アーロと少年のレビュー・感想・評価
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わかっていても。
家族の大切さを言葉で伝える作品は多いけれど、
少年は、一度も言葉を発しません。最後までそれを貫いてくれ!と思いながら観てました。
子どもと観るのに少し迫力あるシーンも多いけど、
考えて観ることのできる作品だと思います。
ラストの円を描くアーロの気持ちに涙が出ました。
バッドエンドにはならないとは、わかってきますが、
わかっていても、綺麗な画像、表現にグッときます。
エンドロールでKiroroのBEST friendが流れます。
やはりいい曲ですね。
この映画にとても合っていました。
Best friend
ピクサー映画にしては珍しく微妙な評判だったので、見ようかどうかちょっと迷いましたが、でも見てみたら結果いつもとそれほど変わらないレベルで楽しめましたし、何だかんだで感動しました!
キャラクターの可愛さと言う点では他作品に相当見劣りますので、確実に子供受けはしなさそうですが、変にキャラが渋滞せず全体的なトーンもガチャガチャしてなく静かに楽しめたので、大人が見る分にはむしろスッキリシンプルな内容で見易くて良かったと思いましたよ。
それにしても、もう冒頭からあまりの映像美に、度肝抜かれました。
一瞬実写映画だっけ?とさえ思ってしまったぐらい、ほぼ実写、いや、ピクサーアニメのCG技術は、大袈裟に言えばもはや実写を超えているのではと思えるぐらい、凄過ぎですね。
水、川、山、空、雲、どれも本当にリアルでした。
もう一つの主人公は自然だと言わんばかりの力の入れようでしたね。
台詞で説明せず、映像で語るようなシーンが多かったのも、物凄く印象的でした。
まあこの映像技術があってこその成せる業でしょう。
しかし地球に隕石が衝突せず、恐竜が絶滅しなかった世界と言う発想はなかなか面白かったですねぇ。
恐竜達が文明を構築していく姿はほぼ人間、実際恐竜が絶滅しなかったら、一体どんな世界になっていたのでしょうか・・・。
逆に人間はほぼ犬?狼?状態、少年スポットとアーロの友情には最終的には感動しましたが、ほぼペット状態だったのは若干モヤモヤ感が残りました。
まあ人種や言葉の壁はあっても、困った時は助け合い友情を育む、そんな意図が見え隠れする作風には、何だかんだでジーンと来ちゃいましたけどね。
それから誰かを守りたいと思った時、人は(恐竜でしたけど)きっと強くなれる、そんな部分にも感動でした。
物語のいいスパイスとなったTレックス一家の言葉も、とても心に響きました!
いろいろと突っ込みどころはありましたが、まあ地球に隕石が衝突しなかったらどうなっていたかなんて誰にも分からないのですから、なんでもありってことでこれはこれで私はOKだと思いましたよ。
ちなみに我が地域では吹き替え版しか上映してませんでしたが、思いのほか吹き替えのクオリティは高めで問題なく見れました。
エンディング曲の「Best friend」もナイス選曲でしたね。
良くも悪くも期待を裏切らない
ピクサーが乗り越えた「不気味の谷」の話をテレビで見て行ったので、今回の恐竜のキャラクター、親しみやすさをどれ程試行錯誤したのでしょうかね。
表情がコロコロ変わって非常に可愛いかったです。
本来ならば隕石が地球に激突し、恐竜は絶滅…するはずが、隕石が何故か地球をサラッと横切るスタートには笑えました^ ^笑
出てくる少年は、猿人や原人から人間になる途中なのでしょうね。
設定がいつも通りユニークです。
非現実的ながらも、とても心に響く、やはりディズニーの良いところです。
ストーリーは確かにありきたりですが、それは良い意味で期待を裏切りません。
テーマである「何かを守りたい」と言うことよりも、アーロの大きな成長。お父さんとの約束。それが大きかったかなぁと感じました。
がんばれ!がんばれ!と、常に思いながら見ていたら自然と涙が溢れました。
誰かの助け無しでは生きていけないんですよね。
そう言うことも教えてくれる作品です。
小さなお子様から大人まで楽しめると思います。
酷評のレビューをいくつか拝見しましたが、ディズニーのこういったアニメーションを楽しめないのは残念ですね。
何も考えなくても楽しめる
タイトル通り、何も考えなくても楽しめる。逆に言えば設定を活かした意外性や思わぬ展開などもあまりなく…といったところだろうか。「大人が観ても興奮する!」という感じではなかった。普通に、良い話だなぁ〜と感動できる、そんな感じ。なので親子でももちろん楽しめそう。あんまり期待しすぎると…どうなんだろう…。
映像は大変美しかった。これについては今後もずっと塗り替えられていくんだろうな。
紛うかたなきアメリカ映画
びっくりした。なぜならこのピクサー最新作がここ数年で最もアメリカ映画らしい作品のひとつと言っていいものだったから。「家・家族」「農業」「畜産」「オデッセイ」「イノセンスの喪失」「親父超え」…そして何よりも「西部劇」であるということ。紛うかたなきザ・アメリカ映画!
