オール・ユー・ニード・イズ・キルのレビュー・感想・評価
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エンターテインメント作品のお手本
公開前に原作の小説と漫画を読破している。本作はある程度原作に忠実な部分もあるが、良くも悪くもザ・アメリカ映画風に仕上がっており、終盤の展開は原作とは大いに異なる展開であった。どちらが良いとは甲乙付けがたいが、原作を踏襲しつつオリジナル要素を展開させ、非常にエンターテイメント性が高まった所は評価に値する。しかし、終盤の展開に関しては切なさの残る原作の方が個人的には好みである。その辺は前述の通り良くも悪くもアメリカ映画の悪い所かも知れない。この手の作品が似たり寄ったりするのもそのせいだろう。
だが、どんな危機的状況でも「死ねば生き返る」という安心材料がある為、死ぬかもしれないという恐怖よりも死んで強くなるというゲームキャラ的な立ち位置の主人公の心理的な成長や繰り返すことによる鬱憤等も丁寧に描かれており、好印象を受ける。さて、肝心の侵略者である「ギタイ」についてだが、こちらも原作とは違う造形だ。原作では「太ったカエルの溺死体」というどうも格好良さを感じない表現だったが、本作に登場するギタイは触手が沢山あり、すばしっこい動きをする独特なデザインだった。ここは流石ハリウッド製の映画だろう。日本だったら本当にカエルの溺死体風なデザインにしそうだ。
ちなみに、主演のトム・クルーズとエミリー・ブラントらのスケジュールが合い次第、続編の製作に当たるとのことだ。「これまでにない続編作品としたい」と監督はハードルを上げているが、監督自身も十分に忙しそうにしている為、いつになるかは今のところ不明である。作品としては十分に期待できそうだが、スパンを開けすぎると熱が覚めていまうため、調整が難しそうに感じてしまう。
ハリウッドクオリティのライトノベル
Netflixで鑑賞しました。
日本のライトノベルが原作ということで、本の方は未読ですがずっと気になっていました。
トムクルーズが軍隊の人間を演じるということで個人的にはなんとなくトップガンを連想していましたが、今回のトムクルーズはどこか情けない男でした。しかし物語が進むにつれやっはあ頼れる男になっていくのも、この映画の見どころのひとつです。
突如地球に飛来し侵略を始めた『ギタイ』。その謎の生物たちとの戦争の中でタイムリープ能力を獲得した主人公やその周りの、同じやりとりが繰り返されることへの混乱や言おうとしたことが主人公に先に言い当てられる困惑が丁寧に描写されていたと思います。
パワードスーツのゴツいかっこよさや『ギタイ』のこれぞクリーチャーといった動きも迫力があります。あんなのが地面から急に出てきたらそりゃ怖いです。
もうやり直せないことを悟り覚悟を決める場面や「実は主人公はこの展開も経験済み」と分かるシーンなど、タイムリープものの醍醐味もしっかり押さえてあります。見応えのある一作です。
少し難点があったとすれば、クライマックス付近が夜のためずっと画面が暗くて何が起きているのか分かりづらかったことでしょうか。パソコンを観ながら、もう少し明るくしてくれたらなーとぼんやり考えてました。
しかし80〜90年代のSFが好きな方なら概ね満足に楽しめると思います。
目的・目標を達成するために、信念をもってチャレンジを繰り返すことの大切さを実感する映画です。
トム・クルーズ主演のSFアクションです。
あることをきっかけに、意図して同じ場面をループすることができるという、いわゆる、ループもの映画です。
宇宙人(エイリアン)からの侵略に対して、地球を守るために、何度も時間をループさせながら、知恵や経験を積みながら、突破していくというストーリーです。
一般的に、「無敵」「不老不死」って、「すごいね」、「羨ましいね」という意見があるかもしれませんが、
この映画を観ると、考えが変わります。
たとえ、時間をループさせることができるといえども、
それを、何回も、何十回も、何百回も、繰り返しチャレンジするためには、相当の信念の強さが必要だと思います。
たった一つの勝利を掴み取るために、
何度もトライ&エラーを繰り返しながらチャレンジすることの大切さを、リアルにイメージできると思います。
目標をもって目指していて、壁にぶつかっている方には、勇気づけられる映画だと思います。
おもしろかったです!
