レ・ミゼラブル(2012)のレビュー・感想・評価
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ヒュー・ジャックマンよ、永遠なれ。
ミュージカルは嫌いや。
説明ゼリフにメロディを付けて歌って、物語のリアリティを削ぐようなマネをして、何が面白い?
そんな拒絶反応を持ったままこの映画を鑑賞したが、それでも終盤のジャン・バルジャンが天に召されるシーンには、どうしても涙を禁じ得なかった。
個人的な第一感で言うなら、プロレスラーが総合格闘技のリングに立つのと同じくらい、ナンセンスな理屈がこの作品には当てはまる。
ミュージカルか映画か、ハッキリしろ!
その線引きの曖昧さを浄化と至福と感動に結び付けたのは、ひとえにキャストのポテンシャル以外の何ものでもない。
ヒュー・ジャックマンが主演で、ホンマに良かったね。
いきなり歌い出したりせず、ちゃんとした映画で、この作品を味わいたかった。
ここ5年来1番の洋画かも
ミュージカル版よりも入りやすいかもしれない
話題の「レミゼ」観てきました!
まあストーリー自体は有名ですし、ミュージカルもロンドンで観ているので、特にこれと言って驚きはありませんでしたが、ミュージカル版は、割と舞台が暗くて、しかも舞台転換が多く、どんどん進行していってしまうため、駆け足でストーリー流してる感が特に前半強いのですが、今回の映画は、そのあたりの情景とかが映画ならではのリアリティで観られるので、それはそれなりに意味があるし、わかりやすいと思いました。ただ、基本的にミュージカルをそのままやってるので、本来であれば、「レ・ミゼラブル」の作品のクライマックスとなるミュリエル神父との出会いや、その後のファンテーヌの不幸ないきさつ、ジャベールとの息詰まるような逃走劇といったものが、割とあっさりしている印象です。その点、昔に撮られた映画「レ・ミゼラブル」のほうが、映画として見ると完成度も高いし、感動もひとしおといった部分があります。なので、このあたりは、一長一短かと。
でも、さすがに世界中でロングラン上演されているミュージカルだけあって、音楽の力はすごいです。ストーリーももちろん名作なので、知っていても泣けてしまう。やはり作品の力があるものは違いますね。
キャストでは、やはり主役のヒュー・ジャックマンがすごい! やたらと歌が多い役ですが、うまくこなしていると思いました。あとはファンテーヌ役のアン・ハサウェイもよかったです。マリウス役の役者さんは歌うまいですねー。ラッセル・クロウのジャベールは確かに賛否両論という感じですが、まあまあよかったのではないでしょうか。個人的にちょっと残念だったのは、エポニーヌ。ミュージカルではいいと思うんですが、やっぱりフィリピン系というのは容姿的にちょっとイメージではない気が。テナルディエも、ちょっと若すぎるかなーという感じです。もっとベテラン俳優でもよかった。
でも、レミゼ好きなら、見て損はない作品だと思います。
うぅ…
1月14日 新宿ミラノで観賞。
世界的に名作なんでネタばれとか関係なく感想述べさせていただきます。
あくまで個人的になるが、
バルジャンが司教の慈悲に触れて目覚めるくだりは抜きどころになってるんだが、おかげさまで号泣させていただきました!
全編通してミュージカルの良いところをしっかり残して、且つミュージカルでは除かれた原作の細かいシーンが随所に映像化されていてなんとも嬉しかった。
ラスト~スタッフロールまでは恥ずかしいほど大大号泣してしまい、非常に満足させていただいた。
……が、すこし文句を言わせてもらう 以下TOP3
1位、レ・ミゼのもう一人の主役である「ジャベール」がいただけない。絶対にラッセル・クロウではないと思うし、ラッセル・クロウは歌もいただけなし、ジャベールはあんな太っちょでは断じて合わないのだ。
おいらの一番大好きなジャベールが自らで命を絶つシーンは本当に毎度ミュージカルでは泣かせていただいている大感動のシーンなのだが…ぜんぜん泣けね~じゃねーかよっ!
2位、この作品はレ・ミゼラブルのミュージカルの映画版なのだから、
吹き替え字幕もミュージカルの台詞と同じものを字幕で使うべきだ! ついでにミュージカル版の日本キャストで吹き替え版なんかをやったら、ファンは何回も映画館に足を運ぶぞ!最悪でもDVD版はへんなタレントなんか使わずに日本キャスト選抜で吹き替えをやるべきだ!
