劇場公開日 2015年7月4日

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「劇場と自宅、 ダブルで楽しめる良作!」アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン 年間100本を劇場で観るシネオさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0劇場と自宅、 ダブルで楽しめる良作!

2015年8月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

アベンジャーズの続編、

とうとうきたね!

アイアンマン、キャプテン•アメリカ、

ハルク、マイティ・ソー、

マーベルコミックスの人気ヒーローが

暴れまくるんだから、

面白くないワケがない。

前作は結成までの

ゴタゴタや団結のストーリーを

じっくり描いてたけど、

今回は世界最高峰クオリティのVFXが、

冒頭からケチることなく

スクリーンいっぱいに展開する。

こういう映画はやっぱり大劇場で観ないとね。

いちいちアングルもコミックスのようで、

監督はマーベルにリスペクトしていて、

嬉しくなるね。

けどアベンジャーズの魅力は、

ただのドタバタヒーロー集合ものではなくて、

エゴや恋やチームワークや絶望や希望が、

うまいバランスでちりばめられていること。

それぞれのキャラクターの

バックボーンや性格を知らなくても、

充分楽しめるけど、

知っていれば、

いちいちセリフのやり取りまで面白い。

チームの中で不信感が募ったり、

悪役が仲間になるのも、

ハリウッド的

ご都合主義じゃなくてよいのだな。

もちろん俳優陣も安定している。

怪優ロバート・ダウニー・Jrは、

前作「ジャッジ 裁かれる判事」で

親父を助ける弁護士役で、

相変わらずの名演ぶりを発揮してたけど、

何をやってもアイアンマンのイメージが

強すぎて笑ってしまった。

ハルク役のマーク・ラファロも

上手い男優だ。

前作はアカデミー作品の

「フォックスキャッチャー」で

難しい役で緊張感を伝えたし、

同時に撮影した「はじまりのうた」は、

冴えない音楽プロヂューサーでステキだった。

けどやっぱりハルクに見えてきちゃう。

アベンジャーズの俳優達は、

そのイメージ定着に

悩んでいるかもしれないね(笑)

とにかく

ヒーローものは相手が強くないと

さっぱり面白くないけど、

今回の敵もどーやって勝つんだよってカンジ。

そんなドキドキが、観客を惹き付けていく。

続編としては、よく出来てるよ本当に。

これはまさに映画館で体験して、

後からDVDでストーリーや

気持ちのディテールを楽しむ。

そんなダブルで楽しむべき、

良作だと思うよ。

年間100本を劇場で観るシネオ