劇場公開日 2013年2月2日

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二郎は鮨の夢を見るのレビュー・感想・評価

全17件を表示

3.5今より先へ。

2023年1月22日
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鑑賞方法:VOD

仕事70年以上。
その二郎さんが、まだこの先がある。
頂上を目指してはいるが、そこが頂上かは分からない。
と言うのだから、鮨だけでなく仕事と言うのは終わりがないのだなと感じる映画でした。

単に鮨が美味しそうと言うだけでなく、
見てる時はただただ美味そうなんだけど、
二郎さんやその息子さんたちを通して
仕事の向き合い方を教えてもらえる
映画だったと思います。

なんとなく最初から漂う、二郎さんが亡くなった後の
すきやばし二郎はどうなるのか?と言う不安を
実は初めてミシュランを取った時は長男がほとんど
握ってた。と言う答えで払拭してくれるところは
見事でした。

一度は食べてみたい。

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奥嶋ひろまさ

4.0孝行息子

2022年8月9日
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鑑賞方法:VOD

二郎さんが現役で職人を続けられるのは
良い息子さんがいるからだと感じました。
延いては
登場されませんでしたが
その息子さんを育てた奥様が
素晴らしいのだと思います。

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アツコ

3.5【”君はすきやばし次郎の鮨を口にしたことはあるか。”モノづくりの厳しさ、情熱の大切さを学ぶ作品。】

2022年2月8日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

知的

幸せ

ー すきやばし次郎の店主・小野二郎と、長男、次男、弟子の姿を通して、鮨の神髄に迫るドキュメンタリー。
  特に、職人の矜持を語る彼らの言葉の数々は、印象的である。-

◆感想

 ・今作、撮影時、小野二郎さんは85歳を超えていた筈だが、健啖家である。そして、彼は言う。
 ”お客さんより、舌が肥えてなきゃ、美味い鮨は、握れないでしょう。-

 ・10年掛けて、卵焼きを店に出す事を許された弟子の言葉。その手捌き。

 ・小野二郎さんの長男は、べらんめえ口調で、父親の鮨について語る。

 ・小野二郎さんの二男の店が映されるが、本店は酒のつまみを出してくれないので、酒を飲みながら、鮨をつまむ私は、こちらの店の方が合う。
 - 映像でも出るが、予約は一カ月先まで一杯。(当時)お値段、三万円から。
   鮨が出るスピードは速い。ゆっくり食べても、20分から30分で食べ終わってしまう。-

<モノづくりに掛ける、職人の矜持を描いたドキュメンタリー作品。ドンドン、使えなくなっていくネタが多くなっていくことを嘆きつつも(二郎さんの舌が、店に出す事を許さない。)真摯に鮨に向かう親子の姿が印象的な作品でもある。>

◼️私が本当に好きなのは、旅先で行き付けの小料理屋でご主人と何気ない会話をしながら、旨い酒の肴をつつきながら杯を傾ける事であり、我が家の家人が作ってくれる旨い料理で一杯呑む事だと言う事は、敢えて記す次第である。

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NOBU

5.0武骨で真摯な様を感じ取れる

2021年8月2日
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鑑賞方法:DVD/BD

東日本大震災が生じた2011年に作られたものを、10年後に図書館の棚で偶然見つけて、借りて視聴しました。日本を代表する寿司の職人の武骨で真摯な様が十分に感じ取れて、素晴らしい作品であると思いました。一つ一つは至極当然のものであり、それをコツコツときちんと積み重ねて、繋ぎ合わせて、最終的にカウンターに座る客に出すだけ、ということです。一つ一つにはこだわりとか、信頼できる人を巻き込むといった納得感があって、これがよくぞと感心するほどに作品に盛り込まれていました。DVDでは、本編と別に採用されなかった記録の編があって、これまた興味深いものです。一連のことを習得するのに時間を要するとはいえ、修行期間一律10年という設定ルールはいかがなものかと疑問ありですが、調理場で垣間見れる仕草は、我々素人でも参考になる点が多くあって、思わず背筋が伸びるような感ありの秀作と思い、中古DVDを手元に置くつもりです。