トム・クルーズのループ物SF
原作は桜坂洋の同名小説。
ただしアメリカ版タイトルはエッヂ・オブ・トゥモロー。
突如地球上を席巻した『ギタイ』。
その戦闘力は圧倒的で、人類は絶滅の危機に瀕していた。
主人公ケイジはただの広報機関の将校だったが、人類の戦意発揚のため全く訓練なしにパワードスーツを着込んだ『ジャケット兵』として最前線に放りだされる。
仲間が次々やられる中、ビギナーズラックで敵個体に一矢報いるケイジだったが、侵食性の体液を浴びて死んでしまう。
悲鳴もあげられぬ速やかな死の直後、ケイジは作戦前日の、ヘリを降ろされた瞬間に時間を戻された。
どんなに足掻こうと、戦場に送られて死んでしまうケイジ。
ついに覚悟を決め、ギタイを全滅させこの抜け出せぬループ地獄の突破を目指す。
仲間のリアクション、敵の出現場所、タイミングを覚えて戦場の攻略を進めるケイジ。
ある時、人類最強のジャケット兵『戦場の牝犬』リタ・ヴラタスキを助ける。
だがケイジの戦いぶりを見て、リタは不思議な言葉を残して自殺するのだ。
「次のループで、私を訪ねて」
彼女もケイジと同じ、ループから抜け出せない人間だった。
リタと後方の整備士カーターは、このループの謎を解くべく尽力していたが、リタはすでにその能力を失っていた。
カーターの仮説では、ループは敵ギタイ・アルファ個体の能力であり、そのデータを中継して過去に送るオメガ個体を撃破すれば、人類は勝利できるという。
戦場を縦横に駆け回り、未来への道を探す二人だが、彼らの言葉を信じず、それを邪魔する者がいた。
プリガム将軍ーーケイジを戦場送りにした、あの強権を振りかざす男である。
タイトルはビートルズの楽曲「オール・ユー・ニード・イズ・ラブ(愛こそすべて)」のもじり。
原作の面白い部分を抽出し、新たに肉付けして作り上げたストーリーは見事。
続編も準備中というので、楽しみに待ちましょう。
個人的には原作のビターなエンドも好きです。
ライトノベルのレーベルからの出版ですが、海外でも評価されるほど巧みな設定と構成で、文章のレベルも高く、一般の方の目にも十分耐えうる作品です。
中編程度の長さなので、興味のある方は是非一度読んでみてください。
ループのような同じルーティーンの毎日に、ほんの少しの変化と感動を約束します。
やっとこさ出会えたパワードスーツ映画の傑作
『スターシップ・トゥルーパーズ』で観たかった物の全てがここに。
17年の歳月を経て(公開当時)やっと時代が追い付いた感じ。
なのに、もう8年前の作品になるのですね。
そして誇るべきは、この作品の原作は日本発祥なのですね。未読ですけれど。
アマプラで駆け込み鑑賞でした。
強くなっていくごとに、殺され方の描写が雑になっていく様にちょっと笑っちゃいました。
テンポよくサクサクっと逝くのね(笑)
そして、ヘタレクルーズがリープするごとに頼もしくなっていく過程が、大変心地よかったです。
でもね、ちょっと???となったのはケイジが、出会う人全ての情報や過去を知り尽くしていること。
そこまで情報収集してなさそげな感じだったけれど。それ言っちゃ野暮ってもんか。
原題を、あてにならないことで定評のあるエキサイト翻訳先生に翻訳をお願いしてみました。
すると…
All You Need Is Kill=必要なのは殺すだけです
って、案の定危なっかしい日本語に(笑)
ついでなので別題もお願いしてみました。
Live Die Repeat=ライブダイリピート
まんまやんけ!wアホの子なりに意訳してみました。
「生死を繰り返す」で合ってるかな?
