死霊館のレビュー・感想・評価
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流石。
間違いなくジェームズ・ワン監督作品最高傑作。
ホラーの基本要素を固めつつ、独自性のあるストーリーとアイデアに感動。
慣れていても、驚く。
この繰り返しに気が抜けないです。
彼の作品は年を重ねるごとに面白くなると思います。
だんだんと恐怖のレベルが上昇するところは目を覆いたくなるほどでした。
本作は実話を基にした物語で、アメリカで有名な心霊研究家、ウォーレン夫妻の体験談に基ずくとのこと。
映画なので、誇張はしていると思いますが、本当にこういう事があるのかと思うと怖いです。
夜独りでいたくなくなったのは小学生以来です。
ただ、邦題どうにかならなかったのかな。
原題「THE CONJURING」でいいんじゃないの?
バカ邦題に-0.5
★ インシディアス超え ★
ジェームズ・ワン監督作品、良いですね。
私的に最恐のホラーです。
しかも家族愛が伝わってきて最後は泣けます。
ひとつ残念なのは、予告で凄く怖いシーンを1つ出しちゃった事。
あのシーンは本編で楽しみたかったなぁ。
インシディアス2も楽しみです。
3時7分、恐怖のとき
“ホラー・マスター”ジェームズ・ワン監督の新作ホラー。
久々にゾクゾクさせて貰い、心地良さすら覚えた!
もしアカデミー賞がホラーを重視する賞なら、間違いなく作品賞・監督賞もの。
話は同監督の前作「インシディアス」と大して変わらない。
郊外の一軒家に越してきた一家を怪奇現象が襲い、心霊学者夫婦が調査する。
こけおどしも下手な小細工も一切ナシ。古典的な題材の旨みを最大限に活かしきっている。
地下室からの物音や声、独りでに開くドア、家に入ろうとしない飼い犬、突然体中に出来たアザ、就寝中に引っ張られる足、そして目隠しの隠れんぼ…こういうのが一番怖い。
特に秀逸だったのが、一家の娘が寝ているとまた足を引っ張られ、起きると、ドアの影に何かを見る。同室の姉妹や見ている我々にも何も見えないが、確かに何か居るという。
「インシディアス」のレビューでも書いたが、ホラー映画で怖がらせるには、怖さを“見せる”のではなく、“想像させる”事。
そのシーンでも、ドアの影に何も見えないのに、娘の迫真の訴えで、見ている我々もそこに何か居ると想像し錯覚し、恐怖を感じてしまう。
見事なホラー演出だと感じた。
ホラー演出も、人物描写も、作品雰囲気も、何もかも、「インシディアス」より遥かに格上になっている。何処か上品な風格さえ感じた。
一家の家族写真、心霊学者夫婦の苦闘は物語のキー。
現象の根源は血塗られた哀しい過去にあり、哀しさと怖さの相性がいいのはジャパニーズ・ホラーでも証明済み。
あらゆる要素にジャパニーズ・ホラーに通じるものもあった。
出演者もホラーと縁のある面々。
パトリック・ウィルソンはジェームズ・ワンと「インシディアス」で組んでるし、ヴェラ・ファーミガは秀作ホラー「エスター」に出演していて心強い。リリ・テイラーは…一応「ホーンティング」に出てるし。
驚くべき事に実話。恐怖は倍増。
そして何を血迷ったか夜中に部屋を暗くして見たので(笑)雰囲気倍増
抑えて抑えて、じわじわ煽り、最後に一気にたたみかける。
やはりホラーはこうでなきゃ!
実に良いホラー映画だった!
追記として…
アナベル人形が怖すぎるよ…。
最高!
今のところ娯楽としては本年度ベスト1!
恐怖ものとして特化するとこんなに面白くなるんですね。
最近の映画はアイデア勝負に走りがちですが、当たり前の事を研磨すると映画本来の力が出るという事を再認識しました。
ひねりのある物語という構図はもはやこの作品には不要です。逆に弊害にさえなりかねない。ひたすら映像音響の効果と俳優のテンションで見せています。美術や衣装もいいですね。70年代という世界観もオカルトに合っています。
「インシディアス」も後に見ましたが、そんなに面白くはなかったですね。「死霊館」の俳優陣の方が妙にリアリティがあります。作品の出来は2ケタ違いです。
…きゃぁぁぁー!!あっなんだ家族愛の映画か…(涙)
今はでホラー映画というものを避けてきた。理由は単純、夜、一人では寝れなくなってしまうから…。しかし友達に猛烈に勧められ、鑑賞しました。
ホラーの抗体ない自分は前半はビビりながら見ていました。だけどウォーレン夫婦がペロン一家を助けようとする所から少し安心。 悪魔払いのシーンではいつの間にか自分も両手を握って力んでました。しかし最後は泣きそうになりました。家族っていいな。あと味いい映画でした。ジェームズ・ワン凄い!ワイルドスピード7も楽しみです。
すっきりした怖さ?
