適齢三人娘

劇場公開日:

解説

製作は「海の花火」の小倉武志、ラッキー連載の中野実原作『乙姫樣御上陸』から、「ザクザク娘」の中山隆三が脚色し「天使も夢を見る」の川島雄三が監督に当っている。撮影は同じく西川亨。出演者の主なものは、「海の花火」の津島恵子と小林トシ子、細川俊夫、「南風」の若原雅夫、「夢多き頃」の幾野道子などのほかに、吉川満子、坂本武、西條鮎子などである。

1951年製作/84分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1951年11月30日

ストーリー

松川家は母娘水いらずの三人暮しで、銀座の洋品店に勤める妹娘素子の収入と僅かな財産とでつつましく暮していた。姉の奈彌子は元華族京町保雄と婚約していたが、突然理由もなく破談にされ、怒ったのは姉よりも素子で、京町のアパートへ談判に出かけた。寝込みを襲ったのはよいが相手は引越して来たばかりの見知らぬ青年であった。その足で京町の事務所を訪ねると、京町は新宿の親分鈴川大六の娘という女性と一緒にいた。そこへ又今朝の青年がとび込んで来たので、素子はそうそうに引きあげた。その午後素子が銀座の店で働いていると又々今朝の青年が、こんどはカメラマンのケン坊というのと一緒に現われた。彼は武林七郎と名乗り雑誌スマイル社の記者で、斜陽族の街頭進出ぶりを記事にするため京町や素子を追っていたと判明、改めて二人は好意を感じ会った。しかし、素子に縁談があり、見合をしなければならぬ破目になり、姉の奈彌子に代りに行ってもらったところ、相手の佐伯正彦も代理人に武林を派遣した。奈彌子も武林にすっかり好意を持ってしまった。しして、武林の紹介で就職したのが佐伯の事務所。その佐伯は、奈彌子がすっかり気に入ってしまったので事が面倒になった。そこへ武林と素子がよく行く喫茶店の娘ハルミは武林が好きだったので、素子に嫉妬し、二人の仲を裂こうとしたので、二人の間はいよいよこじれてしまった。しかしやがて誤解もとけて、社用で鬼怒川へ出かけた武林のあとを素子は追って行くのだった。ハルミを愛しているケン坊、奈彌子には好意を持った佐伯、この二組の結ばれる日も近いことだろう。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5昔の映画を馬鹿にしてる俺が大バカだった! 川島さんが生きていたら………。

2020年7月9日
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昔の映画を馬鹿にしてる俺が大バカだった!

川島さんが生きていたら………。

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あき