「置いてかれそうになった」リンカーン じぶさんの映画レビュー(感想・評価)
置いてかれそうになった
ジャンゴ、マンディンゴと奴隷制度が描かれた映画を見た流れで鑑賞。
知識不足で関連人物の名前を知らないので、
誰がどっちで何してるのか置いてかれそうに(汗
有名な人民の~とか奴隷解放宣言の後の話、
憲法の修正案(実質的な奴隷解放)を決議する
まで話。
トミーリージョーンズ演じる奴隷制度の強行の反対派は修正案を妥協案だとして共闘してくれない。思想は勿論リンカーンも同じだろうが、
現実主義なのでその妥協案を硬軟取り混ぜたやり方で実現を目指す。
反対するだけなら誰でも出来るし、正しいこと言うだけなら誰でも出来る。どんなことにもメリット、デメリットもある。そのデメリットだけ批判したり、実現不可能な理想論を語るだけではなんにも進まない。
クライマックスは
穏やかで強い男に見えるリンカーンが
悩み、揺らぎ、疲弊する中で
迷っていた心を定め、方向を仲間に力強く
指し示すとこらだと思う。
リーダーは未来に渡すバトンをギリギリ実現可能な所まで削ぎ落として具体的な行動に落とし込むと共に、最終的な未来像を提示しないといけない。
あの時代に相応しい素晴らしいリーダーだったのだろうと思う。
ただ映画としては割と地味で少々退屈もした。
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