舟を編むのレビュー・感想・評価
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いつ惚れたの?
静かで一見地味なテーマなのに、丁寧に描かれていて、最後まで主人公の心情に素直に寄り添うことが出来た。とにかく役者が全員上手くて見ごたえある。あおいちゃんはセリフが少なかったのが功を奏したと思う。告白のシーン、馬締さんのかわいらしさが全開で好きなんだけど、かぐやさんはいつこの会ったばかりの会話どころかまともに挨拶も出来ないような挙動不審な男に惚れたのだろうか。突然下宿にやってきたのも含めいかにも複雑な過去を抱えていそうな感じだったのに何もなく、あっさり「わたしも好き」だったので拍子抜けだった。近くにいる男をすぐ好きになるタイプの女だとしたら危険すぎる。惚れる理由に説得力がないのでストーリー上の事実としてだけの夫婦といった感じがして残念。ずっと敬語だし。
池脇千鶴とオダギリジョーと加藤剛が上手くて光っていた。
良い邦画。静かな感動。
辞書作りの苦労さがよくわかる
スマホの時代に問う。
出版社、辞書作りをテーマに、という視点が小説原作っぽい。このテーマを映画にするのは地味だろうと思いきや、なかなか感動させてくれて十分に成立させている。恋とは?人が老いるとは?と見る人によりこの映画の良さは変わるであろう。
スマホで何でもすぐに調べられる時代に、辞書の存在意義を考えさせられる。
良い邦画
タイトルがいい。
目からウロコ
宮崎あおいファンになった映画。
タイトルなし(ネタバレ)
大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出版社の辞書編集部に配属になった馬締三矢(松田龍平)が、上司や、同僚の西岡(オダギリジョー)などともに、実に15年の歳月をかけて新しい辞書「大渡海」を作り上げるまでを描いた物語。
西岡や、製作開始から13年目くらいに新しく入ってきた女性社員、アルバイトの学生たちはみんな、最初はあんまり乗り気じゃなかったり、辞書そのものに興味がなかったり、気の遠くなるような作業に尻込みしたり。
でも馬締の「まじめさ」と辞書作りにかける情熱が、周りの人間を少しずつ変えていく。
オダギリジョーの演技がなんとも言えない良さだったなぁー!!
CMだけ見て、馬締と香具矢の恋愛が結構な割合を占めるのかと思っていたけど、意外にもあっさり結論が出て、あっという間に12年の月日が流れてびびった。笑
涙は出なかったけど、人間関係の暖かさとか、何か一つのことに一生懸命に打ち込む気持ちとか、じんわりくる映画だったー。
ちなみに、「血潮」が抜けていると気付いたアルバイト役の森岡龍という俳優は、中学の同級生だった。
コツコツとひたすらに
本は ライトノベルズで深みが無いと あまり評価が
良く無かったので、読まずに映画を見ました。
辞書ってこんな風に作るんだ・・ただただ驚き。
こつこつと辞書を作り 自分の人生も重ねるように紡いで行く。
そんなひたむきな人たちに 元気をもらいました。
こちらもちょっとセピアっぽく ヴィンテージのような
色合いと風合いで映画の色が作られていました。
20回以上見ましたか・・
今も時々見たくなる 久々に私の中でヒットした邦画でした。
文句なしの
辞書づくりへの熱意
気長に...
配役バッチリ
ここまで原作に忠実で、文句のない配役は珍しいと思う。
強いて言えば、西岡の嫁役がもっとブサイクだったらよかった。ブサイクの件が削られてたからまぁ、いいのだが…。
小説を読んでいて、イメージが浮かびにくいところが多々あり、映像で見られて良かった。
例えば、たくさんの学生アルバイトと作業する様子なんかは、映像の方が迫力が伝わってきて、さらに作業の地味さに途方も無い苦労を感じた。「用例採集カード」は、英単語を覚えるペラペラめくるやつを想像していた笑
ユーモアもあり、かぐやの情報を「用例採集カード」に書いたところは、とても良かった。
小説と同様、本当に辞書を作る以外の見どころが無く、人の人生をもっと描いていたら、もっと感動があったと思う。
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