本作の見所は背景のCGの凄さ。思いっきりファンタジックなストーリーやキャラ造形とはミスマッチにすら思えるほど。しかし美しい自然を切り取るのも「アメリカ西部劇」には欠かせない要素(マカロニウエスタンには不要)。古くは『赤い河』から『トゥルー・グリット』。そして本作に至るまで…
『アーロと少年』におけるアーロとスポットとの別れは表層的にも凄く感動的やけどそれ以上の意味がある。あれはアーロの自らの少年性との別れ(「イノセンスの喪失」)を意味していると思う。『ライフ・オブ・パイ』のパイとトラとの別れを想起したりなんかした
一番笑ったのは中盤の唐突なトリップシーン。清原もあんな感じでトリップしていたのだろうか…そうか!「トリップで友情を深める」か!なるほど!ほんまどこまでもアメリカ映画!
短編の『ボクのスーパーチーム』もよかった。まあやってることは『トイ・ストーリー3』冒頭のアンディの空想劇と一緒なんやけど普通に面白かった
圧倒的映像美
実写と見紛うCGに、思わず息を飲んだ。昨年のベイマックスでもそうだったが、今回はさらにすさまじい。冒頭が河のシーンで始まるが、水の動きが本当にリアル。技術の進歩にはただただ驚かされるばかりである。
ストーリーは至って単純で、『インサイドヘッド』のように入り組んでいない。だが、それでもドラマは存在しているから楽しめた。
素晴らしい作品
ほんとうに素晴らしかった。
先ずは映像の凄さ。鳥肌ものです。リアルよりもっとリアル。特に水の表現が素晴らしかった。
内容も、たくさんのエピソードが上手くまとめられていて、良く考えられた仕上りだと思います。強いメッセージ性を持った作品です。かなり攻めてると思います。決して子供向け映画ではありません。
極端に低い評価をされている方がちらほらいらっしゃいますが、その方々は、“ピクサーがこの映画で伝えたかったこと”を上手く理解できていないのだと思います。
恐竜が喋り、文明が発達しているのに対し、人間はまるで動物。犬のような描かれ方をしています。そこにこの映画の“核”となるものがあると私は思います。
是非、たくさんの方に観ていただきたいと思います。
少年とペット
大自然の映像ヤバい‼
草木、水、空すべて超絶クオリティ‼
しかし、個人的に話が微妙…
少年の成長譚を冒険とペットと共に。
定番すぎて特に新しい表現などがなかったのが残念。
少年を恐竜、ペット(犬)を人間に置き換えただけ。
そこの2つが特に大きく繋がるわけでもなく。
人間の方の成長も描いて欲しかったかな。
この手の話を現代でやるならもう一工夫欲しかったかも。
ピクサーだけに期待はずれ
【Pixar史上最低のゴミ】
今回はかなりの“酷評”となってます。
読んでいて不快に感じたらごめんなさい。
あくまで個人の感想です。
ネタバレありです。
まずは、レビュータイトルごめんなさい。
2016年3月20日
アーロと少年(原題:The Good Dinosaur)
僕のスーパーチーム(同時上映 短編)
【評価】
アーロと少年:2.8/5.0
僕のスーパーチーム:4.5/5.0
【一言】
Pixar史上最大のゴミ。
唯一、映像の美しさに感心。
【STORY】
地球に隕石が衝突せず恐竜が言葉を持ち繁栄する世界。
臆病な恐竜アーロは川に流され遠く離れた知らない場所にひとりぼっちで悲しみに暮れるアーロ。
そんな中出会ったのはおんなじ孤独な少年。
互いに寄り添いながら旅をする中で1人と1匹の間に友情が芽生え、勇気も湧いてくる―。
【感想】
★
最初にの短編が上映。
やっぱりPixarの短編はレベルが高すぎる。たった数分なのに感動しました!