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赤羽のプリンスおやじ(1960年生まれ)

1.0くだらない映画。

2020年3月14日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

次郎礼賛のくだらない映画。早送りで見ればよかった。

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Yohi

3.5エキゾチック

2019年5月13日
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鑑賞方法:VOD

知的

普段から見慣れているはずの日本と寿司職人なのに、アメリカ人監督のせいなのか、作品がどこかエキゾチックに感じました。個人的に二郎さんを凄く羨ましく思った点は、自分の仕事に惚れ込んでいて80歳を過ぎても現役でいられるというところです。厨房のあるレストランと違ってカウンターのあるお寿司屋さんは料理人の顔や仕草がお客さんに直に見えてしまいます。だからなのか二郎さんの背中はいつもピンと伸びていました。二郎さんを見ていると緊張感と向上心がいつまでも元気の秘訣な様に思えてきました。

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ミカ

4.0フランス人が見た、ザ・日本の職人!なんだろうな。ちらっと環境問題や...

2018年3月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

フランス人が見た、ザ・日本の職人!なんだろうな。ちらっと環境問題や安い回転寿司の話題も出たものの、基本はおとぎ話風。こちらから見たフランスのシェフやイギリスの仕立屋なんかもこんな感じなんだろうか?
観やすくて気軽な作品だった。
お寿司食べたい。

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まるぼに

4.0純粋に仕事を愛している

2016年10月8日
iPhoneアプリから投稿

すきやばし次郎の小野二郎さんを取り上げたドキュメンタリー。
美味しい鮨を心底追及し続ける姿勢が伝わる。仕事を愛するってそういう事だろうなと思えた。
ただこれは、職人として苦しいことに耐えるのを美化するとかそういう映画ではなく、美味しい鮨をお客さんに提供するにはどうしたらいいかということを追及した姿を率直に映し出しているなという感じがした。
映像だけでも鮨の旨味の洗練された感じが伝わってきた。
二郎さんだけでなく、働いている人全員が素晴らしい鮨を提供するための土台を作り上げていることを映し出してくれたことに感銘を受けた。
それにしても二郎さんみたいな人は何故か共通してすべてを見透かすような目をしてるなといつも思う。

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Tommy

4.0フランス人が見た、ザ・日本の職人!なんだろうな。ちらっと環境問題や...

2016年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

フランス人が見た、ザ・日本の職人!なんだろうな。ちらっと環境問題や安い回転寿司の話題も出たものの、基本はおとぎ話風。こちらから見たフランスのシェフやイギリスの仕立屋なんかもこんな感じなんだろうか?
観やすくて気軽な作品だった。
お寿司食べたい。

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まるこ

4.5日本人ではなく米国人監督が描写したのが奏功

2015年2月2日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

職人が「道を究める」ことの厳しさを日本人ではなく米国人監督が描写したのがポイントか.うまい具合のドキュメンタリーになっている.寿司が本当に旨そう,かつクラシックのBGMに映像が合っている.

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ykono

4.0来店からの鑑賞

2014年12月29日
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鑑賞方法:VOD

興奮

次男さんの六本木ヒルズ店来店からの鑑賞。
次男さんから、撮影裏話を聞いていたので、
その印象が強い。

二郎さんや長男さんの立ち位置や世界観などは、きっとよく表現されていたのだと思います。

お鮨もこんな感じで、ごな順番で出てきたなぁと思いながら、鮨に思いを馳せながら見ました。

現代はこんな人が減ったなぁと。
背筋がピシッとする世界観好きですし、
お店の方がもっとピシッとした空気感でした!