展開が早いです。下手にだらだらした説明を省き、がんがん進行します。死霊の攻撃も、段階を踏んで・・・とは行かずに過激になります。
頭を使う事無く楽しめます。
が、終了もあっさりしてまうのは、如何でしょうか。
これを減点としました。
「悪魔」と一括りにするのは欧米人ですね。
この現象は「狐憑き」の範疇なんでしょうか?
どなたか詳しい方にご教授願います。
ただ「これは実話です。」は、すごい。
このような経験に遭遇したら、どうなるんでしょうか。・・ラストが判っているだけに、・・・狡いですが経験したいです。
一生その話だけで会話に苦労する事はなくなるでしょう。
何時も思うのですが「なぜあなたは、こんな力の無い個人に取り憑くのか。それだけの力がありながら何を望んでいるのんですか。」と直に聞いてみたい。
「お前は馬鹿か・・・世界征服なぞ下らん苦労をするだけ。
お前らと違って我々には限りが無いんだぞ、ずーと人間を観続けるこちらの身になってみろ、ちゅこまかちょこまかと子狡く生きる人間ばかりで、いつの時代の人間も皆同じ。
観ているこっちが参ってくる。
征服して人間を絶滅させても観るモノが無くなるし・・・ここら範囲で十分・・それを皆で見せ合うんだ、面白いぞ。
地域によって祓いの儀式も変わるし、カミとして祭る人種もいる・・・。おっ、そう来るかと予想してない事をやってくれれば皆が賞賛してくれる、まっそれが楽しみかな。」
延々愚痴を聞く事になりそうですが・・・本当は誰?なんでしょうか・・ブラックストーン・・ては訳は無いでしょうね。
初、劇場ホラー
元々ホラー映画は苦手で家でも滅多に観ないのですが何故か何故か「死霊館」に惹かれるものがあったので初めてホラー映画を劇場で観ました。
もう出だしから怖いです(ーー;)
人形の不気味さがほんとに怖いです。
そのあとも何度も出てくるのですが…
音楽がまた怖さをほんとに倍増させます。
お、ハッピーな感じじゃん!
と思ったらドドーンと重苦しい音楽(; ̄ェ ̄)
最後のエンドクレジットでも怖かったです。
ホラー初心者の僕は終始体が硬直してビビりまくりでした。笑
特に悪魔払いのシーン………
それでも最後はスカッと終わってハッピーエンドで良かったです^_^
ただただ怖いだけでなくストーリーも良かったです^ ^
なんだかウォーレン夫妻を頑張って!
と応援したくなりました^ ^
ホラー映画が苦手な人も観た方がいいですよ^_^
正直期待はずれ
典型的な設定、典型的なストーリー、典型的な脅かし。
最新音響効果以外何も残らなかった。
実話ならせめてもっと実話らしく掘り下げればもっと広がりのあるドラマにもなったのに脅かそう根性が先に立ち、まったく新鮮味がない。エンディングの写真のほうがよっぽど怖い。観ながらデビット・フィンチャーとかならもっといろんな手を考えるよな、とか、もっと遡って、70年代ホラー見てるほうがよかったとか、そんなことしか思い浮かばない。70年代はホラーもしっかり映画だった。10年代は商売の今年か考えないプロデューサーしかいないんだろうな。アメリカ人にとってハロウィンとか年中行事の参加映画みたいなもんだろうな、日本人相手では何の新鮮味もないのでそんなに期待できないのもわかる。酷い邦題だと思ったけど、まあこの程度の映画ならいいや。
いい加減、「ソウ」みたいな企画や、密室皆殺しゲームや、室内超常現象以外のホラーが観たい。「キャリー」には期待してるけど焼き直しですからね。
前評判通り、大当たり!
