荒獅子判官

劇場公開日:

解説

傑作倶楽部連載の陣出達朗の小説を「だんまり又平 飛龍無双」の共同脚色者の一人浪江浩が脚色、同じく佐々木康が監督、「牢獄の花嫁」の松井鴻が撮影を担当した。主なる出演者は「だんまり又平 飛龍無双」の片岡千惠蔵、「獅子丸一平」の千原しのぶ、小杉勇、「美女と怪龍」の片岡栄二郎、「続・薩摩飛脚 完結篇(1955)」の進藤英太郎、浦里はるみなど。

1955年製作/81分/日本
劇場公開日:1955年11月8日

ストーリー

天保九年、失政のかどで老中水野越前守に職を追われた木戸但馬守、美濃部筑前守、田口加賀守の三人は、北町奉行大草能登守から打倒水野執政の陰謀を打ち明けられた。大草は先年、大目付跡部山城守のため処刑された大塩平八郎の義弟大町新之助を操って武器の抜け買いをさせ、私腹をこやしているのだった。水野に怨みを抱く三人がその計画に加担したことはいうまでもない。ところがある夜、跡部の屋敷へ抜け買いの訴状が投げ込まれた。事態を憂慮した跡部は甥の遠山金四郎を料亭に招いて事件の調査を命じた。思い当る節のある金四郎は両国の盛り場へ出かけ、おらんだ座の楽屋で大町新之助を怪しいと睨むが、かねて金四郎に首ったけのからくり人形師目吉の娘お景の出現で、新之助の姿を見失ってしまった。一方、木戸らは将軍の久能山参詣を期して、水野を暗殺することにきめ、目吉をおらんだ座の地下室に監禁して兇器をかくしたからくり人形を作るように命じた。金四郎がおらんだ座に目をつけたと知った大草は、事件の発覚を恐れて地下室を爆破させ、新之助と姉お豊に罪をきせようとしたが、駈けつけた金四郎と前非を悔いた新之助の働きで、目吉とお景はことなきを得た。かくて今は父の跡目を継ぎ大草に代って北町奉行となった金四郎の明快な裁きで、さしもの大事件も解決した。

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