レッド・ライトのレビュー・感想・評価
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観終わってもタイトルの意味がわからない。
トムの正体が物語の鍵だろうということは冒頭から暗示されていたが、こういうオチになるとは思わなかった。ペテン師の設定には相当な無理があると思う。有名人が視力が無いふりをして30年間生きることはいくらなんでも考えにくい。話の持っていき方に相当な無理は感じるがまずまず楽しめた。このタイトルの意味するところは不明。主人公の恋人役はオールド・ボーイの娘役としても出ていた女性だが可愛らしいと思った。
非常に面白い
論点は、超能力のあるなしだ。
昨今マジックでも、それを超能力と表現したり魔術と表現したりすることで、トリックがないと本気で信じる傾向もある。
物語はそんなインチキを次々と科学的思考で暴いていくシガニーウィバー演じる教授とその弟子(主人公)
主人公は、自分に与えられたギフトに、非常な疑念を抱き、それを教授のもとで科学的に理解したいと思い続けていた。つまり、ギフトを信じないようにしていたのだ。
非常に大胆かつ大掛かりなトリックを使う自称超能力者の男は、会場で奇跡を起こして見せる。
主人公は、自分のギフトを会場で使うが、詐欺師の男は、仕掛けていないトリックに「一体どうやってやったんだ」と繰り返し叫ぶ。
このイップ変わったカテゴリと、最後の終わり方の描き方が素晴らしかった。
科学者 vs 超能力者
『ダーク・ナイト』シリーズや『インセプション』等の大作にも出演しているキリアン・マーフィーが、大御所中の大御所とも言えるシガニ―・ウィーバーとロバート・デニーロを従えたサスペンス・ミステリー。この豪華俳優陣の演技だけでもプレミアモノだが、劇場公開は見逃していた作品。
「超能力者は、本当に存在するのか?」をテーマにし、科学者のボスであるマーガレット役をウィーバーが、その助手・トム役をマーフィーが演じ、超能力者を名乗るサイモン・シルバー役のデニーロのインチキを見破ろうとするストーリー。
30年前に超能力で一世を風靡したサイモンか、30年の沈黙を破り、再び人前に姿を現し、ショーを開始した。サイモンの力に疑念を抱いていたマーガレット達。中でもトムは、そのイカサマを暴こうと、一人サイモンのショーに潜り込む。しかし、そこで、予想だにしない現象を、目の当たりにする。それを機に、マーガレット達の周りに、様々な事件や事故が勃発する。
豪華な俳優陣の個性も引き立てた役柄ではあったと思う。但し、最後の詰めの甘さは、本サイトのレビュー点にも、よく表れているのではないだろうか…。前半までのミスリードによって、観る人を覆すラスト・シーンではあるが、この作品の最後に求めていたものとは、やや違ったように思う。ラストによって、それまでのサスペンスとしてのミステリーに、水を刺す展開になってしまったかな。
個人的には、サイモンの悪事をどのように暴き、真実を明らかにするのか、という視点で観ていた。しかし、あまりに現実味の無い終わり方で、やや肩透かしの感じがした。
ラスト、サイモンが「どう、やったんだ」と連呼するシーンは、デニーロらしくない、わざとらしい演技だったかな…。
ウィーバーもあまりにあっけない終わり方で、もう少し最後まで絡むようなひと工夫があれば、あんな短絡的な結末にはならなかったように思う。
レッド・ライトを探しながら見よう
眠くなる、
超能力者と科学者の対決
女性科学者(シガニー・ウィーヴァー)は助手(キリアン・マーフィ)と共に、超能力者や霊能者の嘘を暴いてきた。
そこへ登場したのが最強の超能力者(ロバート・デ・ニーロ)で、科学者に挑戦してくる。
はたして超能力は存在するのか。
手品映画
昔はカルトの信奉者と心霊現象を目の敵にする大槻義彦教授とかの討論番組が高視聴率をとった時代もありましたが、今では超常現象とか超能力者なんて眉唾とは誰しも思うところ。
そこで謎の超能力者に大御所のロバート・デニーロを使って箔をつけています、トリックを暴く側の科学者もシガニー・ウィバー、何しろ女王エイリアンを倒した彼女なら楽勝と思ったら、謎の急死、パートナーの学者が若手で頼りないと思わせてこの顛末、ごめんなさいと独白でTHE END。
