清須会議のレビュー・感想・評価
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もう少しチャレンジして欲しかった・・・
映画としては、よくまとまっている感じでした。いつものドタバタは、今回は、かなり抑え、テンポよくまとまっている。ただ、原作のスタイルがとても斬新だっただけに、映画ももう少しチャレンジして欲しかった・・・原作のように一人ひとりの心情をもう少し丁寧に描いていたら、ひと味違った三谷作品にやってたかなね。中谷美紀の演技に星一つです!
正直、つまらない。。。
ここでのレビューに、面白かった。。というレビューが、」思いのほか多くて驚いた。内容が薄く、時間は長く、1、2ヶ所クスリと笑えた程度のギャグ。。。有頂天ホテルの時もガッカリしたけども、今回はそれと同等の落胆を感じました。他の作品は大好きですが、今作はホントにつまらなかった。。レンタルもしなくていいや。。役者さんたちは、とても良かった。脚本がひどかった。次回作に期待します。。。
監督のこだわりが端から端まで
大泉洋がまた好きになってしまいました。 順を追って丁寧に描いた時代劇でありながら、全体に満遍なく振りまかれたユーモラスと毒が楽しい! 緻密でシビアな駆け引きを愉快に演出していました。 役者たちも一部除き実力派揃いで見応えある演技。 特に妻夫木聡が実に楽しそうなこと。 あらかじめ「種田洋平による三谷幸喜映画の世界観展」にて映画美術の世界を堪能したのもあって、やはりセットやら小道具やら画面の隅々にも目が移ります。 カメラに映らない場所にもしっかりと世界を練り込まれた美術は、スクリーンに映り込む限り眺めていたい完成度です。 史実の清須会議はほとんど文献が残っておらず、映画なりの監督なりのフィクションをかなり混ぜているとのこと。 日本史をかじっているとまた違った楽しみもあるのでしょうか。 いずれまた見返す機会が楽しみです。
出来の良い邦画
レビュータイトル以上に語ることないかもしれない。 人によって名前の呼び方が違うこと(藤吉郎、秀吉、羽柴様など)による混乱は、演出でうまくクリアされて、人間関係の親密度を表すことに成功している。有名どころだけでなく、誰が誰の関係者なのか非常にわかりやすい。 キャスティングもよく、大泉洋の秀吉、役所広司の柴田勝家をはじめ、綺麗にはまっている。剛力彩芽を松姫にあてたのはなかなか目の付け所が素晴らしい。 展開もスピーディで、二時間超の作品にもかかわらず時間が気にならない。 が、笑えるギャグ以上に寒いギャグなんかのそれいらないだろってのがそこかしこに……。西田敏行の扱いあれでいのかというか……。 演出いい、演技いい、題材はわかりやすいときてて非常に出来はいいのに、内輪ネタて盛り上がるネタ話の延長に見えるのが、イマイチに感じる理由。 面白くないわけじゃないし、二時間費やしてもいいとは思うけども、映画の大スクリーンやフルプライスの入場料でみるのには微妙。 中谷美紀の寧はかわいいし、クレジットの特殊かつら制作(大泉洋)には笑った。
おもしろかったです
三谷監督は細かい設定が好きですね。わたしは文献を調べるまではしないですが、聞きかじり程度には戦国マニアです。 おそらく三谷監督も同じようにマニアだと思います。 例:秀吉の指とか、黒人とか、滝川一益元忍者とか。 題材が清州会議なので秀吉寄りの心情になるのは仕方ないと思うのですが、勝家が悪役になっちゃうのは少し悔しかったなあ。 さて、映画ですが、面白かったです。ほとんど会話劇ですが、それぞれの役者さんがそれぞれにアクが強くて、三谷監督の映画だなあと思います。戦国武将があれほどコミカルな動きはしないでしょうが。 演出でなによりインパクトはお歯黒と麿眉でしょう。わざと歯を出して笑わせているなと思う個所が何回かありました。基本的な時代劇では避けて通る描写をあえて入れるところがユーモアですかね。おかげで女性キャラが全員怪しげな雰囲気を放っています。この演出は面白かったなあ。 シナリオは基本的に「清州会議」の踏襲であり、目新しいところはない感じですね。なにより、笑いが少ない。これは残念でした。きっと笑わせてくれるだろうと思って観に行っただけに、がっかりでした。でもこれは期待しすぎた分揺り戻しがあっただけで、観終った後も楽しくすっきりした後味でした。 笑い所もある「戦国お芝居」として観に行くとすごく面白いですよ。
