花頭巾
劇場公開日:1956年7月25日
解説
一族を亡ぼされた琉球王女の活躍を中心として、正義の勝利を描く時代劇。中部日本、西日本、北海道新聞連載中の村上元三の原作から「火花」の衣笠貞之助が脚本を書き、「喧嘩鴛鴦」の田坂勝彦が監督、「月夜の阿呆鳥」の武田千吉郎が撮影を担当した。主な出演者は、「火花」の山本富士子、「花の兄弟(1956)」の市川雷蔵、林成年、「祇園の姉妹」の勝新太郎、「無法者の島」の黒川弥太郎「月夜の阿呆鳥」の阿井美千子のほか、新スター鳥居香月子がデビューする。
1956年製作/83分/日本
劇場公開日:1956年7月25日
あらすじ
按司金丸支配の下、平和に栄えていた琉球王国は野望に燃える島津公の家臣竜ケ瀬逸当、津築権兵衛らの大軍に襲われた。金丸の恩顧を受けた御用達貿易商大隅屋与兵衛や、同じ琉球人である間那志の内通で、王家金丸一族は浦添の丘で皆殺しとなり、僅かに次女由美が忠実な従者朱童子に守られ辛くも逃れた。三年後、堺の唐物商赤平乗昌の許で成人した由美は、乗昌や小林寺拳法に通ずる竜潭党の助力で一族の復仇を決意し、手始めに与兵衛の邸を襲う。与兵衛は恐怖の余り自ら生命を絶つが、由美は島津浪人中迫丹下に左腕を斬られ危い処を、通り掛った町道場師範代の矢波弦太郎に救われた。弦太郎は由美を医師源庵の許に伴い傷の手当をする内、彼女の身分と復仇の決意を知る。一方、与兵衛の法要に集った竜ケ瀬一味は、逸当の愛妾美金や回船問屋団屋弥市を含めて、由美への対策を協議、傍ら掠奪品の分配をも計る。そこに現われた久米寺舜馬こと琉球族の舜王子は琉球王の簪を所望し姿を消した。間那志は老婆蛇女と計り、毒蛇を使って由美を倒そうとしたが朱童子らの妨害で蛇女諸共、自らが毒牙に倒れた。舜馬は横恋慕する由美への助力を拒絶され、恋仇の弦太郎と刃まで交える。由美が弦太郎に心を惹かれるようになった矢先、島津藩邸で琉球舞踊が将軍秀忠の上覧に入れられた。席上、由美は仇敵津築の眼前で王族最後の様を踊って見せるが、老中土井大炊頭に処払いを申し渡される。弥市は竜潭党に拐かされ、由美の前で、津築の命令によって間那志を説いて内通させた口述書に署名の後、発狂してしまう。由美は口述書を持参の上朝廷に直訴を決意。これを知った丹下は配下の浪人組と阻止に立ち向う。一味の急追を知った旗本鳥貝志馬は、京に向う船上の親友弦太郎に急報。三保の浜で丹下一味を迎えた弦太郎、竜潭党の拳士らが相闘う内、別の浜に下りた由美の一行は待ち構えた舜馬一派に取り囲まれた。
スタッフ・キャスト
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由美山本富士子
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矢波弦太郎市川雷蔵
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久米寺舜馬勝新太郎
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朱童子林成年
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中迫丹下杉山昌三九
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鳥貝志馬夏目俊二
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千鶴鳥居香月子
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巻山源庵香川良介
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竜ヶ瀬逸当羅門光三郎
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津築権兵衛荒木忍
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大隅屋与兵衛東良之助
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御嶽の間那志石黒達也
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団屋弥市大邦一公
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赤平乗昌黒川弥太郎
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蛇女小林加奈枝
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美金大美輝子
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徳川秀忠五代千太郎
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土井大炊頭利勝原聖四郎
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中城の按司金丸葛木香一
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理恵九条和子
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奈美阿井美千子
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知念浜田雄史
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金武藤川準
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加部島甚八堀北幸夫
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大戸崎十兵衛郷登志彦
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日下部東馬安田祥郎
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瀬尾市膳清水明
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片桐武田竜
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伊沢河田好太郎
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惣七玉置一恵
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時田藤内横山文彦
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権十小林勝
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お貞橘公子
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石伯由利道夫
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杣人大国八郎
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港屋の番頭岩田正





