壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び
劇場公開日:2012年9月22日
解説
パレスチナの民衆抵抗運動の地・ビリン村に住むイマード・ブルナートが、息子の成長と村人たちのイスラエル軍の政策に対する抵抗運動を記録したドキュメンタリー。2005年、パレスチナのヨルダン川西岸に位置するビリン村では、近くに建設されたユダヤ人入植地の安全保障の確保を名目にフェンス(分離壁)が設けられる。しかし、その目的はビリン村の土地を囲い込むためなのは明白だった。フェンスにより村が分断され、畑にも自由に行かれなくなってしまった村人たちは抵抗運動を始める。村に住むイマードは、同時期に誕生した四男の成長記録を撮ろうとカメラを回し始めるが、それは同時に抵抗運動を続ける村人たちの日常を記録する映像となる。デモを制圧しようとする軍の銃撃などでカメラが壊されるたび、新しいカメラを手に入れ、イマードは計5台のカメラで村の日常を撮り続ける。
2011年製作/90分/パレスチナ・イスラエル・フランス・オランダ合作
原題または英題:5 Broken Cameras
配給:浦安ドキュメンタリーオフィス
劇場公開日:2012年9月22日
スタッフ・キャスト
- 監督
- イマード・ブルナート
- ガイ・ダビディ
- 撮影
- イマード・ブルナート
- 編集
- ベロニカ・ラゴアルデ=セゴー
- ガイ・ダビディ
- 音楽
- トリオ・ジョーブラ
受賞歴
第85回 アカデミー賞(2013年)
ノミネート
長編ドキュメンタリー賞 |
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