さらに難題っぽい原題もエキサイトオヤジに。
Edge of Tomorrow=エッジ・オブ・トゥモロー
だから!w もうオマエには頼まん!
で、問題のEdgeの単語を直訳でいくつか意味を拾ってみました。
Edge=角、端、縁、辺境、〔変化が起きる〕瀬戸際、〔出来事の〕出発点、有利な状況[立場]、先行することを可能にする力、強み、競争力、優位性、優勢etc…
ちょいとかっちょよさげな意味を組み合わせてみました。
Tomorrowは“明日”ですよね?それくらいアホの私でも知ってる!
なので“明日の出発点”みたいな?“明日を優勢にする”みたいな?なので、“明日のためのその①”みたいな感じかな?
(かなり適当です、合っていますか?洋画ファンのみなさんなら、きっと英語が堪能だと思うので、笑っていらっしゃいますよね…)
そうそう、こんなことで躓いてちゃダメですよね。
「細かいことが気になってしまうのが、私の悪い癖でしてねぇ」なんですよ。
戦闘シーンでの、あのスーツのかっちょ良さは、今までに観てきたSF映画史上トップクラスですよ。
サイズこそ大きく違えど『パシフィックリム』のイェーガーに匹敵するかっちょ良さです。
そう言えば敵設定も似ていますし。
いえ、等身大だからこそ、むしろこちらの方が魅力的に見えちゃったかもです。
兵装が実体弾というのが、またいいんですよ。ガララララ!シュパパパパ!と小気味よい発射音を残して、弾が飛ぶ飛ぶ!
正直言うとね『スターシップ・トゥルーパーズ』は、かなりガッカリした作品だったのですね。
元設定を活かしきれていないと思ったです。勿論パワードスーツ的に。
四半世紀も昔の映画に、ブーたれちゃいけないんですが。
そういう意味で、やっとこさ「これなんだよ!」的なパワードスーツ映画を観ることができて感激でした。
最高のちょうううハッピーエンドも含めて。
あれぇ?今回はやけにあっさり目のレビューだぞぉ。
たまにはこんな醤油味もいいか。
いつも豚骨ならぬポンコツだもんね。
観る時ウトウトしてました。
引っ越し後、家で観る映画一発目。
最近トップガン2を視聴した流れで前から気になっていた為アマプラで視聴。
8年前の映画だが、トム・クルーズの容姿がトップガン2の今と全く変わっていない気がした。
映画の内容としては、地球外生命体との戦争に駆り出されてしまった主人公がある出来事をきっかけに、死ぬ度に戦争に行く直前に戻されるというタイムリープもの。
物語中盤くらいまでテンポよく進む為、観ていてとても引き込まれるが、話が核心に進むにつれて、所々モヤモヤした箇所があった。(消化出来ていないのは、自分の理解力の無さと途中疲れてウトウトしていたかもしれない)
モヤモヤポイント
①強い地球外生命体(青いやつ)は、一体じゃないんだ。
②女の人は何故ヘリにこだわったのか(車にしようって言ってたじゃん)
③地球外生命体を倒して過去に再度タイムリープしたが、なんか丸く収まっていた。(倒して過去に戻されたらまた一からじゃないの?)
書き出すと大事なシーンを理解出来ていない事に気が付きました。
この点以外はとても入り込みやすく楽しかったので、しっかり観れば素晴らしい作品なのでしょう。
トム・クルーズ主演だったのであまり期待していなかったのだけど、アク...