前評判通りの久々に大満足したホラー映画でした。
まず、テンポが良い。
この家怪しいな…と思ってたら遠慮なく怪異現象続発、心霊研究家に家をみに来てくれるように頼んだら即座にok。悪霊もこの研究家がきてもバシバシ現れちゃう。隠れるきなし。
実際の話というところがまた恐さ増大。
あと、監督、カメラアングルが随所でうまい!かくれんぼの鬼さがしで手をはたく音がきこえた時に連続して地下室への扉が開いた時の一直線の扉の絵図らとか、逆さ視線の撮影とか、恐怖感がアップします。
音の使い方とかいろんな意味で磨かれたオーソドックスな演出で怖がらせてくれました。
正統派の恐怖映画
期待通りの面白さでした。
いわゆる「エクソシスト」系の作品ですが、悪霊の存在に焦点を当てすぎず、徐々にむしばまれていく家族の様子を丁寧に描写していることが、恐怖感をよりリアルにしていると思います。
最後はあっけない印象なので、ひょっとしたら続編も?と期待してしまいます。半ば強引にねじ込んだ感のある「家族愛」は、個人的には良かったと思います。
これは良い!! お勧め!
これは良かった!本当に楽しめました。
映画好きで過去いろいろ観てきました。なかでも、ホラーは好きなジャンルのひとつなのですが、最近はあまり『良かった』と思えるものがなく、淋しいことが続いていたので、もうホラー映画は終わったと諦めていました。
『貞子3D』とかもはやお笑いにしか取れないものや、『パラノーマル』シリーズももはやネタ切れ。『死霊のはらわた』のリメイクは、それなりに良かったですが、結局は血しぶきや死体に頼りがちな、単純なパワータイプなのでまたか、という気持ちで、なんとなく飽き気味になっていました。
しかし、本作は『インシディアス』の監督をされた方の作品と聞いて、興味をそそられました。
霊に取り憑かれた家と言えば『悪魔の棲む家』(アミティービルのある家で起きた話)の心霊の話を思いだします。かつてブームをおこし、いらいろな作品に影響を与えた、実話を元にしたという作品。『死霊館』も、実話が元という事で、しかも『悪魔の棲む家』にも関わった心霊科学者のお話しという事がさらに期待を高めて、楽しみに鑑賞しました。
期待が高くなった時は、だいたいガッカリしてしまう事が多いのですが、今回は違いました。昨今のスプラッタ作品でもなく、やたら人が死ぬわけでもないのですが、怖い! 心理的に怖い!! ゾクゾクしました。とても演出がうまい!!と感じました。
役者さんの、キャスティングも良かったですね。リアリティーがありました。作品に最近のホラー映画にはない、上質の品を感じました。最後は、とても心あたたまる感動!! このての作品で感動は珍しいですね。
最後に、少しネタバレかもですが、『今度は、アミティービルで事件が…』という会話に、往年のホラー映画ファンの心を、わしずかみな感じで、満足!!
恐怖の午前3時7分……A級のお化け屋敷ホラー!
オーソドックスなお化け屋敷ホラーをハイテンション&超怖く仕上げた『インシディアス』のジェームズ・ワン監督が
今度は実話を基にしたお化け屋敷ホラーに挑戦! 全米で大ヒットを飛ばした作品。
ムチャクチャ楽しみにしてたのに東海地方では名古屋でしか演っておらず、鑑賞料より高い電車賃を払って鑑賞。
アホっすねえ。
いや、けれども、さすがの怖さで大満足!
顔が怖すぎるアナベル人形で始まってからほぼ全編に渡って緊張しっぱなし!
(にしてもワン監督の映画って毎回気持ち悪い人形が出てくるね)
暗がりからの拍手、止まるオルゴール、遠くで戸口が開く音。
細かな音で『何かがいる』と感じさせる演出の巧さ。
頼りないマッチの灯火の先、ドアの裏側の暗黒。
完全な暗闇から何かがヌッと飛び出してきそうな気配の恐ろしさ。
怪異が襲い掛かる前の“気配”の演出がとにかく怖い。
劇中で語られる『出現→攻撃→憑依』理論(けっこう説得力がある)の通り、
最初はおとなしめの怪現象がじわじわボルテージを上げていき、
終盤ではもう手の付けようがないほどの暴れっぷりを見せる。
恐怖演出自体は決して珍しくないのだが、新たなアイデアの豊富さと
演出ひとつひとつの丁寧さでしっかり怖く仕上げている印象だ。
個人的に一番怖かったのは、終盤のあのシーン。
“ギギギギギ”っと縄の軋む音と共に、浮かんだ脚がゆっくりと……。
いやー……恐過ぎ。顔引きつらせながら観ておりましたよ。
またこの映画がユニークなのは、
心霊現象に脅かされる一家と同じくらいに、心霊研究家である
エド&ロレイン・ウォーレン夫妻にもフォーカスを当てている点。
