蠢動

劇場公開日:

蠢動

解説

“時代劇を追求し続ける自主映画作家”として注目を集める三上康雄監督が、プロの協力を得て完成した。封建制度の中での義を主題に、雪中を走る、斬るの時代劇。雪に覆われた鳥取砂丘での殺陣もある。出演は西田良、汐路章、玉生司朗、古川京子といったプロの役者の他、映画評論家の松田政男、監督の三上康雄など。撮影はTVドキュメンタリーを撮り続ける岩井銀二、編集は「蔵の中」の木村幸雄、録音は「水戸黄門(1978)」の中川清が担当している。

1982年製作/45分/日本
配給:その他
劇場公開日:1982年10月2日

ストーリー

享保17年。飢餓の状態におかれていた山陰の因幡藩の財政は破綻寸前であった。それにつけ込み幕府は無理難題を押しつけ改易を目論む。そして幕府の使者が視察に来る前夜、幕府から遣わされていた剣術師範・松宮が弟子の香川廣樹に殺害される。翌朝城代家老は討伐隊を結成し、香川を討ち取るように命じる。討伐隊隊長に選ばれた原田をはじめ隊の面々は香川とは知己の仲であった。香川、討伐隊、城代家老が、それぞれに正義を主張しながらの壮絶な戦いがはじまる…。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0自主映画初の16ミリ時代劇

2014年10月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

「蠢動-しゅんどう-」の最終上映会で鑑賞。
上記作品のブルーレイの特典映像としてあったが、改めてスクリーンで鑑賞。
「蠢動-しゅんどう-」の原案として同じような場面もある反面、全く異なった場面もあり楽しめた。
また、キャラクターの相違もあった。
「蠢動-しゅんどう-」の中原丈雄さん演じる舟瀬がいないので、どうなるかと思っていたら、納得のいく形になっていた。
そして、舟瀬とキャラクターを作った理由もよくわかった。
1982年公開で、自主映画ということもありコンパクトではあるが、西田良、汐路章らのプロの俳優も出演していた。
個人的には、汐路章の存在感がすごかった。
「蠢動-しゅんどう-」を観た方には、ブルーレイでこの作品を観て、対比されると面白いと思う。

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