そして本編「アーロと少年」。
まずは圧倒的な映像美に目を奪われます。CGでここまでリアルに描けるのかと本当に感心。実写かと見間違えるほどの素晴らしさ。特に“水”や“木”の描写が最高!
本編は……Pixarの全作品の中で他作品を寄せ付けない圧倒的なゴミ映画。
まずは一番大切な『何を伝えたいか』がイマイチ伝わってこない。
それから設定の不備(?)が多すぎる。心の中で何度ツッコミを入れたことか…。
そもそも恐竜という根底設定からして無理があった。(下で詳しく)
恐竜の描き方がどうもしっくりこない。背景となる風景映像は究極に美しい。そこにあの特徴だけを取り出したような“恐竜もどき”を挿れても釣り合うわけないのに。
あとは「うわっ…」と観ていて不快に思うシーンがいくつもあったのが凄く残念。絶対に必要ないと思う。
まあ、主題歌が良かったから良いかな〜。
あと、エンドロールの最後に少し感激!
★
短編『僕のスーパーチーム』は相変わらずの品質を見せてくれました。
テーマとなるインドらしさを十分に描いていました。
ラストの子供の行動に本当に感動!
ただインドという大きな映画消費地を意識したのかな…?と。
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以下「アーロと少年」の感想
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★
映像の美しさが最高!
とにかくリアル、リアル、リアル!
この部分はやっぱりPixarクオリティ。
本編(映画のタイトル前後)の冒頭30秒でもう分かります。この素晴らしさが。
特に“水”と“木”、そしてワイドアングルで風景を写した時が本当に綺麗。
水や川はもう本物と言っても過言じゃないです。水しぶきや波、光の加減など細部が本当に凄い。
木や植物、地面がまたリアル。地面の凸凹や落ちた葉っぱの質感とかがマジで本物。
舞台が恐竜時代(?)でヒトの文明がないから自然を描くしかない訳で、それをここまでのレベルに仕上げてくるとは…。
★
さて、ここからはいかに酷いかを書くしかないですね(笑)
まずは今までのPixar作品に込められているような温かいメッセージが伝わって来ませんでした。(俺の心が冷たいだけ?)
例えば、トイ・ストーリーなら友情、ニモなら父親との愛……。
で、今回は?
多分「友情」とか「恐怖心に打ち勝つ」とかなんでしょうけれど、それが過去作のように心に響きませんでした。
そもそもセリフとしてこれを言っちゃっているのが良くないですね。観者が自分で感じなきゃ。
●
そして設定。
「もしも恐竜が生き残っていたら?」これはGood!最初の隕石が通り過ぎるシーンとか好きです!
でもそれ以上に不備が多すぎる。
恐竜が言葉を喋る➔まぁ許せる
恐竜が家を建て、耕作する➔無理
崖から落ちても生きている➔おかしい
仰向けになっても平気➔ありえない
肉食恐竜と仲良く➔不可能
一方翼竜には襲われる➔矛盾
というように考えながら観ちゃうともうアウト。背景がリアルなんだからこういう部分出来るだけリアルにして欲しかった。ファンタジー補整が強すぎですかね。
だって崖から落下して首長竜の体重で助かるわけないじゃないですか。仰向けになって起き上がれるわけないですよ。
そもそも草食竜の子供がうろついていたら一発で肉食恐竜の餌食ですよ。
そもそも、主人公をヒトにすれば問題なかったのでは?わざわざ恐竜にした意味って…?
