水戸黄門漫遊記(1969)
劇場公開日:1969年11月1日
解説
「続社長えんま帖」の笠原良三が脚本を執筆し、「若者よ挑戦せよ」の千葉泰樹が監督した喜劇。撮影は「狙撃」の長谷川清。
1969年製作/81分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1969年11月1日
ストーリー
元禄九年、常陸の国の水戸黄門光圀公は、百姓隠居の光右衛門を名乗り、いやがる家臣の助三郎、格之丞を引連れて諸国行脚の旅に発った。だが、箱根の関所にさしかかる頃からペースが乱れて来た。たかという美女に出会ったからである。このたかから「裏街道の関所・御留峠の役人はユデ玉子が大好きで、それと引換えに往来手形を発行する」と聞き、三人は見事に汚職役人をやっつけた。だが、出発前の掟を破って“水戸黄門”を名乗ったため調子が狂ってしまった。お忍びで夜遊びをと三島に出た黄門は、代官に本陣へ案内されて大弱り。ご自慢の白ひげを落してその場を逃れる始末だった。やがて一行は遊女屋にくり込んだが、そこではのり屋の平兵衛が扮するニセ黄門様が歓待されていた。ツキに見放された黄門は島田のバクチ宿で胴ぐるみ一切をすり、川人足で金儲けを企んだものの登録証明がなくてそれもダメ。その時、救いの女神が現われた。たかが、三人の金と着物を盗んで来たのだ。三人はお礼にとたかを肩車に乗せて川を渡り始めたものの途中で石につまづいてドボン。お蔭で助さん格さんはたかのなまめかしい素肌を拝見できて大喜びだった。かくして大井川を越え、三河で、不老長寿精力増強の妙薬を手に入れた黄門は、尾張の若殿を逆臣黒川外記から救い、気楽な旅を続けていった。
スタッフ・キャスト
-
水戸黄門森繁久彌
-
佐々木助三郎宝田明
-
渥美格之丞高島忠夫
-
輝千代君中村勘三郎(18代目)
-
田川新左衛門中村是好
-
本庄嘉右門十朱久雄
-
女房東郷晴子
-
獅子典膳獅子てんや
-
緋々椀之肋瀬戸わんや
-
のり屋平兵衛三木のり平
-
ごまの蠅金太萩本欽一
-
ごまの蠅次郎平坂上二郎
-
久之市たか池内淳子
-
お万草笛光子
-
片岡お雪太夫沢井桂子
-
まむしの権造上田吉二郎
-
子分越後憲
-
黒川外記平田昭彦
-
大野弥太夫藤木悠
-
石田左門向井淳一郎
-
黒川の腹心伊藤実
-
茶店老婆赤木春恵
-
茶店おかみ矢野陽子
-
やり手婆浦辺粂子
-
亭主若宮大佑
-
とんび石井トミコ
-
からす高原とり子
-
あひる浦山珠実
-
役人A広瀬正一
-
役人B大前亘
-
つぼ振り宇留木康二
-
薬屋の亭主沢村いき雄
-
本陣の亭主佐田豊
-
初音塩沢とき
-
浜千鳥豊浦美子
-
雲雀中川梨絵
-
刺客A小川安三
-
刺客B岩本弘司
-
刺客C堺左千夫
-
ナレーター一竜斎貞鳳
-
娘役者A木村由貴子
-
娘役者B小林夕岐子