劇場公開日 2012年12月21日

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「ミュージカルの名曲が素晴らしい」レ・ミゼラブル(2012) shikahikoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ミュージカルの名曲が素晴らしい

2013年1月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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知的

19世紀フランスの第2帝政ナポレオン3世圧政下、パンを盗んだ罪で19年間服役したジャン・バルジャンは、仮出獄後に再び盗みを働いてしまうが、罪を見逃してくれた司教に救われ改心する。やがて運命的な出会いをしたファンテーヌから愛娘コゼットを託されたバルジャンは、頑迷なほどに職務に忠実なジャベール警部の追跡を逃れてパリへ。バルジャンとコゼットは親子として暮らすが、やがて激動の時代の波に飲まれていく。
映画作品としてはビレ・アウグスト監督、リーアム・ニーソン主演の1998年、米・独・英合作映画の方が完成度が高く、本作ではジャベールとの息詰まるような心理戦や追跡逃亡劇が物足りなく感じたけれど、映画ならではの映像的迫力と、「ON MY OWN」を始めとするミュージカル史上に残る数々の名曲がやはり素晴らしく、ラストシーンに向けて観る者の感情を大いに高めてくれました。
ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、サマンサ・バークスの名演と歌唱力に絶賛の拍手。そして今や憎まれ役をやらせたら最高のヘレナ・ボナム=カーターにも大きな拍手。

shikahiko