紆余曲折

劇場公開日:

解説

独創的な卓抜したアイデアで知られるアニメーション作家、ガリ・バルディン(41年生まれ)のアンソロジー。バルディンはモスクワ芸術座演劇学校出身の舞台俳優から転向し、連邦動画スタジオに所属。81年、『車道のおとぎ話』でデビュー。その後人形アニメを手掛け、カンヌ国際映画祭短編部門グランプリを受賞した「紆余曲折」(87)をはじめ、日用品を巧みに使用した奇想天外さを武器に、世界的に高い評価を受ける作家となった。

1990年製作/10分/ソ連
原題または英題:Vykrutasy
劇場公開日:1996年2月20日

ストーリー

“針金アニメーション”による人間の風刺劇。ひと巻の針金から、主人公、舞台まで紡ぎ上げてしまう奔放さが痛快。アル中の人間を揶揄した“食器アニメ”「晩餐会」(86)、家庭崩壊を扱った“ロープアニメ”『結婚』(87)と並び、現代人を描いた三部作の一作。美術はI・レンニコワ。カンヌ国際映画祭短編部門グランプリ。

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