東京の孤独

劇場公開日:

解説

サンデー毎日に連載された井上友一郎の同名小説の映画化で、プロ野球を舞台にした青春映画。「仮面の女」の松浦健郎と井上梅次が脚色し、「群集の中の太陽」の井上梅次が監督した。撮影は「俺は挑戦する」の高村倉太郎。

1959年製作/102分/日本
配給:日活
劇場公開日:1959年5月12日

ストーリー

東京ディッパースの新人テスト場のある伊東の町へ、二人の男が降り立った。その一人、プロボクサーの猿丸真二郎は、ポジションは投手をめざし、ディッパースの大貫監督を尊敬していた。もう一人の男、黒柳平介は大打者を夢見ている。猿丸は、伊東への車中でスリに会い困っているところを、ディッパースのファンと称する若い女性に汽車賃を払って貰ったのだが、その女性が現われたので驚いた。彼女は、大貫監督の妹で登世子といった。猿丸は、テストで暴投した。彼はジムに帰ろうと思った。が、ディッパースは二人の採用を決定した。その裏には、二人を入団させても優勝できないと考える、二軍監督・小芝の、大貫監督失脚を狙う策動があった。ところが、期待と策略を尻目に、二人の新人は消息を絶ったのだ。--スカウトの野々宮のもとに、黒柳から売込みの手紙が届いた。黒柳の計算された売込みは効を奏し、百万円で自分を売り、野々宮は二百万円でディッパースに売った。登世子はテレビのボクシング中継で、偶然猿丸を見つけた。大貫とともにジムを訪ねた時は、猿丸はすでに故郷の福岡へ向っていた。登世子と野々宮も福岡へ向け発った。野々宮は猿丸の母に五十万円を握らせた。登世子は大貫の窮地を語って、ディッパース入りを説いた。だが、大貫監督がウェーブスの監督に就任するという野々宮の策略と、金しばりによって、猿丸はウェーブスに入団させられた。かくして、猿丸と黒柳は文字通りライバルとなった。後楽園での三連戦。0対0で迎えた九回裏、猿丸が登板すれば、黒柳がピンチヒッターとして登場した。この勝負は黒柳のホーマーで猿丸が敗れた。その夜、黒柳は登世子を連れて猿丸のいるバーに現れ、「新人王になった者が登世子さんと結婚できるのだ」と宣言した。優勝を賭けたウェーブス対ディッパース戦が来た。ウェーブス一点のリードでの九回裏、走者を二、三塁において、大貫は黒柳をバッターボックスに送った。猿丸のスライダーを黒柳が打った球はショートゴロ。ウェーブスが勝った。--ディッパースの監督を止めた大貫に、ジャガースの監督という地位が来た。大貫は承諾した。登世子と猿丸が祝福した。

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