太陽の野郎ども
劇場公開日:1969年10月15日
解説
「夕陽の恋人」の井上梅次が脚本・監督を担当し、同作でコンビを組んだ丸山恵司が撮影を担当した。新人目黒祐樹がプロキャメラマンに扮するアクションもの。
1969年製作/90分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1969年10月15日
ストーリー
榊達也はプロカメラマン。ある日、三浦半島油壷の海でスキンダイビングを楽しむグループを水中撮影する最中、突然苦しみ出した一人の男をとらえた。その男タカシは間もなく息絶えたが、警察は遊泳中に酸素パイプがはずれたものと解し事故死として処理した。この事件があった夜、達也の撮影したフィルムが何者かによって狙われた。この一件により事件に疑問をいだいた達也は、早速写真を拡大、それから酸素パイプが切断されている跡を発見した。が、警察はその事実を入れず、好奇心の強い達也は、スキンダイビング・クラブ員のルミに近づき単身事件の究明に乗り出した。クラブ内には複雑な男女関係があり、ヨットの持主麻耶を恋人にするタカシに男たちは殺意をもっていたという。ルミの話から達也は、大町をマーク、やがて彼が麻薬運搬をしている現場をとらえた。警察は、達也の証拠写真を再認識、麻薬のアジトを急襲、ボス桜井を除く全員を逮捕した。一方、あらためて写真を見直した達也は、さらに泡の中にナイフを発見、その位置から自分が好意を寄せる麻耶を真犯人とにらんだ。やがて麻耶を連れて高飛びを企てる桜井と対決した達也は、逆に窮地に追いやられ、その場を麻耶に助けられた。しかし、愛しあう二人の再会も束の間、麻耶は達也と海中ランデブーの最中、自らの酸素ボンベをはずし、彼への未練をたちきった。