「愛に満たされる気分」世界にひとつのプレイブック たかあきさんの映画レビュー(感想・評価)
愛に満たされる気分
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登場人物たちはダメダメな一面を持つからこそ、人間らしく見える。
主人公のパットは、妻の浮気相手に暴力をふるい、精神病院に入った。
退院後も、妻へ接近禁止となっているのに、
妻が好きでたまらず、なんとか会おうと画策し、周りを困らせる。
頻繁に癇癪(かんしゃく)も起こす。
その父も、ジンクスやギャンブルに固執する一面を垣間見せる。
ティファニーは、誰とでも寝てしまう女であったが、
そんな過去の自分と決別しようと、もがき苦しんでいる。
パットは妻に夢中で仕方がない。
しかし、ストーリーが進む過程で、自分に近い場所にいてくれるティファニーの愛に気づいていく。
その決定的なきっかけは、妻からパットへの手紙を、実はティファニーが書いていたと気づくことだ。
それに気づいた瞬間、愛に満たされる気分になること間違いなしだ。
二人でダンス大会に出るというのも、二人の絆や愛が深まっていく過程を見せるために、巧妙に仕組まれていることに感じた。
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