舟を編むのレビュー・感想・評価
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淡々と、登場人物のセリフも少なく進んで行く感じ。特にメインの2人は...
淡々と、登場人物のセリフも少なく進んで行く感じ。特にメインの2人は言葉少なな印象。池脇千鶴と黒木華がいい味出していた。出版社や下宿先の雰囲気が良かった。紙の匂いや手触りを感じる映画。
辞書作りの苦労さがよくわかる
観る前、主役が松田龍平だったので、ややミスキャストかなっと思っていましたが、実際に観てみると全然そうではなく、むしろ適役とさえ思えるほど、この映画の雰囲気にぴったりでしたね。地味な内容でしたが、いい映画でした。
スマホの時代に問う。
出版社、辞書作りをテーマに、という視点が小説原作っぽい。このテーマを映画にするのは地味だろうと思いきや、なかなか感動させてくれて十分に成立させている。恋とは?人が老いるとは?と見る人によりこの映画の良さは変わるであろう。
スマホで何でもすぐに調べられる時代に、辞書の存在意義を考えさせられる。
良い邦画
辞書を作る過程を描いた非常に地味な作品なんですが、出演陣の落ち着いた自然な演技で、観ていて安心と言うか、ジワジワ後から感動する非常に心地よい作品でした。
意外性はありませんがコメディ要素も上手くちりばめられ良い邦画を観た、そんな感じです。
真面目っておもしろい
男の友情あり、恋あり、団結力あり、笑いあり、涙あり。
宮崎あおい可愛い、あんな嫁が欲しい。そして演技良い。
それぞれのキャラが立っていて、その混じり合いを楽しめた。
言語学と料亭に興味を持った。
タイトルがいい。
「大渡海」という新しい辞書を作るため、
20数万語に及ぶ言葉の海と格闘し、
長い年月をかけ、「舟を編む」。
タイトルが俊逸ですよね。
日本語というのはどこまでも幅が広く、
本当にどこまでも魅力的。
辞書作りという気が遠くなる、
いってしまえば少し地味な題材で、
作品中に20年の時が流れるのだけど、
これが本当に気が遠くなるほどゆっくりです。
小説だからこそ、文字だからこそ、活きる作品なのかしれないと少し思った。
目からウロコ
地味なテーマによく着目、真面目な映画に成っている、完成さすまで、10年以上、故に色々な事が起こる、その感情、想いが言霊と成り、辞書に掲載されて行く、松田龍平の、トーンを落とした演技、父ちゃんより上でないか?最初やる気ない、黒木華の変わり様も感情輸入出来る。
宮崎あおいファンになった映画。
・今まで宮崎あおいなど眼中に無かったが、この映画を観てからいきなりファンまでになってしまった。
・内容は単純。だけど今までに無い感じの内容で少し新鮮味を感じられた。
・笑えないし、泣けないしだが、幸せな感じにはなる。
大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出...
大学時代に言語学を専攻していたことと、独特の言葉遣いを買われて、出版社の辞書編集部に配属になった馬締三矢(松田龍平)が、上司や、同僚の西岡(オダギリジョー)などともに、実に15年の歳月をかけて新しい辞書「大渡海」を作り上げるまでを描いた物語。
西岡や、製作開始から13年目くらいに新しく入ってきた女性社員、アルバイトの学生たちはみんな、最初はあんまり乗り気じゃなかったり、辞書そのものに興味がなかったり、気の遠くなるような作業に尻込みしたり。
でも馬締の「まじめさ」と辞書作りにかける情熱が、周りの人間を少しずつ変えていく。
オダギリジョーの演技がなんとも言えない良さだったなぁー!!
CMだけ見て、馬締と香具矢の恋愛が結構な割合を占めるのかと思っていたけど、意外にもあっさり結論が出て、あっという間に12年の月日が流れてびびった。笑
涙は出なかったけど、人間関係の暖かさとか、何か一つのことに一生懸命に打ち込む気持ちとか、じんわりくる映画だったー。
ちなみに、「血潮」が抜けていると気付いたアルバイト役の森岡龍という俳優は、中学の同級生だった。
コツコツとひたすらに
本は ライトノベルズで深みが無いと あまり評価が
良く無かったので、読まずに映画を見ました。
辞書ってこんな風に作るんだ・・ただただ驚き。
こつこつと辞書を作り 自分の人生も重ねるように紡いで行く。
そんなひたむきな人たちに 元気をもらいました。
こちらもちょっとセピアっぽく ヴィンテージのような
色合いと風合いで映画の色が作られていました。
20回以上見ましたか・・
今も時々見たくなる 久々に私の中でヒットした邦画でした。
文句なしの
今年度最高傑作が年末の土壇場にあらわれました。松田龍平、いいな〜。ストーリーも非常にいい!宮崎あおいも絶妙!オダジョーがかっこいい。そして涙あり笑いありそして涙あり。こんな風に熱く仕事をしたいものです。
辞書づくりへの熱意
観ていると人物の性格や、それまで長い間仕事を共にしてきた人間関係などが言わずとも滲みでているように感じました。
辞書づくりの行程は地味ではあるものの、皆それぞれに、尽力していいものをつくろうという熱意が伝わってきます。それも配役とその人の人物像が合っているからで、さながら本当に辞書づくりを観ているように感じられます。
それだけに後半、辞書の完成からその後にわたるところでちょっと物足りないような気がしました。
しかし、そこにいたるまでの馬締の、心境や行動の変化は自然に描かれていると思います。
気長に...
辞書作りがこんなに大変なんて知りませんでした。
ゆったりとした時間の中で根気強く長い時間をかけて作成していく様が描かれていてよかったです。
主人公達は、一種の言葉おたくようになっていましたが、自然とそうなるのでしょうね。
あと、まじめさん夫婦の関係がいい感じでした。
配役バッチリ
ここまで原作に忠実で、文句のない配役は珍しいと思う。
強いて言えば、西岡の嫁役がもっとブサイクだったらよかった。ブサイクの件が削られてたからまぁ、いいのだが…。
小説を読んでいて、イメージが浮かびにくいところが多々あり、映像で見られて良かった。
例えば、たくさんの学生アルバイトと作業する様子なんかは、映像の方が迫力が伝わってきて、さらに作業の地味さに途方も無い苦労を感じた。「用例採集カード」は、英単語を覚えるペラペラめくるやつを想像していた笑
ユーモアもあり、かぐやの情報を「用例採集カード」に書いたところは、とても良かった。
小説と同様、本当に辞書を作る以外の見どころが無く、人の人生をもっと描いていたら、もっと感動があったと思う。
気がついた時には物語に没頭していた。
辞書編纂作業のごとく静かに淡々と物語は進むが、長い時間を経て一冊の辞書が完成し我々の手元に届くまでのその過程を、物語の進行そのもので表現したかのような、地道だけれど尊い努力の結晶を目の当たりにした気分になり、じっくり辞書を開いてみたいなと温かい気持ちになった。
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