「インド映画の底力‼️」きっと、うまくいく 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
インド映画の底力‼️
最近、何かと盛り上がってるインド映画‼️「 RRR」や「バーフバリ」のように歌あり、ダンスあり、荒唐無稽な大型アクション大作というのが定石‼️しかし半世紀以上前の「オプー三部作」をはじめとするサタジット・レイ監督作で映画史に残る上質なドラマ作品を多数生み出していた実績があります‼️そういう意味で今作「きっと、うまくいく」はインド映画の底力を見せられた気がしました‼️大学生であるランチョー、ファルハーン、ラージュの友情と波瀾万丈な学生生活‼️そして10年後、行方不明になったランチョーを探すファルハーンとラージュの物語が二本立て同時進行で描かれます‼️ユーモアあふれるコメディ演出でテンポ良く進む学生生活と、ちょっとミステリーっぽく展開するランチョー捜索‼️おなじみの歌と踊りのシーンもあるものの、それがメインではなく、あくまで映画のテンポを良くする調味料みたいな演出で好感が持てます‼️立ちしょんべんで感電させたり、出産の吸引で掃除機を使ったりする面白い描写もあれば、インドの就職にまつわる社会問題をシリアスに描いていてヒジョーに奥が深い‼️そしてラスト、明かされる意外なランチョーの現在の姿と三人の再会、学生時代のライバル(?)チャトゥルとのやりとりは、ちょっとしたカタルシスもあって素晴らしかった‼️劇中で繰り返される「うまーく いーく」じゃないですが、まさに「信じるものは救われる」「病は気から」を体現した前向きムービー‼️やっぱり人生、何事も前向きじゃないといけませんね‼️
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