二谷さんは変人だけど、凄いヽ(^。^)丿
戦国の時代の節目をユーモラスに飽きさせず、釘付けに!! 主役級の出演者を揃えただけあって、見応えもバッチリ。 ともかく、大泉洋がはまり役(^^)
三谷映画の中ではなかなか濃い映画
もう一度見たいと思いました。今年の邦画、私の中では一番かな。脚本はしっかりしていたし、衣装、役者も豪華。また、笑わせてくれるかなと軽く映画館へはいったが舞台の芝居のように役者同士のしゃべくりの場面が多く、なかなか中身の濃い映画
普通に面白い
三谷作品をDVD以外で見るのは初めて。なかなか面白かった。秀吉役の大泉洋ははまり役。中谷美紀はメインではないもののかなりのインパクトがありファンの私にとっては大満足◎ 豪華キャストにお金をかけすぎだからか映像美というものは何も感じなかったのか時代劇映画としてはマイナス。 本当に歴史が好きな人にとってはあり得ない!って感じかもしれないなぁ…。 途中で六兵衛さんが出て来た時はついつい笑ってしまった^ ^
腹から声が
三谷の映画はいいんだけどなんか足りない。TVで三谷の芝居を観た。西村と近藤の二人芝居。「笑の大学」だったかな?近藤が汗をしたたらせて演じていた。きりふきではなく生汗。TVでも生っぽさは伝わってきた。そのへんが生身の人間がやる舞台とフイルムの映画との違いか。監督も映画をたくさん創ってきたのだから、たまには感動のスパイスのきいた作品を創ってみたら。
時代劇に新風ではなく、三谷監督映画に新風が欲しい!笑えない喜劇程悲しい物は無い
殆んど笑えない、三谷映画って有りですか? これでは三谷監督も、いよいよ終焉ですか?と思ってしまう! 元々、時代劇を喜劇として描く事に、私は無理が有ると思うから、今回の映画で当然笑いは控えめになる事は納得が出来る。 ドタバタコメディーにはならない、つまり「8時だよ全員集合」の志村けんや、加藤ちゃの様なノリの笑劇にならないのは至極納得がいく事だ。 だがしかし、それは同時に、三谷映画である意味が無くなる事でもある。 それぞれの歴史的な人物のキャラクターをデフォルメして笑いで描いて見せても、中身が薄いのでは、完成映画作品としては、価値が無く、面白味が全く無い失敗作になる。 それに尺が長過ぎなのも気になる点だった。当然の事、三谷監督作品となれば、宣伝マジック効果も巧いので、集客率は抜群になると思われる。 その分制作費が邦画界としてはたっぷり用意され、その事で、現在の邦画界のスター俳優を集合させられる環境は整う。それも当然の事。 それらの、スター俳優を集結させれば、当然見せ場をそれぞれのキャラに持たせる必要が有る分、長尺になるのは、当然のなりゆきなので、納得がいく。 それなら、時代劇巨編としてしっかりと人物を深く描き出す必要がある。 三谷監督にとっては、これは一つの戦であろう。 しかし、本作「清須会議」では、誰もが知っている歴史的な人物の中身が軽薄なのでは、製作意図が不明になる。 観ていて何故、2013の年末の現在の日本に、この作品を制作して観客にみせる必要があるのか?そこが見えて来ないのだ。 作りたい作品を監督は撮影するその事は納得出来るのだが、この作品を観る限りでは、何故この作品を、今の日本国民に見せたいと、三谷監督が望んでいたのかが全く伝わって来ない作品だった。 役所さんも、大泉さんも、それぞれ熱演していた事には、拍手喝采を送りたい。 しかし、こんなに巧い俳優を使っていても、その俳優の芝居が生きて来ないのは酷く落胆させられる。公開初日の割には集客が少ない映画館だったが、まぁこの出来栄えではしょうがないだろうね・・・ これだけのスター俳優を集合させて魅せる作品ならば、マジな時代劇を描いた方が、三谷監督の新しい魅力を観られる良いチャンスだったと思う。 もう、一層の事、喜劇路線から脱却して、これからは、シリアスな三谷映画を是非みせて欲しいものだよな、その方が絶対良いかも知れない?!!