夫エドはバチカン公認の悪魔研究家。妻ロレインは人間以外の存在が“視える”という変わった御夫婦。
なんとこの二人は実在の人物で、実録お化け屋敷ホラーの“はしり”として有名なアミティヴィルの屋敷を調査したこともあるそうな。
この手の映画の霊能者というと、映画の中盤くらいから登場して物知り顔で『ヤバいヤバいわ
アンタ死ぬわよ』みたいに若干上から目線の指摘をしてくるのが普通だが(普通か、それ)、
ロレインは“視える”こと以外は、1人娘と夫を愛するフツーの主婦。
被害者家族の奥さんに向ける眼差しは優しいし、
“視える”からと言っても心霊現象は怖い。
その能力ゆえに攻撃の的にもされてしまうし、
自分たちの仕事に娘が巻き込まれないかも心配でしようがない。
それでも悪魔祓いを行う夫と共に戦うという健気さに感動。
ここまで人間味のある霊能者の描かれ方は珍しいんじゃないかな。
それに、『霊能者が出たらもう安心』みたいな安堵感が無く、
むしろ恐怖を増幅させるような立ち位置として機能している点も巧い。
・『インシディアス』以上に心霊現象の科学的解明が語られる点
・悪魔という日本人には馴染みの薄い存在が関わってくる点
などから、残念ながら『インシディアス』ほどにアグレッシヴな恐怖は無いかもだが(あの映画には悪魔より怖い
バアさんがいた)、それでも並のホラー作品と比べて遥かにウェルメイドな恐怖映画。
70年代のややゴシックな雰囲気も不気味だし、最後の決着には不覚にも少しだけ泣いてしまった。
よくある題材をまたしてもオソろしくオモシロく仕上げていてグッド! A級のお化け屋敷ホラーですよ。
そしてワン監督の次回作は、既に全米公開中の『インシディアス 第2章』。
監督、ここのところホラーにくっつきすぎてる気もするが(笑)、今から日本公開が楽しみです。
〈2013.10.12鑑賞〉
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追記:
顔の怖すぎるアナベル人形について。
パンフレットには実際にウォーレン夫妻が保管していた人形の写真が載っていたのだが……
実物はこのまま映画に出てたら笑っちゃうくらいにファンシーで可愛いぬいぐるみでした。
まあ、これが襲い掛かってきたらそれはそれで怖い。
怖い!でも感動!これぞ王道ホラーの完成形!
「ソウ」「インシディアス」の監督の最新作、かつ全米でスマッシュヒットということで、期待して観に行きました。
前評判通りに凄まじく怖ろしい映画でした。
家に寄り付かないペット
末っ子が遊ぶ見えない友達
夜な夜な動き回る人形
夜中に止まる時計
身に覚えのない痣
どこかから聞こえる謎の声
などなど、ある種定番ともいえる恐怖の"ネタ"の数々。しかしこれらがジェームズ・ワン監督の卓越した演出でたちまち〈恐怖〉と化して迫り来る。一例を挙げると、あの"かくれんぼ"のシーン。あれに続く場面には本当に鳥肌が立ちましたね。
実話だというのも凄いところ。いくら特別新しさのない要素とはいえ、実際に体験した人がいるとなると…。さぞ怖かったことでしょう。劇中の随所に、実話であるという証拠が見られます。映画も現実にかなり忠実に再現しているとのこと。
加えて"怖い"だけで終わらせないのが今作のいいところ。これは館に巣食うものの魔の手に襲われた一家を救おうと命がけで戦うウォーレン夫妻の物語でもあるのです。ホラー映画には珍しく、ラストには感動の展開が待っています。
心霊学者として著名なウォーレン夫妻を演じるのは『インシディアス』でも監督とタッグを組んだパトリック・ウィルソンと、『エスター』のベラ・ファーミガ。彼らの演技も素晴らしかった。
夢のマイホームに越してきた為に怖ろしい現象に見まわれるペロン夫人にはリリ・テイラー。『エクソシスト』に学んだという恐怖の演技がハマっていました。
また、ペロン一家の娘達5人(+ウォーレン夫妻の娘1人)がなかなか可愛かったです。
個人的には今までで一番怖かったホラー映画は小学生の時に観た『呪怨』なのですが(観た後しばらく布団に入るのが怖かった…)、今作はそれに匹敵する恐怖に加え、家族の物語もある傑作です!間違いなくジェームズ・ワン監督の代表作であると同時に、『エクソシスト』と同様、ホラー映画史に名を残す作品となることでしょう。
ホラー映画好きにはもちろん、全ての人々に観て欲しい作品です!
来年1月には、ジェームズ・ワン監督のもう一つのホラー映画、『インシディアス 第2章』が公開されるそうです。こちらにも是非期待したいところ!
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