幽霊繁盛記
劇場公開日:1960年7月26日
解説
出雲直のオリジナル・シナリオを、「第三波止場の決闘」の佐伯幸三が監督したスリラー・コメディ。「噛みついた若旦那」の伊東英朗が撮影した。
1960年製作/94分/日本
原題または英題:Afraid to die
配給:東宝
劇場公開日:1960年7月26日
ストーリー
夕暮れの墓地、一人の男が首をつろうとしていた。葬儀屋の職人八五郎が通りかかり、男を引止めた。と八五郎の袖を誰かが引いた。人間の姿をした死神だった。寿命が来たのだから駄目だと言った。八五郎は医者杉田玄庵の所に駈けつけた。が、男は死んでいた。死神が笑った。--八五郎は以前、玄庵宅の玄関番をしていた。一人娘のおせつと恋仲になり、玄庵に追い出された。おせつが嫁に行くという噂が耳に入った。しかし、おせつは結婚の前夜八五郎の許へ逃げてきた。二人は心中しようとした。と、また死神が現われた。逆に元気づけられた。八五郎は死神と親しくなった。死神は寿命のきた人間の後をつけて歩くのが商売だった。死神がまだ命のある人間をまちがって判定してしまった。番茶を飲ませて生き返らせてくれと八五郎に頼んだ。番茶を飲ますと不思議に死人が生き返った。八五郎は名医にまつりあげられた。しかし、父の名誉が傷つけられたとおせつは悲しんだ。彼女は難産で命が危なくなった。死神は寿命だから諦めろと言った。死神が居眠りしている間に、八五郎は布団の位置を変えた。と同時に、赤ん坊は生れた。ペテンにかけたと死神は怒り、今度は八五郎に死の宣告をした。しかし、子供を抱きしめ、喜びに目を輝かしている八五郎を見た死神は、殺すに忍びずすごすごと帰った。親子三人に、幸福な日が訪れた。
スタッフ・キャスト
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八五郎フランキー堺
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おせつ香川京子
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杉田玄庵柳家金語楼
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死神有島一郎
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隠居森川信
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隠居の内儀長島丸子
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長六親方若宮大祐
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長六伊之吉石田茂樹
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心中の女小柳久子
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心中の男和田孝
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山城屋のお妙麻生鮎子
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お妙の父藤山竜一
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松吉丘寵児
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竹吉加藤寿八
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梅吉稲吉靖
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そば辰大村千吉
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産婆おくら東郷晴子
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趣後屋の内儀茜美椰子
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おかみさんA馬野都留子
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おかみさんB長谷川万里子
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おかみさんC前原博子
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お鉄の番頭沢村いき雄
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僧侶左卜全
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道具屋皆川一郎
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大店の小僧貞吉山崎猛
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大店の女中武知杜代子
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玄庵の書生亀山靖博
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粋な家の内儀小津香多江
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ある家の手代田中志幸
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武士坂内英二郎
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酒屋の手代酒井元令
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首吊りの男中原成男
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小僧酒井健三