●
恐竜の描き方も嫌。
あんなに背景が綺麗なのに、なんで恐竜はこんなにもマスコット的な補整が入っちゃったんでしょう?
特徴こそ掴んでいるもののアレは“恐竜モドキ”です!
一方で少年のほうはいつものPixarらしい描写で安心しました。
●
それから観ていて不快になるよ様なシーン模いくつか。
(ここでは最初にネタバレ宣言したので書いちゃいます)
まずアーロと少年が旅の途中で食べた木の実。幻覚作用のある危険なもので2人が幻覚を見て狂うシーンが不快。
(人間のエゴかもしれませんが…)ヒトが進化せずにまるで犬のように四つん這いで、言葉を喋れずに吠えるだけというのは観ていてとても醜いというか不快でした。
あとはヒト(少年)が虫をガブッと食らったり、棒で叩き潰すシーンがあったり……。
●
日本版主題歌がいい歌ですね。
Kiroroの「Best Friend」。でもそれくらいですか。
1番感激したのはエンドロールの最後に出てきた演出。
「The Good Dinosaur Team」って文字(たしか)を丸で囲むんです。この意味は観ればわかります!
あ、せっかくですから本編の良いところも書きますか。
え〜〜〜〜っと………
まず、アーロと少年の2人が夜話しているシーン。木の棒を立てて丸で囲む流れは良かったです。
それから、アーロがウシを追うシーンとそれに伴う大きな成長の部分は良かったです!
【関連リンク】
HP
http://www.disney.co.jp/movie/arlo.html
予告
https://youtu.be/jod3sZDHf9M
主題歌版予告
https://youtu.be/Iaw7-nzOl2A
最高のコンビ
https://youtu.be/wzd0Bm_8JqQ
赤ちゃんアーロ(本編映像)
https://youtu.be/qcjnUf0BKk4
日本版主題歌(Kiroro・Best Friend)
https://youtu.be/cvqpiUWqdtI
【詳細】
監督:ピーター・ソーン
制作:Pixar Animation Studios
主題歌(日本版):Kiroro「Best Friend」
上映時間:93分
日本公開:2016年3月12日
今までで一番泣いたディズニーアニメ
ストーリーは弱肉強食の世界。まるで人間と動物の立場が入れ替わったような世界です。
主人公は草食恐竜なので当然肉食恐竜に襲われます。一見、肉食恐竜が悪役に見えるんだけど、これって自然界では普通のことだよね?
このアニメの面白いところがここで、実は悪役がいないというところ。みんな生きるのに必死なだけで何も悪いことしてないんだよね。
説明不足とか言ってる人もいましたが、言葉で描写すべき作品ではないからだと思います。だって、少年は言葉を話せないのだから。
なぜ少年と共に過ごすのか、そしてなぜ最後は…アーロと少年の表情でわかると思います。
少年は言葉を話せないのに、こんなに気持ちが伝わるストーリー展開に脱帽です。とても良い作品でした。
恐竜と人間が逆転!
ディズニーアニメということだけで観に行った。
恐竜がしゃべると思ってなくてビックリした(笑)
人間や哺乳類が獣ということで話せないということなのねと設定を飲み込むまでに時間がかかった。
ナゼあの恐竜は助けてくれるのかというのが飲み込めないのと意外と残虐やんというシーンが多い。
ディズニーアニメにしてはあまり大々的に宣伝をしていないのはそこまでヒットしないと見ているからなのかな。
あと背景がリアル過ぎて生々しすぎてキャラクターが浮いてしまうのも気になった。
あそこまで行くともうアニメーションとしての表現に見えず、違和感が浮き立つ。
言葉が通じないからこそ通じあうということではよかったし、丁寧だったと思う。
不器用に円を描くシーンにはやはり涙を禁じえませんでした。
あのまま時代が過ぎたら、、、という話の続編はあるのかな?
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