「ターミネーターサスペンス。」脳男 eigakabosuさんの映画レビュー(感想・評価)
ターミネーターサスペンス。
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今まで、ダサ目のタイトルと生田斗真の無機質な美しさを全面に押し出した広告に敬遠していました。
内容は、手塚治虫先生の短編にありそうな感じです(超個人的見解)。
原作は未読です。
確かに生田斗真が格好良かったです。
作り込んだ肉体とマネキンのように端整な顔立ち。「感情のない殺人ロボット」は適任でした。
気になったのは、二時間サスペンス調のエピソードに、ギルバートグレイプのママ、探偵マンガに出そうなぶっ飛んだサイコパス爆破犯、和製ターミネーターに、エンディングはいきなりアバンギャルドな味付け。
世界観があっちこっちに向いていて、多少チープな印象を受けました。
特撮ヒーローものに船越英一郎と片平なぎさを出してエンディングにEGO-WRAPPIN'なんか使っちゃう、みたいな飛び具合です。
鈴木一郎という偽名も、実は野球好きなんじゃないかと思わせる謎の設定。
しかし二階堂ふみも松雪泰子もはまり役でしたし、アクションシーンや爆破シーンは迫力満点。
テンポも悪くないので、中だるみする事なく観れました。
救いようのあるようなないような切ないラスト。なんだか一郎君がかわいそうです。
個人的には、思っていたよりも楽しめました。面白かったです。
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