落語野郎 大馬鹿時代
劇場公開日:1966年11月20日
解説
「落語野郎 大脱線」でコンビの新井一と椿澄夫、それに吉松安五郎が加わり脚本を執筆、「落語野郎 大脱線」の杉江敏男が監督した「落語野郎シリーズ」第二作目。撮影は「てなもんや東海道」の鈴木斌。
1966年製作/91分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1966年11月20日
ストーリー
ここは団地ブームで賑わう東京郊外の新開地、富ケ岡である。今でこそ地元商店街の旦那衆たちは一人前に威張ってはいるものの、戦争中は山の中の寺で腹をへらし、歯みがき粉をなめあった集団疎開の仲間であった。今年はあれから二十年目ということで、同窓会を開くことになった。喫茶バー「純情」での準備会に集まったメンバーは、「純情」のマダムみどりを張り合う生臭坊主の庄助とマッサージ師の栄吉、自動車修理屋の歌造、スシ屋の鏡太、力も智恵も女房が上の馬吉、桃代の薬屋夫婦、婦人科医忠美、あの頃の泣きぐせが今もって直らぬ新二郎らの面々。ところが十数年来全く消息不明の男がいた。ちゃっかり屋でキザで生意気な談四郎である。その彼が新星土地株式会社を肩書きに、富ケ岡商店街の土地買収のため突如姿をあらわした。彼は東京進出を狙う大阪のスーパーマーケット王の依頼を受けた社長の命令でやってきたのだった。地主は新二郎の兄米吉であるが、実権を握っているのは老いてますます盛んなお姿ちゃん、要領のいい談四郎はお婆ちゃんにとり入って仮契約に成功。驚いた立ち退き予定地に住む同窓生たちは、立ち退き反対同盟を結成した。対抗する談四郎は新二郎と歌造の妹由子を使って大芝居を打ったが、助手のアルバイト学生凡太が庄助の妹みどりに説得され、談四郎の計画をバラしてしまった。その計画とは新二郎と由子を駈落ちさせ、歌造に二人の居所を教えるかわりに立ち退かせるというもの。さて同窓会となったが、恩師の松沢先生の姿が見えない。その時談四郎が皆に迷惑をかけた償いにと必死に探しあて、先生を連れて顔を出した。
スタッフ・キャスト
-
山田とめ古今亭今輔
-
山田米太郎桂米丸
-
山田新二郎牧伸二
-
立野談四郎立川談志
-
岩山馬吉金原亭馬の助
-
平山桃代笠置シヅ子
-
長坂庄助春風亭柳朝(5代目)
-
広沢歌造三遊亭歌奴
-
吉川栄之助柳家小せん
-
二宮忠美三笑亭夢楽
-
野口鏡太月の家円鏡
-
鹿島歌子潮千砂
-
鹿島照子津村愛子
-
鹿島花子八代由美
-
松沢先生牧野周一
-
東野凡太東京ぼん太
-
金一新山ノリロー
-
銀三新山トリロー
-
健太宮城けんじ
-
健次東けんじ
-
南田三波伸介
-
戸田戸塚睦夫
-
伊田伊東四朗
-
高田春風亭柳好
-
西本桂米朝
-
横田沢村いき雄
-
一平桂歌丸
-
由子酒井和歌子
-
艶子三浦布美子
-
みどり久保菜穂子
-
和子松本めぐみ
-
まき宮田芳子
-
たね塩沢とき
-
カヨ子豊浦美子
-
不二子大川ひろみ
-
郵便配達夫三遊亭歌一