大体のサスペンスは事件の解明が約束されているしトリックの巧妙さが醍醐味でもあり作者の知恵の見せ所なのだが謎解きのいい加減なサスペンスが成立するものなのか・・・。
手品を見せてタネを明かさない、何故ならそれが手品の醍醐味だから、ところがこれを映画に置き換えて真相は如何に・・、あとは個々人で推察なさいと幕引きされたら面食らうだけ。
この手品のような映画にタネがあるとしたら俳優で誤魔かすところぐらいでしょう。
脚本・監督・製作のロドリゴ・コルテスさんの術中に嵌められてしまいました。
冒頭の軽やかなタッチの方が好きでした
自称超能力者を追い詰める物理学者の奮闘と苦悩を描く物語。
ロバート・デ・ニーロが悪役として脇を固めるサスペンス。
仲間由紀恵と阿部寛の「トリック」を思い出させる設定ですね。
冒頭、教授と助手である主人公が、軽やかに怪現象の原因を見破る様子はとても小気味よく感じ、映画の期待度が高まります。
しかし、ラスボスに相対すると、無駄に感情的になるシーンが続き戸惑います。
過去の出来事やラストでの展開で理由は分かるのですが、それでも過剰な演出は物語への没入を妨げるものでした。
考えてみれば、舞台は21世紀。超能力の真偽が社会現象になるわけもなく、その点でも戸惑いを拭い去ることができませんでした。
私的評価は2.5にしました。
それなりに面白かったけど、粗さが目立って 惜しい作品だった
超能力者を騙るペテン師と、それを暴こうとする者
たちの話
超能力と思われているものはすべてペテンか
本人の思い込みと語るシガニー・ウィーバー演じる
マーガレット博士が主役と思っていたら
早々とお亡くなりに・・・
彼女と行動を共にしていた助手のトムが
何故私と?と聞かれて明確な答えを出さず
新しく雇った助手の女の子に何故か自分は
超能力者と言ったあたりから(冗談なのだろうと
思ったが)ずっと引っ掛かりはあったけれど
観客の側の思い込みを誘ってミスリードしての
ラストはびっくりの展開
でもスッキリしないのはツッコミどころが多い
脚本のせいかな
話の作りが雑だと思った
デ・ニーロ演じるペテン超能力者シルバーは
存在感と、どことなく胡散臭そうな感じがして
良かった
他の俳優も、演技はまずまず良かったと思う
細かなエピソードの掘り下げを省いていたのは
観客をペテンにかけるため(ミスリードする為)
あえて話を端折ったのかな、と思えなくもない
スプーン曲げとか、ユリ・ゲラーを思い出した
超能力者じゃないけどMr.マリックも何故か
それなりに面白かったけど、粗さが目立って
惜しい作品だった
自称・超能力者と物理学者の対決。 ワクワクするテーマではあるが、今...
最後の最後までわからなかった
最後の最後まで結末が読めませんでした。
結局、こうなるんでしょ?と予想すると、大体そうなる映画が多い中でこれは全然わかりませんでした。
「いつも違うところを見ているから騙されるんだ」という作中の言葉通りに操られてしまいました。
映画としての質は高いと思います。演技は流石の一言。キャスト豪華だったなー。ヒロイン超可愛かった
ただ、結末への満足度や、つなぎつなぎが強引かなと思うので3点。
でも見てよかった映画でした。
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自宅にて鑑賞。スペイン・米の合作で原題"Red Lights"。唐突な展開もあるが、まずまずの出来。“トム・バックリー”のC.マーフィー、“マーガレット・マシスン”のS.ウィヴァー、そして燻し銀“サイモン・シルバー”のR.デ・ニーロとキャスト陣は申し分無しで、各々が流石の演技で魅せる──三人が三人三様の立場で、誰に何を隠し、誰を騙していたのかと振り返ると、違った見方が出来る。エンドロールの終わりはタイトルを想起させる象徴的な画がインサートされている。全体にやや物足りない気もするが、愉しめた。75/100点。
・(共同)製作・脚本・編集・監督のR.コルテスによれば、本作の取材・構想中に同じ素材でもう一本出来たソウで、ソレがR.コルテス自身(共同)製作・脚本したPOV作、C.トレンス監督の『[アパートメント:143('11)]』。
・鑑賞日:2014年5月7日(水)
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