劇場公開日 2013年5月18日

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「ホント、うまくいくわ!!」きっと、うまくいく りりーさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ホント、うまくいくわ!!

2013年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

この作品を見るのを諦めかけた頃、いつも行く映画館で上映しているのに気付き、急遽見に行った。
期待値が高かったにもかかわらず、とても良い作品だった。

ボリウッド映画と言えば、延々と繰り広げられる歌と踊りなんだけど、この作品は、ちょうど良いくらいだった。

原題は「3バカトリオ」。
邦題の「きっとうまくいく」は、良いね。

抱腹絶倒の学園コメディかと思いきや、10年後の彼らを交え、サスペンス仕立ての、とても面白いものだった。

名門工科大学の新入生となった、天才肌のランチョー、動物好きのファラン、神頼みのラージューの3人組の青春と友情。

若者たちの悩みや恋のときめき。
ユーモアたっぷりでありながら、学歴社会への批判も。
それは、日本人にも身近に感じさせ、共感できる。

サービス精神旺盛なたくさんの散りばめられた伏線。
その伏線は、使い古されているかもしれないが、とても共感できるものだ。
そんな伏線は、いつの間にか全部解決され、とても居心地の良い作品だ。

冒頭、ランチョーの行方がわかったというだけで、あ~んなことをしてしまうファラン。
今思えば、それもランチョーから学んだものだね。

中盤、ランチョーは何でこんなにしっかりしているんだろ?!と思ったが、それもちゃんと解決される。

一体ランチョーとは、何者なんだ??
ラストは、予測できるが、それでも楽しい。

何のために大学に入って学ぶのか?
何のために生きるのか?
自分の人生を自分で決めてはいけないのか?

ランチョーは、何をすべきかわかっている。
ライバルは他人ではない。
自分自身だ。

170分はちっとも長くない。
インドの人が、とても身近に感じられた作品だった。

ランチョーを演じたアーミル・カーンは、40歳半ばだという。
お見事!!
途中、彼が誰かに似てる、似てる、と思っていたのだが、それも劇中の彼が着ているTシャツで分かった。

All is well.

歌いながらガンバロ。

りりー
浮遊きびなごさんのコメント
2013年9月7日

【注意:コメント内に ネタバレ含みます】

りりーさん、
ご無沙汰しております。

『きっと、うまくいく』、
りりーさんや他の方々のレビューを読んで気になっていたんですが、
ボリウッド映画というくくりや上映時間の長さに
躊躇しているうちに上映終了してしまいました……。
最近気付きましたが、いつの間にか、りりーさんの
生涯ベスト5に入るほどの映画だったのですね!
レンタルリリースのタイミングで必ず観るようにします。

ここのところレビューをお見掛けしないので、
気になってコメントさせていただきました。
以前僕の方も出張の折りには心配していただきましたし。

老婆心とは思いますが、お元気にされていますでしょうか?
今年の酷暑や予期せぬ出来事でお身体を壊されたりして
おられなければ良いのですが。

こちらは相変わらず、仕事のストレスをどうにか映画で消化
しながら乗り切る毎日です。まあ、ぼちぼちと。
人が何に苦労して生きているかは離れた場所からは
(ましてやネット越しでは)なかなか伺えないものですが、
そちらの御多幸を祈っております。

それではまた!

P.S. 『るろうに剣心』実写版続編のキャストが続々
決定しているようですね。以前お話しした希望案(≒妄想)は
お互いにハズしまくっているようです(苦笑) 。

浮遊きびなご