情熱の花

劇場公開日:

解説

勝目貴久・堀池清の脚本を「お嬢さんの散歩道」の堀池清が監督した歌謡映画。撮影は「野郎! 地獄へ行け」の柿田勇。

1960年製作/49分/日本
配給:日活
劇場公開日:1960年11月12日

ストーリー

政治はトランペットが吹けるが、教護院の仲間たちは本当に吹けるのかどうか疑った。政治は、ある日教護院を脱走し楽器店からトランペットを盗もうとした。町でチンピラの山口と会い、山口は手助けするといった。だが、店員に発見され、追われた山口はその店員を刺し殺した。政治が脱走したという連絡を受けた警視庁少年補導課の多美子は、夕方、上野公園にいた政治を見つけ、保護した。多美子は帰宅すると、兄の省二が刺されたことを知った。山口が刺したのは多美子の兄だったのだ。多美子は教護院を訪れ、いじけた少年たちに明るい灯をともすため楽器を習わせることにした。恋人の伸二に話して協力を求めた。伸二は警視庁音楽隊の隊員だった。少年たちは大喜びだったが、政治だけは伸二のトランペット演奏を聞こうとしなかった。そして、ある日、少年たちからトランペットを奪い、椅子でぶちこわしてしまった。慰問団がやってきた。政治はひとり豚小屋で、豚のお産の世話をしていた。多美子はその姿にうたれ、いっしょになってワラを運んだ。政治は以前より明るくなった。近く行われる少年音楽大会でトランペットを吹くことになった。しかし、山口に刺されて死んだのが多美子の兄であることを知った政治は、再び脱走した。山口を見つけ、自首しようといって彼を驚かした。二人がもみあっているところへ、伸二たちが駈けつけ、山口を逮捕した。--やがて、少年音楽大会が開かれた。政治は力一杯トランペットを吹いた。

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