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シャネルちゃん

4.0良質のドキュメンタリー。

2014年1月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

もっと退屈なものかと思ってましたが、思いの外、時間の過ぎるのが早く感じた。

二郎さんは、すごくいい顔をしていた。

仕事が好きでたまらないんでしょうね。

音楽がクラッシックだが、大変映像に合っていた。

センスの良い映像、退屈させないテンポ、
ラストもキレが良い。

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マルボロメンソール

3.5たかが鮨、されど鮨

2014年1月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

幸せ

「すし」は「寿司」と書くことも多いが、
「すきやばし次郎」の「すし」は「魚」が「旨(い)」と書いて「鮨」。
この漢字で表現されるのが相応しいと思う。
「すし」と一口に言っても、ネタとなる魚を扱う築地の目利きがいて、彼等プロが選んだ魚に丁寧な仕事がされ、これまたお米のプロが選び抜いた米をそれに相応しい方法で炊き、最終的にネタとシャリが絶妙なハーモニーを奏でる。
二郎さんの握る鮨がシンフォニーに例えられるが、二郎さんは謂わばマエストロ。
すべてにめを配り、最高の鮨としてまとめあげる。
「すし」は「SUSHI」として世界中で食べられるようになった。それ自体は喜ばしいことだが、中には、(日本人から見れば)「これはもうすしじゃない!」と言いたくなるような「トンデモすし」もある。
だから(世界中に広がった今だからこそ)、これは世界中のすし好きに観てもらいたいと思う。
これが、「日本の鮨」です。

魚が美しい。丁寧な仕事をされたネタが美しい。道具が美しい。職人の指先が美しい。
「美味しい」は「美しい」。

ああ、死ぬまでに一度でいいから食べたいなあ。二郎さんの鮨。

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arakazu

3.5衒いのない情熱がいい

2013年7月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

なんとまあ、元気なおじいさんだろう。鮨を握る手を保護するため手袋をして通勤する姿が凛々しい。

鮨は伝統的なものだし、二郎さんも奇を衒ったことをやるわけではなく伝統の技に則って粛々と鮨を握っているだけなのだが…。
なんつうかその姿が、アバンギャルドで革新的。昨日よりも今日、今日よりも明日、よりうまい鮨を握りたい…そんなパッションが迸っている。

NHK「プロフェッショナルの流儀」も面白かったが、ゲルブ監督の衒いのないというか捻りのない素直な撮り方も悪くなかったと思う。ゲルブ監督の次回作、翁達磨の蕎麦とかを撮ってくれたら面白いかもなあと思った。

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小二郎

4.0店に行けないから、行った気分にせめてなりたい

2013年3月31日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

2月7日、ヒューマントラストシネマ有楽町で鑑賞。

一度は行ってみたい、食べてみたい、東京の鮨の名店。
最低でも3万円という価格だから、ちょっとやそっとでは行けない店。
1回きり、話のタネにするのにその価格は自分にとって見合うのかどうか。
それがわからないから、このトシ(51歳)まで足を運べないまま。
ただ、有名な鮨職人の二郎さんがどんな人なのか、この映画はある程度は教えてくれる。
よくそれを外国人が映像化した、その仕事は評価したい。
ただ、突込みが足りない、と感じるところもある。
それでも、二郎の世界を端的に味わえる作品なので合格。
食に関心があるなら、見て損しない、と思う。

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町谷東光

5.0観客は「二郎の鮨」を夢見る

2013年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

 「すきやばし次郎」。当然私は行ったことが無いし、これから行くかどうかも分からない。だがこの映画を見てしまうと、いつかは「本物の」鮨を食べたいと思ってしまう。

 このドキュメンタリーはごく狭い世界を映し出す。つまり「すきばやし次郎」で働く人々の様子を切り取っていく。そこに周囲の人々のコメント、各々がなぜ寿司屋になろうと決めたのかというバックグラウンド、そして鮨そのものを見せていくのだ。

