ジャズ娘に栄光あれ

劇場公開日:

解説

「善太と三平物語 お化けの世界」の山本嘉次郎、それに蓮池義雄が共同で書いたシナリオを山本嘉次郎が監督した。カリプソ娘、浜村美智子が主演のミュージカル青春篇。撮影も「善太と三平物語 お化けの世界」の芦田勇。主演は浜村美智子を中心に「サザエさんの青春」の小泉博、「青春航路」の宝田明、江原達怡、「大当り三色娘」の山田真二、「地球防衛軍」の白川由美、ほかに久慈あさみ、柳家金語楼。

1958年製作/81分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1958年1月29日

ストーリー

夜更けのOKテレビの前に支那ソバ屋の屋台車を出している民爺さんの眼前に身なりの貧しい、若い娘が現れた。この娘、島村美奈子といい、歌手を夢みて大阪から家出してきたという。気さくな爺さんは美奈子をテレビ・プロデューサー秋田に紹介するが問題にされない。が、このとき入ってきたスタア芸能新聞の記者千葉栄子は美奈子の顔に見覚えがあったので秋田にテストを勧め、彼女の後を追ったが姿を見失った。その美奈子は民爺さんの好意で、彼の家に泊ることになった。が、貧しい爺さんの家では黙っていることもできない。美奈子はバーに勤めたが、そこを間もなくクビになった。ついで美奈子は、民爺きんの知合いの周旋屋に誘われ、逃げた芸者の穴うめに使われることになった。しかし宴会に出た彼女は日本流エチケットを全く知らぬとあって大失敗、民爺さんの家に戻ることになった。そのうえ爺さんは肺炎にかかり、美奈子は木枯の吹く街で屋台車をひかねばならなかった。彼女は悲しい思いを「チャルメラ・ブルース」にこめて歌った。ところが、この唄を聞いて図らずも駈けつけてきたのは、あれ以来美奈子を探していた栄子である。栄子の計いで美奈子は彼女のアパートに引取られ、民爺さんは入院した。しかし歌手になるための勉強に先立つものは金であった。栄子の勧めで美奈子は芸能新聞が探していたヌードの表紙に応募した。美奈子の新しいセンスはグラマーガールとして大変な人気を得た。栄子は得意になって美奈子をOKテレビの秋田に改めて紹介した。が、意外にも秋田は、裸が売物ではほしくない、と冷かった。美奈子は爆発的な人気の中で歌の勉強もできなかったのだ。寂しい気持で彼女は歌った。ところが、これを聞いていたのが人気歌手の宝田明である。彼は美奈子のフィーリングに魅かれ、彼女を売込もうと約束した。間もなくスタア芸能新聞社提供の一大ショウが開かれ、「バナナ・ボート」を歌う美奈子は観客の拍手をあびた。

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