無限タイムループはSF映画新記録達成www
アメリカ合衆国軍のメディア担当のウィリアム・ケイジ少佐。
統合防衛軍本部ブリガム将軍。
なぜ軍の報道官が現場に派遣されるのか。アメリカ合衆国軍のメディア担当のウィリアム・ケイジ少佐が統合防衛軍本部ブリガム将軍の部下として命令される立場になったのか。そして身分を捏造され詐欺師が逮捕されて新兵として戦場に派遣。日本人が作者だと知って納得。法治国家のアメリカ合衆国なら査問委員会(軍法会議かな)だが軍国主義の大日本帝国なら上官殿に逆らえば命がないのが大日本帝国だからこの程度の懲罰人事は日常茶飯事(大日本帝国の辞書には懲罰人事という言葉すらない)。あと戦争依存症の軍国主義ほど厄介な連中はいない。戦況だの勝ち負けだのには興味がなく単純なドンパチこそが生き甲斐だから手が付けられない。最後に作品のテーマであるタイムループだが要は出来事の全てを丸暗記しないと駄目なんて無理っしょwww
ループから抜け出す手段が見つかるとは…
トムの過去作品を見返して数本目。
意外性のあるトムの演じる主人公の役柄に、先入観で違和感を覚えつつ、なるほどね、と。そうだよね、トムがそんなキャラで終わるはずがない。たった1日の死のループをうんざりするほど繰り返しながら、戦場から逃げていた広報マンが別人のような戦士になっていく。
トレーニングを積む&起きることを知ることで傾向と対策をきっちり組め、少しずつ前身していく。まるでゲームの世界の実写版のような感じだ。
加えて、そんな戦場の戦士同士でラブロマンスも生まれる。
中盤から、いったい、結末はどうなるのか?どう攻略するのか??そんなギモンに満ち溢れていたら、、そうきたかと。
ギタイって何者?というのは最後までわからなかったがSF作品としてもとても面白かった。映画館のスクリーンで観たい。
【軟弱なトム・クルーズが珍しいthe「娯楽」映画】
◎名言
勇気と恐怖は表裏一体だ。
◎あらすじ
人類vsギタイ。対人地雷でギタイを倒したことで過去にタイムリープする能力を得るケイジ(トム・クルーズ)。過去に同じタイムリープ能力に目覚めたことのあるリタ・ブラタスキと出会うことで物語が始まる。
◎感想
トム・クルーズの表情の演技といい、アクションの身のこなしといい役者として完成されすぎ!!
トムがこんなにカッコよかったなんて知らなかったよ。
ラノベが原作とは思えないほど、脚本家たちによって見事な筋書きに仕上がってる。間伸びしていないテンポ感は絶妙だし、アクションの迫力とかは見応え抜群。
ただ、ラストの結末は原作の方が儚くて好きだった。この映画の結末は不可解なところが残っており、鑑賞後に考察をしてはモヤモヤしてしまった。あまり深読みせず、純粋に戦闘シーンを楽しむものだと捉えた方が良さそう。
◎疑問
・ケイジはなぜ戦闘に参加することになったのか?
→将軍に助言した際に、脱走兵として軍隊に送られたから。
・いつの時代のなんの戦争?
2020年らしい。
・なぜ、無人の戦闘機を使わない?
→そういう設定or資金不足。
・人間に強化外装を纏わせて戦う意図とは?
→そういう設定。強そうだから。
・ラストはオメガを倒してその血を自らに取り込むことによって、自分の都合の良い過去改変を行ったということか?最後のオチが謎のまま終わらなければ、モヤモヤせずに済んだのに…
3D吹き替え版で鑑賞
とても楽しめました。
内容はさて置き、個人的な感想は「3Dいらんなぁ。」です。
おそらく、擬似3Dというか、2次加工した3D映像だと思われますが、映像のスピード感と、対象物の動きのバランスが悪く、迫力を感じませんでした。
これは、昨年公開の「マン・オブ・スティール」の時にも感じたバランスの悪さです。
動きの速すぎるものを、3Dで追っかけるときに、近くのものと遠くのものの動きのスピードとピントを、人為的にでも調整しないと、3D映像の迫力とリアル感を体感できないと思います。
さらには、冒頭で、この作品の世界観というか、人類が危機に瀕している状況をニュース映像を交えて解説して行きますが、この映像がハンパに3D化されていものだから余計に「嘘くさい」モノに見えてしまいます。だって、劇中でも、パソコンのモニターやTVで流されているニュース映像ですよ。どうしてそれが立体視できるのか考えたら興ざめです。