おとなの事情もあるでしょうが、これをやると確実に興行収入もUPするし、DVDが出たら買う人は増えるとおもいますね。
3位、ミュージカルで使われる「効果音」を映画でも使ってほしかった。
たとえば、マドレーヌ市長(バルジャン)が怪力で以って馬車の下敷きになった人を助けるシーンで、ジャベールが「ん!?不思議だ、信じられない」って思うシーン、
あそこで使われる効果音は非常に大切であると改めて思った。なんか映画版だとまるで棒読みのように歌うだけのラッセル・クロウによって「あれっ?どっかでこんな怪力男見たことあるぞ!」ってのがまったくこちらに伝わってこないように感じた。
期待通り、いや期待以上
一昨年帝国劇場でミュージカルを鑑賞して、気に入ったので是非こちらも観たいと思い、観てきました。
さすがミュージカル映画。音楽が素晴らしいです。
特に民衆の歌(Do you hear the people sing)が耳に焼きついて離れません。
信念に従い、時に苦悩しつつも駆け抜けたバルジャンの姿に最後は号泣しました。
劇場であれほど大粒の涙をしっかり流しながら泣いたのは初めてかもしれません。
暴動が起こった砦のラストシーンも印象的でした。
ミュージカル映画なので当然ですが、歌で話が進んでいくので、そうだと知らない人は裏切られた気分になるかもしれませんので注意してください。眠くなると思います。
ミュージカル映画だということをきちんと理解した上で、気になっているなら是非鑑賞なさってください。
余談ですが、ジャヴェール警部役のラッセル・クロウがすごく陰が薄い感じがしましたね(笑)グラディエーターとか、ロビン・フッドとか、マスター・アンド・コマンダーとか、主役のラッセルしか見たことなかったからだと思いますが。ラッセル好きなのでちょっと残念だったり。
期待が大きすぎた
鑑賞自体がああ無情!!
流石ぁ!!!
贅沢な時間を過ごせました
あらすじを知っている程度で鑑賞。ミュージカルならと、舞台気分でいつもより前の席で楽しみました。
観て良かったです、なかなかに贅沢な時間を過ごしたって感じでした。
冒頭の映像から強烈な印象でした。パン一つでも罪は罪、でも奴隷代りにするため軽犯罪を重く断罪しているのならとんでもないことです。
法の番人を標榜するジャベール警部の強権的な態度に、すっかりジャン・バルジャンに肩入れしてしまいます。
そこから始まる数奇な人生の物語。気づけばラストには涙していました。
隅々までゆき届いたキャスティングと感じました、何度も拍手しそうになっちゃいました。
ヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェイ、上手いだろうなとは思っていたけど、全身全霊というのでしょう、お見事でした。
エポニーヌ役のサマンサ・バークスと学生リーダーのアーロン・トヴェイト、素晴らしかったです。運動に参加する小さな男の子の、明るい歌声も心に残りました。
エディ・レッドメインも歌が上手い、彼のアップは魅力的でした。逆にラッセル・クロウは堂々とした立ち姿が印象的、危うい足元はジャベールの心の奥のあり様なのでしょうか。
宿屋夫婦、とんでもないと思いつつ憎み切れないのは、貪欲な生きる力にチョッと惹かれるからなのかな。
インターミッションはありませんでした(笑)
舞台で表現できない映像
数年前に帝劇で見たレ・ミゼラブル。ジャンバルジャンは滝田栄。ジャベールは村田国男、フォンテーヌは岩崎宏美。コゼットは純名りさ。エポニーヌが本田美奈子とても素敵な舞台でした。今回のジャンバルジャンのヒュー・ジャクマンもジャベールのラッセル・クロウ。フォンテーヌのアン・ハサウエイもミユージカルに適した歌唱力を持っている。私が他に好きなのはエポニーヌ役の役者さんで切ない恋心を歌い上げている。やはりレミゼラブルの有名な歌が流れてくれば、一緒に歌いたい気持ちになります。映像では舞台で表現できない場面を見れるのが嬉しい。但し、舞台はやはりライブなので反応があり楽しい。内容的に端折っている所もあるがミュージカル的には素敵な作品です。
2時間半の拷問
高評価の方がとても多い作品ですので、気分を害されたならすみません。最初にお詫びしておきます。
過去1万本近い数の映画を観てきましたが、久しぶりに上映が終わるのを待ちわびた作品でした。1時間は耐えましたが、残りは精神崩壊を防ぐのに必死でした。
人に言わせると「ただミュージカル映画が嫌いなだけでしょ」と軽くあしらわれそうですが、実はそれほど嫌いではないのです。「サウンド・オブ・ミュージック」は大好きな作品ですし、新旧を問わずミュージカルは相当数観ています。
