綱渡り
劇場公開日:2000年11月4日
解説
外界とのコミュニケートがうまくとれない少年の成長を描いた短篇ドラマ。監督・脚本は小出豊。尚、本作は映画美学校の生徒作品を集めた特集上映『1st Cut』のBプログラムで公開された。16ミリ。
2000年製作/33分/日本
配給:映画美学校
劇場公開日:2000年11月4日
ストーリー
小学生の葉一は、情緒不安定な母親とふたり暮らし。クラスにも馴染めず、いつもイジメられている。ある日、草原で傘を持って綱渡りをしている男を目撃した葉一は、それ以来、傘を持って線の上を歩くようになる。それから暫くして、転校した学校へ行く途中、彼にバスの中で初めての友だちが出来た。学校の宿題で作った糸電話を通して、かずきとともやとのコミュニケートに成功する葉一。バスはふたりを降ろした後、終点の海へ到着する。再びひとりになった葉一は、砂浜に引いた線の上を歩こうとするのだが、波がそれを消し去った。