レッド・ライトのレビュー・感想・評価
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非常に面白い
論点は、超能力のあるなしだ。
昨今マジックでも、それを超能力と表現したり魔術と表現したりすることで、トリックがないと本気で信じる傾向もある。
物語はそんなインチキを次々と科学的思考で暴いていくシガニーウィバー演じる教授とその弟子(主人公)
主人公は、自分に与えられたギフトに、非常な疑念を抱き、それを教授のもとで科学的に理解したいと思い続けていた。つまり、ギフトを信じないようにしていたのだ。
非常に大胆かつ大掛かりなトリックを使う自称超能力者の男は、会場で奇跡を起こして見せる。
主人公は、自分のギフトを会場で使うが、詐欺師の男は、仕掛けていないトリックに「一体どうやってやったんだ」と繰り返し叫ぶ。
このイップ変わったカテゴリと、最後の終わり方の描き方が素晴らしかった。
科学者 vs 超能力者
『ダーク・ナイト』シリーズや『インセプション』等の大作にも出演しているキリアン・マーフィーが、大御所中の大御所とも言えるシガニ―・ウィーバーとロバート・デニーロを従えたサスペンス・ミステリー。この豪華俳優陣の演技だけでもプレミアモノだが、劇場公開は見逃していた作品。
「超能力者は、本当に存在するのか?」をテーマにし、科学者のボスであるマーガレット役をウィーバーが、その助手・トム役をマーフィーが演じ、超能力者を名乗るサイモン・シルバー役のデニーロのインチキを見破ろうとするストーリー。
30年前に超能力で一世を風靡したサイモンか、30年の沈黙を破り、再び人前に姿を現し、ショーを開始した。サイモンの力に疑念を抱いていたマーガレット達。中でもトムは、そのイカサマを暴こうと、一人サイモンのショーに潜り込む。しかし、そこで、予想だにしない現象を、目の当たりにする。それを機に、マーガレット達の周りに、様々な事件や事故が勃発する。
豪華な俳優陣の個性も引き立てた役柄ではあったと思う。但し、最後の詰めの甘さは、本サイトのレビュー点にも、よく表れているのではないだろうか…。前半までのミスリードによって、観る人を覆すラスト・シーンではあるが、この作品の最後に求めていたものとは、やや違ったように思う。ラストによって、それまでのサスペンスとしてのミステリーに、水を刺す展開になってしまったかな。
個人的には、サイモンの悪事をどのように暴き、真実を明らかにするのか、という視点で観ていた。しかし、あまりに現実味の無い終わり方で、やや肩透かしの感じがした。
ラスト、サイモンが「どう、やったんだ」と連呼するシーンは、デニーロらしくない、わざとらしい演技だったかな…。
ウィーバーもあまりにあっけない終わり方で、もう少し最後まで絡むようなひと工夫があれば、あんな短絡的な結末にはならなかったように思う。
レッド・ライトを探しながら見よう
超能力の秘密を暴けるか!という映画。
サスペンスかと思ったらスリラー要素が強い作品でした💦
色々な所にレッド・ライト(場に溶け込まない物)がありますので、見る方は推理して考えながら楽しんで下さい。
個人的には謎が解けた後のスッキリ感は少なく、むしろ他の疑問が出てきてしまう後味の悪いものとなってしまいました💧
ですがもちろん高評価をしてる方もいますので、超能力をテーマにした新感覚なスリラーとしては十分に見る価値あると思います。
眠くなる、
無用に複雑に、無用に怖くする演出、流れで、「だからなんなの?、そういうのはいいから、で、どーなるの?」ってなかんじだった。
せっかく設定やストーリーはおもしろそうなのに、薄暗いシーンやら怖いようなのが合間に入ってたり、火花がやたら散るシーンも無用に多くて「だからなんなの?」と。
そういう流れゆえに、最後の結末も「あ、そ」ってなかんじで、不快に感じたというと言いすぎかもしれんけど、なんともお粗末なような、よくわからん映画だった。
超能力者と科学者の対決
女性科学者(シガニー・ウィーヴァー)は助手(キリアン・マーフィ)と共に、超能力者や霊能者の嘘を暴いてきた。
そこへ登場したのが最強の超能力者(ロバート・デ・ニーロ)で、科学者に挑戦してくる。
はたして超能力は存在するのか。
冒頭の軽やかなタッチの方が好きでした
自称超能力者を追い詰める物理学者の奮闘と苦悩を描く物語。
ロバート・デ・ニーロが悪役として脇を固めるサスペンス。
仲間由紀恵と阿部寛の「トリック」を思い出させる設定ですね。
冒頭、教授と助手である主人公が、軽やかに怪現象の原因を見破る様子はとても小気味よく感じ、映画の期待度が高まります。
しかし、ラスボスに相対すると、無駄に感情的になるシーンが続き戸惑います。
過去の出来事やラストでの展開で理由は分かるのですが、それでも過剰な演出は物語への没入を妨げるものでした。
考えてみれば、舞台は21世紀。超能力の真偽が社会現象になるわけもなく、その点でも戸惑いを拭い去ることができませんでした。
私的評価は2.5にしました。
自称・超能力者と物理学者の対決。 ワクワクするテーマではあるが、今...
