹を立てたのだが、しかしそれでもストーリーは把握出来る物だった。
私はそう言えば昨年公開されたヒット作「パシフィックリム」でも爆睡していた事を思えば、被り物のヒーロー物が苦手なのだよね。映画が終了した会場では感動し興奮して、熱い会話を交わしている学生の姿を多数目の当たりにした。
私のようなオールドファンにとっては、やはり54年の「ゴジラ」を越える作品はない!と言う思いを更に深める結果となった。
しかし、ハリウッドで「ゴジラ」が再び制作された事はとても嬉しいし、そしてヒットしていると言う事も嬉しいが、54年の「ゴジラ」の様に明確な社会的なテーマが無く、単なるヒーロー物になっているのは残念だが、ハリウッド映画では、力強いヒーロー性が描かれる事無くしては制作される事はないのだろうから、致し方ないのだろうね。環境破壊に対して沈黙のゴジラ映画は何処となく骨抜きになった印象も有る。
そして、我が国の被り物、着ぐるみのゴジラに愛着の有る私は、CGで機械的に見えるゴジラに対しては何処となくトランスフォーマーなどを連想させ、生身の生物というより、サイボーグと言う感じで生き物に見えないと思ってしまうのは、私が親父世代だからなのかもしれない。
しかし、海を越え凱旋した「ゴジラ」は映画ファンなら必見の価値は有る。不覚にも居眠りをした私は、お詫びに再び夏休みにはゴジラに会いに映画館へと行く予定だ。
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