ウォールフラワーのレビュー・感想・評価
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The Perks of Being a Wallflower
重かった
どこのクラスにも友達がいなくて浮いている子はいただろう、そんな男の子が主人公で、共感を覚えながらみていたのだが、実は彼は友達が自殺したり、おばさんに性的ないたずらをされて精神を相当病んでいた。あまりの話で共感どころではなく、ついていけなかった。自分はもっとずっと安全なぬるい場所にいたのにごめんなさい!といった気分になった。
しかし、好きな曲を入れたカセットや女の子と二人きりになってドキドキする感じはたまらなかった。
“高校生の青春”というよりは… “中学生のお友達”って感じ。
決して嫌いな作品では無かったのですが…
それぞれが心に深い傷を負っている割にはみんな普通に良い子でサワヤカ。
他人にも優しく青春の屈折した血や汗のリアルさはあまり触れずに描かれている。Coolなぶん繋がりが薄く感じられ“高校生の青春”というよりも…“中学生のお友達”って感じで物足りませんでした。
観る世代によってかなり印象が違う作品だと思います。
このての青春映画といえば『リアリティ•バイツ』かな。
青春!!!
娯楽大作ではないけれど、本当にウォールフラワーのような素晴らしい青春映画の完成をあなたも祝いに行って欲しい!
私は日頃、どの映画も映画観賞後2~3日内には必ずレビューを書く事にしている。
だが、本作に限っては観賞してから2週間以上が経過しているのだが、未だ書けないでいるので、レビューを書けないその理由を渋々書いてみようと思う。
この作品の原作を私は未だ読んでいないけれども、映画を観賞して直ぐにでも、この原作を読んでみたい衝動にかられた。
その問題の原作本は、1999年に発表され一気に話題の作品になり、映画化のオファーが来ても、映画化を原作者は承諾をせずに、時が熟し、自分自身で映画が撮れる迄じっくりと映画の勉強を重ね、そしてチャンスの到来するのを待っていたと言う。
確かに、この映画を観て分かる事は、原作の素晴らしさを知り尽くした原作者本人にしか、この脚本は書けなかっただろうと、つくづく実感出来た点に有る。
仮に、誰かもっと有名なキャリアの有る脚本家が書いていたなら、より巧く仕上がっていたかも知れないが、だが、逆に巧くまとまり過ぎてしまい、この作品が持つような、繊細さ、直ぐにでも壊れてしまうような、危うい、青春の傷みが、直球で観る者の心の内に迫って来る事はなかっただろう確信する。
この作品の主人公チャーリーのナイーヴで、繊細な青年の葛藤や、友情を手にする事が出来た後の喜びなど、等身大のティーンエイジャーの様な瑞々しさを、原作者のスティーブン・チョボウスキー以外の人物に、この作品を上回る、青春の息吹を吹き込む事は不可能だと思う。どんな優秀な監督でも、この秀作を上回る作品を撮る事は出来なかったに違いない。
今正に、「パーシージャクソンとオリンポスの神々」が劇場公開されていて、本作で主人公チャーリーを演じているローガン・ラーマンは2本同時期に主演作が公開されている現在、これからは日本でも注目のスターにきっとなり、彼のファンは急増する事だろう。
そして、チャーリーの大親友になるサムを演じるエマ・ワトソンは言わずと知れたハリポッターシリーズの彼女だけれど、今回も、それは、それは信じ難い程に、愛らしいのだ。
そしてもう一人の青年パトリックを演じるのが、あの「少年は残酷な弓を射る」でケヴィンを演じていた、謎の個性派俳優のエズラ・ミラーだ。
この3人の若手俳優達のアンサンブルの美しさに加えて、音楽も、また素晴らしく良い映画なのですよ!
青春映画に於ける、3人の主人公達が、いつも映画で魅せる素晴らしさとは、友情と将来の夢と希望とそして、恋人との幸せでも感じる、不安と焦りなど、そのナイーヴで繊細な感情をこの3人が見事に演じて、文句無しの青春映画の完成を心から嬉しく迎え入れたい!
私の下手な文章では、この作品の素晴らしさを伝える事は出来ないのが、とても残念でならない!只只一人でも多くの映画ファンの方に観て欲しい最高傑作です!
私の生涯のベスト映画に仲間入りを果たした事は言うまでも有りません!
今年は本作と、「42世界を変えた男」を観られた、実り多い良い映画の当たり年でした!
良い映画^^
こんな友達がほしい
原作から読め!そして映画をみろ!そうすれば全てが繋がる。
ウォールフラワー
多分見た人一人一人に違う何かを与えてくれたと思う。それだけ僕ら若者の大きな悩みやちょっとした悩みをまとめている。
俺の人生で今までもこれからも1番の映画になると思う。あんなに体に電気が走るような感覚は初めてだったよ。映画の途中でなんでかはわからないけど、涙がこぼれ出した。止まらなくて止まらなくて焦ったよ。ずっとしかも静かにすーっと涙が流れた。
嘘みたいに聞こえるけど本当にそうだった。
感動とか悲しみとかそういう感情じゃなくてうまく言い表せないけど、近いといえば『共感』 だと思う。心にたまっていた涙が流れ出した。そんな感覚だった。これは見ないと味わえない。けど、俺は原作を読んでから映画を見ることをオススメする。原作ならチャーリーの心がもっと明確にわかるから。
傑作
傑作の中の傑作!久しぶりに出会った体が震える素晴らしい作品です!
高校生主人公だから、青春やら、痛みやらの映画かと思ったら、全然もっともっと深く、もっともっと技巧的で、見終わって、しばらく言葉も出ない。
人生のベスト10にしたいんだ!
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