自称・超能力者と物理学者の対決。
ワクワクするテーマではあるが、今一つ不完全燃焼に終わった。
イカサマを暴くにしても大衆の面前で恥をかかせることはできなかった。
青年はなぜ初老の女性学者の助手のようなことをしていたのか。
そして青年の正体は誰だったのかもよく分からなかった。
引き込まれました!
伏線は沢山あったのに作り手の誘導に引っかかってしまった
『いつも違うところをみているから騙されるんだ』
違うところをみせられてしまいました
そんな騙されやすい私のような人は楽しめたんじゃないでしょうか
ロバート・デ・ニーロ、キリアン・マーフィ、シガニー・ウィーバーら豪...
ロバート・デ・ニーロ、キリアン・マーフィ、シガニー・ウィーバーら豪華キャストを迎え、伝説の超能力者と超常現象を疑う科学者の息詰まる攻防を描くサスペンス。
最後の最後までわからなかった
最後の最後まで結末が読めませんでした。
結局、こうなるんでしょ?と予想すると、大体そうなる映画が多い中でこれは全然わかりませんでした。
「いつも違うところを見ているから騙されるんだ」という作中の言葉通りに操られてしまいました。
映画としての質は高いと思います。演技は流石の一言。キャスト豪華だったなー。ヒロイン超可愛かった
ただ、結末への満足度や、つなぎつなぎが強引かなと思うので3点。
でも見てよかった映画でした。
2011年で科学vs超能力っていうのは…
コメディ色のないトリックといったとこかな。デニーロが胡散臭い超能力者で佐村河内オチ。超能力を暴こうとした者がまさかのサイキッカーだったという。
信じるか信じないかはあなた次第…。
冒頭の雰囲気からホラー映画かと思いましたが、サイコミステリーだったとは驚きです!
大学教授のマーガレットとトムが、サイキッカーのトリックを暴いて行くのが痛快でした。
科学で証明できることをどんどん披露する二人ですが、そんな彼らの前にサイモンという強敵が現れます!
重症な傷を負ってしまったトムは、必死に謎を暴こうとしますが、全然トリックが見えてきません。
このまま謎が解けずに終わるのかも思いきや、最後にどんでん返しが待ち受けていました!
若干、真相が分かりにくいため、頭にハテナが浮かびましたが良い映画でした。
結末が唐突過ぎ、前半は面白かったけど
悔しいですが、結果的に全くオチは読めませんでした。
確か予告編で視点が違えばどうこう言っていた気もするのですが、まさしく・・・。
でも、いくらなんでも唐突過ぎでしょ(苦笑)
確かに伏線もしっかり張られてはいましたが、何か見せ方がいまいちと言うか、もっと見る者を唸らせつつ納得させられるような演出が出来なかったものか・・・。
ただ、雰囲気的には嫌いじゃない映画でした。
特に胡散臭い超能力者シルバーを演じたデ・ニーロの演技が本当に秀逸で、もうバレバレなのに圧倒的な存在感を見せる辺りが、さすがデ・ニーロと言うか、うまいミスリード具合だったと思いました。
一方の偽超能力者を暴く科学者チームも、シガニー・ウィーバーにキリアン・マーフィの大物コンビでこちらも圧倒的な存在感を発揮、超能力が勝つのか、科学が勝つのか、その過程はまずまずの見応えを感じました。
科学者チームは序盤から掴みはOKな感じで見せてくれましたねぇ~。
そんなこんなで結構期待したんですが、あの方の退場から何となく暗雲が・・・そして唐突なオチにちょっとガッカリ・・・。
確かにどんでん返し的なものを期待して見たのは間違いないのですが、これじゃない!って感じなんですよね。
まあでもバレバレの胡散臭い超能力者デ・ニーロの方に目が行ってしまった結果こうなったんで、上手いのかもしれませんが、どこかモヤモヤが・・・。
ストーリーが全くそそられない。 今どき超能力者の話って… しかもス...
ストーリーが全くそそられない。
今どき超能力者の話って…
しかもスプーン曲げとか、見てるだけで恥ずかしい。
冒頭で、飛行機から降りてきたデニーロが、その白い目をカメラに向かって(観客に見せるためだけに)サングラスを外すシーンは、全く工夫の無い演出だ。いや演出とすら言わないのかもしれない。
シガニーウィーバーはいつも意志が強く、頭の良さそうな女を演じるが、薄っぺらくて最後は馬鹿を見る役ばかりだ。
ストーリーにサスペンス要素が、実は無い。主人公が勝手に右往左往してるだけで、編集や音響でサスペンスっぽくしてるだけだ。そのあざといやり方に、とても苛立ちを感じた。
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