寝た。
久しぶりに劇場で寝ました。 退屈もありましたが、ちょっと盛り上げてはすぐに落下、ちょっと盛り上げられて墜落という話に疲れてしまいました。 テンションが上がってきゃー楽しいとはならない。なんか微妙に上がっておしまいなのです。 もちろんちょっとはもりあがるので、その辺りには素晴らしいものもたくさんありました。 最後の剛力彩芽の笑顔は本当にすごかった。 僕のベストスマイルオブザイヤーはこの剛力彩芽にあげます。 それ位にすごかった。 秀吉と寧々が登場して、盛り上げるところも本当によかった。 このふたりはすごいなあと、いつも思います。 みんな役者さんたちはうまいです。 しかしながらだね。それだけで面白くなるかというと、全体的に眠たい。 そう、画面が眠たい。 画面から眠たさが伝わってくる。 もう終わりでいいよと思いながら何度うとうとしたかしれない。 そして何よりもかによりも 三谷喜劇の最高傑作とか、三谷喜劇の真骨頂とか言われている意味がわからない。 これのどこが喜劇?ですか???? 全体通して、笑えるのはおそらく3回程度。 会場にいる人々は20人程度。 僕ら変な人々なんでしょうか? 明らかに広告会社のミスじゃないんですか? もっと別の種類の映画だと思って行けば、楽しく見れたかもしれないのに。 まあ、それを除いてもこの疲れはどうにかしてほしいです。 ちゃんとやって下さい。
笑いの下に見え隠れする熱さと冷たさ
観る前の心構えとして言っておくと、本作をバリバリの コメディとして鑑賞すると肩透かしを食らうかもしれない。 笑いの量で言うと先日TV放映もされていた 『素敵な金縛り』の5~6割程度といったところかな。 だがその分、歴史ドラマとして意外やしっかりとした見応え! クスクス笑いの中にヒヤリとするような冷徹な思惑や、 各キャラの抱える熱い想いが見え隠れする所が妙味。 重さと軽さがうまい塩梅(あんばい)に混じり合った佳作でした。 * * * まずは『軽さ』の方から。 どのキャストも全力でヘンな役に挑んでおりました。 佐藤浩市のスネ夫並みの日和見主義者っぷり、 妻夫木聡のハイパーなバカ殿様っぷり、 役所広司の空気読めない熱血野郎っぷり (らっきょうそんなに要らない)、 中谷美紀の全力ハッスルぶり、 そして天海祐希の雑な扱い(爆) しかし、真剣なシーンはちゃんと真剣に演じてますとも。 なかでも大泉洋演じる羽柴秀吉は見事! おマヌケと思わせて頭は回るし、夢にかける情熱と度胸もある。 人の心をつかむ術に長けていて、腹の内は最後まで読めないが、 それでもどうにも憎めない。貪欲すぎて逆に清々しいというか。 冗談抜きで、秀吉ってホントにこんな奴だったんじゃないかしら? あと、なんといっても左近(爆)。 デンデケデンデケデンデケデンデン♪と勇ましい音楽が流れる度に 吹き出してしまった。例の落武者さんもゲスト出演で嬉しい。 * * * 次に『重さ』の方。 出てくるキャラの9割は、腹にイチモツ抱えたような御仁ばかり。 猿(秀吉)と猪(勝家)を大将に据え、2つの勢力が騙し合いの化かし合い。 相手の人間臭さを弱点として利用し、コトを有利に運ぶ冷徹な戦い、 そして間に割って入る、女性キャラの執念深さも恐ろしい。 だがどちらの勢力も、敵同士でありながら 完全に憎み合っている訳でもない。 敵でありながら、あるいは味方でありながら、 熱い感情と冷たい感情が入り雑じるこの微妙な温度。これが面白い。 なかでも柴田勝家と丹波長秀の友情には目頭が熱くなった。 「心の中の儂に問え。」 だなんて、ムチャクチャ熱くて格好良いじゃないか。 友人への叱咤と思いやりに溢れた、粋(いき)な台詞だった。 * * * 以下、不満点。 まずは尺の長さかな。やや冗長に思える場面もあったので、 もう10%ほどテンポが早ければベストだったと思う。 次に、剛力彩芽演じる松姫に最後、“女の凄味”が足りなかった点。 まあ、あの歳でその迫力を求めるのも酷だと思うので、 今後も精進なされよ(←どういう立場だ)。 だが、篠井英介演じる織田信長に、部下を魅了するだけの 威厳や存在感が無かった点はかえすがえすも残念だ。 勝家や秀吉らを結ぶ、単なる敵同士で括れない複雑な感情は、 主君への尊敬や憧れが原点だったと思うから。 * * * とまあ多少の不満はあるものの、結末の知れてる話をこれだけ おもしろ可笑しく見せられるっていうのは流石だと思います。 大満足の4.0判定! 監督、次回作も楽しみにしてます。 ところで鑑賞後、登場人物たちのその後について調べてみて、 何とも切なくなってしまった。戦の世ってのは儚いものだね。 この映画単体でも十分に楽しめるが、鑑賞前にメインキャラの 生涯をさらりと予習しておくと、より一層楽しめるかも。 〈2013.11.09鑑賞〉
これを連続ドラマでやったらすごいだろうな
これを連続ドラマでやったらすごいだろうな!と思ってしまう。
でも映画だと長く感じる。
ちょい役で出た役者さんの物語をもっと見たかったし。でも映画だからそれはできないし。
コメディ映画として面白く見させていただきました!
けっこう笑いました。
名付けて 「新時代喜劇」
コメディタッチの時代劇、三谷監督らしい
作品でした。大泉洋の秀吉はなかなかのはまり役だったと思います。鈴木京香、剛力彩芽のお歯黒に一瞬、引いてしまうのは私だけでしょうか?
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