晴れのち晴れ、ときどき晴れ
劇場公開日 2013年11月23日
解説
国民的人気を誇るボーカル&ダンスユニット「EXILE」のパフォーマー・MATSUこと松本利夫が主演を務めるハートフルドラマ。結婚詐欺師に騙されて借金を背負ってしまった37歳無職の緒方定虎。借金取りに追われ、故郷である瀬戸内海の港町・牛窓にたどり着いた彼は、そこで幼なじみの妹イズミ先生に一目ぼれする。イズミ先生に近づきたいがために定時制高校に入学した定虎の前に、彼の娘を名乗る少女・美羽が現われ……。大ヒットTVドラマ「半沢直樹」の八津弘幸が脚本を手がける。作品の舞台となった岡山に伝わる「温羅(うら)伝承」から生まれた音頭「うらじゃ」も見どころ。
2013年製作/117分/G/日本
配給:ネイキッド
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2013年12月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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最近のEXILEはどこを目指したいのかが分からない。
先日も、とあるパフォーマーがドラマで棒読み主役をやって
話題になったが、彼は以前からすでに棒読み状態だった。
それでも映画に(主役級で)出るのが不思議でならなかったが、
いよいよドラマでも話題になってしまったのかーと、しかし
演技はヘタだが性格がいいのでスタッフが何も言えない、って
それこそ何の話だか?まったく意味が分からない(爆)
EXILEは(昔は)嫌いではなかったので、最近の俳優傾向は
何でもできる!ところを魅せたいという挑戦なんだろうけど、
う~ん…じゃあ、劇団EXILEっていうのは一体ナンなんだろ。
さて、今回の主役はドラマでも活躍中のMATSUこと松本利夫。
この人の演技はそれほど悪いとは思わないが、今回は脚本が
酷過ぎる。寅さんじゃあるまいし、何を描きたかったのだろう。
よく似たジャンルで「あさひるばん」もやっているが、アチラも
違わずベタな展開をする。が、感動率では圧倒的に軍配。
どこが違うのかは観比べると分かる。こちらはテーマが浅く、
ロクデナシの主人公がロクデナシのまんまで終わるという、
どこに成長があったのか(夢見るってことなのか)最後まで謎。
演技も性格もぴか一の娘役、宮崎香蓮や脇に救われて何とか
態勢を保っているような、かなり不安定な物語となっている。
不安定さでいえば(違う意味で)5時に夢中!の副島淳が出てる
とは知らなかった。おママ対抗歌合戦か?と一瞬見紛ったぞ^^;
瀬戸内海の牛窓を舞台に、「うらじゃ」という踊りもフィーチャー
された風情満載の物語だが、見せ場が魅せ場になっておらず、
後半の踊りのシーンなどは本当に勿体ない。MATSUのダンスも
特に目を惹くほどでもなく、微妙なヌンチャク捌きだけが
冒頭からずーっとしつこい。晴れを狙うなら故郷に錦を飾ろう。
(まさか違うと思いきや実娘だった!?という驚きだけは新鮮)
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