 基本的に周囲の人々が小野二郎を褒めそやす様子は別段面白くともない。いや、正確に言うと山本益博のコメントはいつものテレビタレントを見ているかのようで少々わざとらしい。しかしこのパートでは小野二郎そのものを暴いていくのではなく、彼から少なからず影響を受けた人々(2人の息子、弟子たち、客、もちろん山本自身も)の証言を元に「二郎」の存在を浮き彫りにしていく。この手法で正解だろう。なにしろ彼自身の生い立ちを述べるには1時間ちょっとの映画では役不足だし、第一普段の小野二郎は良くいるタイプのおじいさんにしか見えない。

 だがここからがこの映画のすごいところだ。当然小野二郎が鮨を握る所を撮らないと話にならないのだが、この演出がとにかく素晴らしい。彼の手元にピントを合わせ、フィリップ・グラスの曲と共に、鮨を握る二郎の手がスローモーションで映し出される。一切の迷いを含まず、次々と作られていく“作品”。大げさだと思うかもしれないが、そのようでしか文字では形容できない。この完成した鮨にだけ焦点を当てることで、びっくりするほど美しく、そしてもちろん美味しそうに撮られている。
 映像で食べ物の美味しさを伝えることは困難だが、この映画はそれを見事にやってのけた。ただしスローモーションを多用しすぎていて、「二郎の鮨」を美化しすぎているきらいはある。彼はあくまで板前であって芸術家ではない。それに過剰な演出を施さずとも、その過程を見るだけで十分驚嘆に値する。

 もう一つ忘れてはならないのが、二郎と彼の息子たちの関係。長男の禎一は本店の跡取りだが、当の二郎は今でも板場に立っている。禎一は二郎をもちろん尊敬しているが、ある種の感情を抱いていることは彼の表情から見て取れる。さらに次男の隆士は本店ではなく六本木の支店長をしている。彼は彼で本店の二郎、禎一とは違う「親しみやすい」寿司屋を目指している。互いを尊重し合いながらも、それぞれが自分のプライドを賭けていることが分かる。ただの親の七光りではないのだ。

 これ以上この映画のことを文で説明してもありきたりな賛美になるだけだろう。もしあなたの財布に余裕があるなら、今すぐ「すきやばし次郎」に足を運んでほしい。なにしろミシュランの三ツ星だ。「それだけのために出向く価値のある店」なのだから。
 そんなお金(劇中では予約の場合三万円からと言っていた)など無い、というあなたはこの映画を見るべきだ。彼らの鮨にかける思いとそれぞれが持つ哲学、そして彼らが作り出す鮨を最高の形で見ることができる。

(13年3月21日鑑賞)

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キューブ

4.085歳現役、世界で絶賛されるプロ意識&唯一無二の存在

2013年1月30日
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鑑賞方法:試写会、映画館

興奮

萌える

全米で絶賛された珠玉のドキュメンタリーは、ストイックな二郎さんの未だ尽きない上昇志向が圧巻でした。
生い立ちまで遡り、彼の人となりを描き、また家族でありながら弟子でもある息子たち、弟子たち、彼らとの日常業務もそのまんま描かれます。(まかないが豪華)

それでも誰でも知ってるはずの鮨が、まったく知らなかった鮨に見えてきてしまい、スクリーンに映し出されるシンプルに見える鮨のひとつひとつに釘付けでした。

おまかせコースのみのメニューは、コンチェルトのようなハーモニーを奏で、ミシュランに、星は3つ以上ないからこれ以上あげられないと言わしめ、¥30.000~でもなかなか予約が取れない状況。

次男が握る六本木店は、¥20.000~で、「銀座店は緊張するから、ここに来る」というお客さんが多いところは可笑しいのですが、それでも一度は本店で二郎さんの職人芸を堪能したくなりました。

世界のプロたちから絶賛される職人、知っておくべき、できれば経験しておくべきと思った次第です。

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ちゅうみぃ