映画の文法的には、「世界はいま、こうなっている」という状況説明にニュース映像をはさみますが、必ず粗い映像で、場末のバーとかで、太った酔っ払いが愚痴りながらニュースを見ているような構図です。
その映像が3Dに見えることに、とても違和感を感じて、しょっぱな冷水をぶっかけられたくらいに冷めました。「こいつは、駄作の予感…」
ところが、そんな気持ちも吹っ飛ぶくらいにテンポのいいストーリーと、迫力の映像、スタントとVFX、CGのバランスが絶妙で、3Dの荒さ以外はさすがの映像のクオリティでした。トム・クルーズとダグ・ライマンが組んだら無敵ですね。
吹き替えの声も違和感なかったのですが、個人的には2D字幕版で見たほうが楽しめるのではないかと思います。
内容に関する感想は、他のレビューでもさんざん語られているので、まぁ、異論はありません。
ちなみに、私は原作もコミックも全く知りません。
そして、今回の映画は大満足でした。
2014.7.6
テンポがいい。
無駄を避けるための早回しのテンポがいい。
ただ、話が一直線なのとすぐに死にすぎるのがちょっとね。
触ったら死ぬってどうなのよと。
アメリカってああいう足がうじゃうじゃしてる変なの好きだよね。
タイムループ物は映っていない部分の想像が膨らんでいい。
心が折れないのがエライ
エイリアンに侵略された地球、防衛軍は苦戦していた。
主人公は心ならずも前線に送り込まれた男(トム・クルーズ)、どういうわけか死んでもそのまま過去に戻るだけ。
そのうち同じような女(エミリー・ブラント)と出会う。
人間は学習して生き残る。
実はコアなSFファンの鑑賞を待っているSF映画だ
原作のライトノベルは未読
まるでゲームそのままの設定
ライフ無制限モード
死ぬとセーブポイントからゲーム再開
劇中でもこのステージは初めてだとかの台詞がある
何度も同じステージを繰り返しプレイすれば、やがてゲームの内容を覚えてクリアできるようになる
それを表現するシーンもある
ゲームの中の世界だ
ゲーム機の性能が上がってまるで実写と見紛うような精緻な映像のゲームは今や当たり前になつりつつある
とすると本作は1982年の映画トロンの系譜に連なる作品なのかも知れない
それどころか、「シミュレーション仮説」を踏まえた映画であるのかもしれない
実はこの現実世界自体がシミュレーション世界だという、そんなアホなというような学説が大真面目に学問として研究されているのだ
本作の原作は、日本のSF小説の巨匠筒井康隆が激賞し、日本SF小説の直木賞や芥川賞に当たる星雲賞の候補作にまでなった作品なのだ
この様に、本作は実はとても深いもので、コアなSFファンの鑑賞にも耐えうるものなのかもしれない
ライトノベルなんてと侮蔑のまなざしを送るようなうるさがたのオールドSFファンがだ
本作の映像がどこまで原作から由来しているのは分からない
しかしパワードスーツの歩兵達が巨大なドローンのような空挺輸送機の降下用ラックに装填され、次々と爆弾のように投下されていくシーンには、古いSFファンならのけぞって痺れざるを得ない
これはロバート・A・ハインラインの名作SF「宇宙の戦士」に登場する輸送宇宙船ロジャー・ヤングから外骨格の機動歩兵が軌道上から敵惑星へ降下するくだりを、絶対に意識して映像化したものだ!と驚く筈だ
この映像は「宇宙の戦士」を読んだ者でなければ作れないものだ
絶対にコアなSF小説のファンが関わって作られたものだと確信する
「宇宙の戦士」の原題はスターシップ・トゥルーパーズ
そのタイトルの映画はポール・バーホーベン監督によって1997年に公開されているが、機動歩兵も登場しないし、降下シーンもない
SFファンとしては物足りないものだった
まるで江戸の仇を長崎で討つような話だが、このシーンだけで、長年の鬱憤が晴れるだろう
実はコアなSFファンの鑑賞を待っているSF映画だ
リタの大剣
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