幸せなら手をたたこう(1964)

劇場公開日:

解説

「制服の狼」の長谷川公之のオリジナル・シナリオを新人湯浅憲明が監督した歌謡ドラマ。撮影は「制服の狼」の宗川信夫。

1964年製作/86分/日本
配給:大映
劇場公開日:1964年12月19日

ストーリー

日比谷公園の噴水前。ある日銀座の街角に貼り出された挑戦状に応じて、若人が集ってきた。雑誌記者、カメラマンの見守る内、中原ゆき、弥助と長男の一郎、高木弘、林圭太、小川明それに、挑戦状を書いた佐々木正がトレパン姿で集って来た。皆、それぞれの思想を持ってやって来たのだが、レースは道路交通法に触れて、一週間延期となった。挑戦状に共鳴して、長男の一郎を連れて来た弥助のおごりで、その日は暮れたものの、このレースが終り次第田舎に帰省するつもりだったゆきは、圭太の母が主宰する派出婦会に入って働くことになった。そして一週間後、再度この若者達が住宅街の一角に集まったが、肝心の佐々木が急用のため欠席してレースは中止となった。一方佐々木の急用というのは、彼の第二工場建設地として払い下げが決定していた区の空地が、一転して入札により決めると通達を受けたのだ。この区議会の決定は議長である弘の父の力が与っていた。ちょうどその頃弘やゆきたちは空地を子供遊園地にと起ち上った。主婦達の支持を得た弘らは、佐々木と対決することになった。数日後、佐々木の家で働くゆきのもとへ、母和乃が訪れ、縁談をもちこんだ。あわてたゆきは佐々木を仮りの恋人に仕立てたが、これを見たクリーニング屋の明が、仲間に通報したため、弘をはじめ他の連中も一斉に佐々木を非難した。だが誤解と判った時皆はホッとしたが、佐々木はその瞬間からゆきを結婚の対象として見るようになった。黒星を続けた若者たちは、児童遊園地造りに邁進した。徹夜で強引に公園を造ろうとする弘たちに、佐々木は飛びこんで来たが、遂に話合いはつかず、弘と佐々木は決闘となった。この間遊園地の噴水造りに精を出した他の仲間のおかげで、夜の白む頃、水は噴き出し完成した。今は和解した佐々木のかけ声のもと、マラソンは開始された。

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