ミュージカル映画は大きく分けて二種類あります。一つはセリフの一部が歌曲になった物、もう一つはセリフの全てが歌曲になった物です。前者は「サウンドオブミュージック」や「巴里のアメリカ人」など、後者は「シェルブールの雨傘」や、ゼフィレッリ版の「ロミオとジュリエット」など、ロックオペラの「トミー」も後者に含まれるでしょう。勿論本作も後者です。
セリフの全てが歌曲という作品は実はそれほど多くはなく、その理由は同じセリフを言うのに数倍の時間が掛かってしまい、脚本を練り込みにくいという問題があります。その為にこの手のミュージカルは単純な恋愛物と相場が決まっています。
本作は主人公のジャンバルジャンの数奇な人生をベースにしていて、原作も膨大な長さです。それを短い上映時間で描くのは元々無理があるのです。10程前にリーアム・ニーソンとユマ・サーマンで同じ原作を描いた映画がありましたが、それはジャンバルジャンとジャヴェール警部の関係を中心に描き、とてもまとまりの良い作品で好感が持てました。
本作はあれもこれも描こうとして、それぞれのエピソードや出演者の感情が表面的にしか描かれていません。正直何を描こうとしているのか分かりません。超ご都合主義で何でこうなるの?って展開だらけです。
ミュージカルにとって大切なのは楽曲ですが、これも鼻歌のような変に抑揚を付けた、これで音楽といえるのか疑問な物ばかりで、印象的な曲はほとんどありません。
革命の時の曲が何度か出てきて少し記憶に残るのですが、それがまた問題なのです。ラストにもこの曲が流れることにより、本作が革命を描きたかったのか、何を言いたかったのか益々分からなくなってくるのです。
それでも本作の舞台セットは素晴らしいし、俳優の演技も悪くないし、トム・フーパーの演出も上手です。(アクションシーンの演出が下手というのが露呈してしまいましたが・・・)
目に見える部分が優れているので、脚本の酷さが本当に残念な作品になってしまいました。
ヒュー・ジャックマンとアン・ハサウェーは多分数年前のアカデミー賞での見事なパフォーマンスが認められての起用でしょう。でもこのようなシリアスなミュージカルより「シカゴ」のような明るいエンターティメント・ミュージカルの方が二人には向いていたと思います。
これからご覧になられる方は覚悟して観てください。観賞後とても良かったという感想を持たれても何も変ではありません。芸術作品の受け取り方は人それぞれですから。
ダイジェスト版っていう感じ・・・
あの大部の原作を2時間38分にまとめるというのは無理があるし、自分が原作をよく知らないからいけないのかもしれないが、話が駆け足で、よくわからなかったし、感動している暇がなかった。原作を読んでいないし、舞台も観ていない。知っている歌と言えば、スーザン・ボイルで話題になった「夢やぶれて」だけ。登場人物を絞っているとはいえ、かなり多いし、5年後10年後などと、話が飛ぶのでついていけなかった。涙ボロボロを期待して観に行ったので、ちょっとがっかり。ヒュー・ジャックマンはエミー賞も受賞しているので、安心して観ていられたが、あのラッセル・クロウが歌えるとは知らなかったし、アン・ハサウェイの母親が舞台でフォンテーヌを演じていたとは驚きだった。アン・ハサウェイがキャット・ウーマンとはまた違ったかわいそうな母親役を見事に演じていて、役柄の幅の広さに感心した。
圧巻ですね(^^)
ミュージカル映画とは聞いていたが、全編歌いっぱなしとは思わなかった(o^^o)。
逆にセリフの途中に突然歌い出すという、ミュージカル特有の違和感は感じなかったけれど(^^)。
ヒュー・ジャックマンの地の底から響いてくるような歌声に圧巻でした。
巨大な船をドックまで引っ張り上げさせられる囚人たちへの、過酷なまでの労働と仮釈放後の社会的排除は、本当に身につまされる思いで見た。
数多くの冤罪が存在すると思われる現代社会においても、多少なりとも同じような思いを抱いている人もいるのかもしれない。
3時間という長編にもかかわらず、テンポ良く進んで行くので長いとは感じなかった。むしろ5時間くらい必要なのでは?と思ってしまった。見るのは辛いけど(o^^o)
貧民街の人たちの服の汚れは、本当に一ヶ月くらい身につけて、汚い場所で生活をしていたんじゃないかというくらい見事です。
「パフューム」並に汚いです(^ ^)
とても良かった
これぞ名作 観て公開無し。
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