毒婦マチルダ
劇場公開日:1999年4月3日
解説
毒婦マチルダの波瀾万丈支離滅裂奇想天外な人生を描いたナンセンス・コメディ。監督・脚本は、これが劇場公開作デビューとなる劇団テントろばくんに所属する女優・松梨智子。撮影を斗桝仁之が担当している。主演は、「クルシメさん」の松梨智子。VTR作品。ビデオプロジェクターによる上映。
1999年製作/68分/日本
配給:地下テントろばくん
劇場公開日:1999年4月3日
ストーリー
晴れて国会議員となったマチルダ。登院する彼女を何者かの銃弾が襲った----。男の子として育てられたマチルダが自分が女だと気づいたのは、小学生の時だった。行きずりの男に処女を奪われたのだ。傷ついて家に帰ったマチルダであったが、なんと北朝鮮のスパイだった母が母国の工作員に射殺され、父もその巻き添えを喰って殺されていた。途方に暮れるマチルダを救ってくれたのは、隣室に住む殺し屋のレオンだった。レオンによって殺し屋の訓練を受けたマチルダは、その後、いろいろあって結局北朝鮮に拉致される。そこで、書記長のバカ息子・ジョンイルと結婚させられそうになった彼女は、革命の暴動に紛れて北朝鮮を脱出。帰国して、貧乏なミュージシャン、コタニと同棲生活を始める。ところが、コタニの曲が思わぬ大ヒットを記録。歌手デビューを果たしたマチルダと、ふたりはたちまち億万長者に成り上がっる。しかし、マチルダワールド建設というコタニの運営が失敗し、ふたりは破産。再び貧乏暮らしを強いられることになる。貧乏暮らしの中、死んだと思われていた母と再会したマチルダは、その波瀾万丈な半生を基に本を書き、すばる文学賞を受賞。その後、世界征服をもくろむ彼女は、その第一歩として国会議員に立候補するのであった----。