新暗行御史

劇場公開日

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解説

原作・尹仁完、作画・梁慶一、共に韓国人でありながら日本のコミック誌『月刊サンデーGX』で連載された人気コミックを映画化した、日韓合作による初の長編アニメーション。『暗行御史』や『春香伝』といった韓国の古典を新たな解釈でアレンジしたアクション・ファンタジー。監修・プロット・脚本を「クレヨンしんちゃん」や「サクラ大戦 活動写真」の本郷みつる監督が手がけており、その本郷監督の下でTVアニメ『カスミン』などの演出を担当した志村錠児が、劇場用アニメ初監督に挑んだ。

あらすじ

いにしえの時代、東方に聚慎(ジュシン)という名の国があり、そこには“暗行御史(アメンオサ) ”と呼ばれる隠密要因がいた。暗行御史は、王の特使として秘密裏に地方を巡り、悪政を糾弾し、庶民を救う聚慎の特殊官吏であった。その聚慎の国は滅んだがひとりの暗行御史、文秀(ムンス/声:藤原啓治)はいまだ、乱世を流浪っていた。かつての友であり、そして聚慎を滅ぼした張本人でもある、ひとりの男の姿を求めて…。砂漠で行き倒れた文秀は、獣医の青年、夢龍(モンリョン/声:岸尾大輔)に救われる。悪辣な領主、弁(ビョン/声:中尾隆聖)に恋人の春香(チュンヒャン/声:小林沙苗)を連れ去られた夢龍は、彼女を取り戻すために暗行御史になることを夢見ていた。しかし、二人は砂漠の食人鬼・サリンジャーたちの襲撃を受け、夢龍はその凶刃に倒れてしまう。窮地を切り抜けた文秀は、夢龍の故郷である弁の領地へと向った。圧政に苦しむ民衆は、暗行御史の来訪を待望していた。そこに突然、夢龍が帰郷したため、人々は彼が暗行御史になって戻ってきたと色めき立つ。だが、そんな彼らに向って夢龍は告げる。「救いばかり求める奴に奇跡は起こらない。これから起こることは、すべて偶然だ」と。弁の眼前に現れた夢龍は、その変装を解く。彼の正体は、文秀だった。「暗行御史の出頭(おでまし)だ!」文秀は、暗行御史の証である“馬牌(マハイ)”の中でも究極の力を持つ“三馬牌”を使って、幽幻兵士(ファントム・ソルジャー)を召還し、弁の配下をなぎ倒していく。だがそこに、幽幻兵士を一刀の下に斬り倒す、ひとりの女闘士が現れた。夢龍の恋人、春香である。剣の達人である春香を、弁は催眠術によって思いのままに操ることができたのだ。春香の圧倒的な剣技によって、文秀は追いつめられていく。だが、恋人である夢龍の死を知った春香は正気を取り戻し、弁は蜂起した民衆によって討ち倒された。さらなる流浪の旅に出た文秀の後を、春香は追っていく。暗行御史の護衛である“山道(サンド)”となって、文秀とともに行くことを、彼女は選んだのだ。海岸に辿り着いた文秀と山道は、そこで記憶をなくした少年、浚(ジュン/声:福島潤)と出会う。浚の持っていた奇妙な草の葉が気になった文秀は、彼の故郷の島へと渡った。その島は一見すると、美しく平和な場所のように思えた。だが文秀は、気がついていた。島でただひとりの医師であり、その鍼(はり)で死人をも生き返らすために、「奇跡の人」と呼ばれている柳義泰(ユイテ/声:宮本充)が、自分の追い求めている“あの男”と、同じ気配を漂わせていることに…。やがて文秀に、凄腕の刺客“摩利(マーリ/声:朴路美)”の振るう剣が襲いかかった。文秀を守る山道と摩利の間で、死闘が開始される。事態が急速に動き出す中で、文秀は“奇跡”の背後に隠された、恐ろしい真実を暴き出す……。

2004年製作/86分/日本
配給:クロックワークス

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