「人生で繰り返し観たくなる映画」レ・ミゼラブル(2012) ぱうあたんさんの映画レビュー(感想・評価)
人生で繰り返し観たくなる映画
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先日、映画館でリバイバル上映をしていたので13年振りに見に行ってきました。とはいえ、それまでにもブルーレイで何度か観ていましたが、やはり劇場で見ることが出来るのであればと思い足を運びました。
昔観た時と感動するポイントは同じでしたが、何度か観ているため話の流れではなく、役者さんの表情や間、関係性などに思いを馳せることでより一層楽しむことができました。
色んなところで書かれていますが、本作は一般的なミュージカル映画のように口パクではなく、演技しながら歌っています。それによって生まれる間であったり気持ちの爆発が直に感じられることが大きな感動に繋がっているのだと思います。
同じ主演の映画でグレイテストショーマンがあります。妻はそちらの方がハッピーエンドで好きだと話していましたが、私は反対です。
そもそも、このレ・ミゼラブルとは悲劇という意味のようです。(大学の恩師に言われた言葉を鵜呑みにして調べていないので違ったらごめんなさい)
しかし、本当に悲劇の物語だったのでしょうか。何度もジャン・バルジャンが葛藤する場面があり、結果として大きなバリケードの上でかつて自分を救ってくれた司祭と共に民衆の歌を歌っていることで天国に行くことができたのは彼にとっての喜びでは無いのか。あくまでキリスト教を主題において考えると決して不幸なだけの話ではなく、むしろ信仰厚く取り組んだ結果の救いともとれると感じました。
気になったことは最後のシーンにジャベールがいなかったことだ。彼は天国に行けなかったのだろうか。
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